ご覧いただいたように、横方向がスピード、縦方向がピッチで、自由にコントロールできるようになっています。


このピッチとスピードを自由にコントロールできる機能は、実用的な面から見ても、オーディオプレーヤーの利用シーンをいろいろ拡大できます。 ポッドキャストを好みの速度で早回し再生して時間を節約して聞くこともできますし、タッチペンを使ったリピート再生と組み合わせると、音楽の耳コピーをして楽器を弾く練習や、語学の学習に使うことなどにも活用できます。

また、ニンテンドーDSiには、マイクがついていますので、それで楽しめるような新たな機能も用意しました。音を触って遊ぶ道具としても、そして、宴会での一発芸にも活用できると思います。

このほかにも、音声の特殊再生機能や、逆再生機能、センターに定位したボーカルを消すカラオケ機能など、音で楽しむいろいろな機能が満載です。

これら、カメラ機能やオーディオプレーヤー機能での利用を想定して、SDメモリーカードを使えるようにしました。
先ほどのニンテンドーDSiサウンドは、サウンドデータをAACフォーマットでSDメモリーカードに入れていただくことで使っていただけますし、ニンテンドーDSiカメラでSDメモリーカードに写真を記録すれば、それをWiiの写真チャンネルでご覧いただくこともできます。

さきほど、携帯型ゲーム機の究極の普及の姿として、「一人1台」を目指していく、ということを申し上げました。
自分専用のDS、いわば「マイDS」になるために、ニンテンドーDSiでは、Wiiと同じように本体保存メモリを搭載しており、そこにソフトを格納して、メニューから選んで起動できます。

先ほどお話しした、「DSiカメラ」や「DSiサウンド」は、この本体保存メモリに最初から搭載されて出荷されます。そして、自分専用のDSにするために、「DSiショップ」を通じて、本体保存メモリに新しいソフトをダウンロードして組み込むことができます。

ダウンロードしたソフトは、今、この画面の空き箱で示されているところに格納されていきます。
この仕組みは、Wiiにおけるショッピングチャンネルと同様の仕組みと考えていただくと、理解していただきやすいと思います。このような機能を実現することで、それぞれのニンテンドーDSiをお持ちの方が、毎日楽しむソフトを本体に内蔵して自分専用に強化して持ち歩くことができるようになるほか、ソフトメーカーのみなさまにとっては、ソフトウェアのダウンロード配信による新たなビジネスチャンスが生まれることになります。

Wiiにおいて、有料でダウンロードするソフトを決済するための手段を提供するため、これまで、「Wiiポイントプリペイドカード」という名称で、プリペイドカードを販売してきましたが、今後、WiiでもニンテンドーDSiでも使えるようにするため、「ニンテンドーポイントプリペイドカード」に改称いたします。
また、現在コンビニエンスストアや携帯電話で購入いただける「Wiiポイントプリペイド番号」も、同様に「ニンテンドーポイントプリペイド番号」に改称いたします。