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    本日は、お忙しい中、多数のみなさまにニンテンドーカンファレンスにご来場いただき、ありがとうございます。
    社長の岩田でございます。

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    今日はまず最初に、先々週の土曜日に発売されたばかりの、この2つのソフトの話からさせていただこうと思います。
    『ポケットモンスター』シリーズの最新作、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』は、先々週の土曜日、9月18日に発売されました。
    発売前より、予約が大変好調と伝えられておりましたが、メディアクリエイトさんによると、予約本数はDSソフト史上最多の188万本に達していたそうです。

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    そして、発売された『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』は、これまでの『ポケットモンスター』シリーズの中で過去最高の初動となりました。それだけではなく、2タイトル合計で、DSソフト最大の初週販売数となり、過去のデータを全て調べてみても、日本のゲームソフトの歴史上最大の初週売上となる、255万本を記録しました。
    ニンテンドーDSが2004年12月に発売されてから、これまでに、国内の累計販売台数は3,000万台を超え、日本のゲームの歴史の中で圧倒的に普及したプラットフォームになりました。今回のような過去最高の初週販売数を記録できた背景には、プラットフォームの普及台数が最大化した時点で、『ポケットモンスター』の完全新作が発売できたということがあります。

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    これは、今から4年前、2006年9月に発売された『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』を、クラブニンテンドーに登録されたお客様の、年齢や性別による偏りを表すレーダーチャートです。
    ご覧のように、男女とも、小学生以下の世代が非常に強く、それ以上の世代では急速にお客様の割合が減少することから、「ポケモンといえば、小学生を中心に遊ばれているゲーム」という固定観念をお持ちの方も多いようです。
    しかし、『ポケットモンスター』のゲームを遊ばれるお客様の年齢層は広がりを見せつつあります。

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    こちらは、昨年9月に発売された『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』の年齢と性別の構成です。
    昨年の10月の経営方針説明会でもご説明しましたが、ゲームボーイカラー時代の『ポケットモンスター 金・銀』から10年の時を経て、小学生世代だけでなく、かつてポケモンを一度卒業していたと思われる、高校生、あるいは19〜24歳のお客様にも、男性・女性とも多くの方に遊んでいただけるようになってきました。

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    そしてこれが、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』の年齢と性別の構成です。
    昨年の流れを引き継ぎ、ポケモン卒業世代の回帰現象は、ご覧のように更なる拡大を見せております。今回の記録的な初週販売数は、まさに、これらの流れにより生み出されたものであると言えますし、みなさんも実感されている通り、DSを遊んでいる人を公共交通機関やパブリックスペースなど、戸外で見かけることも多くなりました。

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    今作には、ワイヤレス通信機能を活用した、様々な仕掛けが盛り込まれていますので、これから、年末に向けて更なる拡販ができるものと期待しております。

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    さて、今から25年前の1985年9月13日、ファミリーコンピュータ向けに、ひとつのソフトが、特別な前評判もなく、発売されました。

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    初代の『スーパーマリオブラザーズ』です。
    このソフトが発売されて、今年の9月13日で、ちょうど25年となりました。四半世紀を超えて、世界中のお客様にご愛顧いただいていることに対して、そして、業界のみなさまにマリオを支えていただいたことに対して、この場で改めて御礼申し上げます。
    娯楽の世界で、特定の商品が一時的なブームになることは決して珍しくはありませんが、四半世紀を超えてご愛顧いただき続けているということは、かなり特殊なことだと思います。このような背景から、

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    任天堂は、「スーパーマリオ25周年」を記念して、キャンペーンを展開させていただくことになりました。本日は、スーパーマリオ25周年にちなんだ商品についてお話しさせていただきます。

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