それでは、これら年内に展開されるソフトのほか、年明け以降のタイトルも含めた、DSラインナップの映像をご覧ください。


映像の途中でDSiのムービーが頻繁に出てきましたが、これらのタイトルはすべてどのモデルでのDSでもお楽しみいただけますので、ご安心ください。

続いて、DSとWiiを直接つないだり、インターネット経由でつないで協力プレイが楽しめるように、DSとWiiの連動という新たな試みにチャレンジしているタイトルをご紹介します。映像をご覧ください。

あとひとつ、重要なタイトルがあります。携帯ゲーム機で初めてのドラゴンクエストのナンバリングタイトル、待望のシリーズ9作目がいよいよ登場します。

ここまで、DSについてお話ししてきましたが、これからはWiiのこれからの展開についてお話ししたいと思います。

Wiiが発売されたのは、ニンテンドーDSのちょうど2年後でしたから、Wiiが発売されてから、今日で1年とちょうど10ヶ月が経過したことになります。

昨年のカンファレンスでお見せした、昨年7月の普及台数が約300万台の時に調査したときのこのようなユーザー構成は、最新の調査では、

ご覧のように変化して、このようなプロポーションになりました。
順調に普及が進み、全年齢層において、お客様の厚みが出てきているのがおわかりいただけると思います。

しかし、Wiiについては、まだまだ課題が多いと認識しています。

ひとつは、Wiiチャンネルのサービスのラインナップが拡大し、また、バーチャルコンソールやWiiウェアなどのラインナップが充実する中で、

これらのソフトを格納するための、本体保存メモリが不足しているというお客様からの要望への対応です。

最近、SDメモリーカードは非常に安価になりましたが、本体保存メモリ不足時のSDメモリーカードの使い勝手の現状には、課題があると認識しています。任天堂では、お客様からの声をお聞かせいただきながら、本体のセキュリティを犠牲にすることなく、かつお客様の利便性を向上させる最も良い方法は何か、ということを、この間、研究してきました。 この問題への対応には今しばらく時間をいただかかなければなりませんが、方向性は決まりましたので、今日、みなさんにご報告しておきたいと思います。

私たちの検討の結果、ショッピングチャンネルで、本体保存メモリに空きが不足しているときは、SDメモリーカード上に直接、チャンネル、バーチャルコンソール、WiiウェアなどのWiiソフトをダウンロード購入できるようにすること、そしてSDメモリーカード上のチャンネルなどのWiiソフトを、簡便な操作で本体保存メモリにコピーして実行することを1回の操作で行えるようにすること、この2つの点で対応することで、この問題に対処する方針を固めました。このような仕組みを実現するシステムのアップデートは、システムのかなり大がかりな変更になり、多面的かつ徹底した検証が必要になりますので、「対応が遅い!」と感じられる方も多いと思いますが、お客様にご提供できる時期は来年の春となる見込みです。重要課題として少しでも早くご提供できるよう、開発を急いでいくつもりですので、ご理解をお願いしたいと思います。

もうひとつは、ネット接続率のことです。Wiiは、インターネットに接続していただくことで、その「毎日が新しい」という真価を発揮するマシンです。ネット接続率を向上させるため、昨年の任天堂カンファレンスで発表し、 NTT東日本さん、NTT西日本さんと共同で展開している、Wiiのインターネット接続推進サービス「簡単!便利!Wiiおまかせパック」は、2007年11月29日のサービス開始以降、順調に活用していただいています。NTTさんからお聞きしたところによると、サービスを利用される方の約35%が、パソコンをご家庭で利用されておられないお客様ということです。インターネットを利用されておられなかったお客様に対して、Wiiを通じてインターネットの浸透が進んでいることに関して、当初より掲げていた「家族とテレビとインターネットの新しい関係」が実現しつつあることに、手ごたえを感じています。一般的には、ハードを初期に買われるお客様の方が、ゲーム機に関する情報をより能動的に収集される傾向がありますし、インターネットに対する馴染みも深い方が多いので、もし我々が何もしなければ、ネット接続率は、ハードの普及と共に下がっていってしまうと思いますが、逆に徐々にネット接続率は向上してきています。しかし、現状が十分な水準であるとは考えていません。

最初のハードルは、そもそもWiiをインターネットにつなぐと何ができるのか、どういういいことがあるのか、ということが、まだお客様に十分には伝わっていないという事実です。ゲームを楽しまれるお客様の層が劇的に拡大している中で、私たちの努力が、必ずしも十分な水準に到達していないということだと考えなければなりません。
これは30秒のテレビコマーシャルでは伝えきれませんし、またそういう方々にインターネットで調べていただくということも期待できません。そこで、私たちは、3分半ほどのムービーを用意して、この秋から製造するWiiに初期状態からチャンネルとして組み込むことにしました。こうすれば、多くのお客様に、一度は見ていただけるのではないかと考えたからです。

内容は、Wiiチャンネルの紹介、Wiiウェアの紹介、バーチャルコンソールの紹介、そして、ニンテンドーWi-Fiコネクションの紹介です。まずは、Wiiをインターネットにつなぐと何ができるのか、ということを、少しでも多くのお客様にお伝えしていただく努力を徹底してまいります。

もうひとつのハードルは、Wiiをインターネットに接続するために、どの機材を買ったらいいのかよく解らないという問題です。
そこで、そういうお客様へオススメするために「ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタ」を用意することにしました。9月からニンテンドーホームページで直販をさせていただいていますが、10月中旬以降、一部店頭でもお買い求めいただけるようになる予定です。簡単接続を実現するAOSSによって、ボタンひとつでDSやWiiと最適なセキュリティで接続できます。