社長が訊く
IWATA ASKS

社長が訊く『ニンテンドー3DS』ソフトメーカークリエーター 篇

はじめに

岩田

みなさん、こんにちは。任天堂の岩田です。

今回、ニンテンドー3DSの発売にあたり、
3DSで魅力的なソフトをつくっておられるソフトメーカーさんで
それぞれのタイトルのものづくりの中心となっておられる
クリエーターの方々にお話を訊く企画を始めることにしました。

ゲームソフトは、人間がつくっていますから、
それをつくった人の経験や想いが、
自然と反映されるものだと、わたしは感じています。

それぞれのタイトルをつくられたのが、
どんな経験をされてこられた方で、
どのような想いを持たれて、3DSのタイトルをつくられたのか、
かつて「ゲームソフトづくり」を担当していたわたしは
個人的にも強い興味がありましたし、
みなさんに、そのソフトが生まれた背景をお知らせすることで、
それぞれのタイトルの魅力を、
新たな切り口でお伝えできるのではないかと考えました。

多くのみなさんに短期間で取材をさせていただくことを実現するには、
スケジュール上、かなりの無理がありましたが、
わたしが東京や大阪へ出張した機会に、
まとまった時間をとってホテル等の会議室を借り、
そこに、みなさんに順番にご足労いただく形で
取材をさせていただけないだろうかということを、
任天堂の業務部(※)を通じて、
クリエーターの方々に打診してもらったところ、
ちょうど、みなさんがソフトの仕上げなどで
大変忙しい時期にぶつかってしまったにもかかわらず、
みなさんに快くご協力いただくことができました。

みなさんに快くご協力いただけたことに対して
この場を借りて御礼を申し上げたいと思いますし、
同時に、わたしが知りたかったことを
いろいろお訊きすることができたという手応えも感じています。

これからしばらくの間、
この企画をシリーズとして公開していきますので、
よろしくお願いします。

任天堂の業務部=ソフトメーカーの窓口となる部門。