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2009年10月30日(金)経営方針説明会/第2四半期(中間)決算説明会
任天堂株式会社 社長 岩田聡 講演内容全文
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これまでのニンテンドーDSiは、1人1台を目指す個人用としてどこにでも持ち歩いていただくことを提案するものだとしていましたが、このDSi LLは、サイズが大きくなりましたし、重さも100gほど重くなりますので、持ち運びには若干不便にはなりますが、その替わりに、常にリビングのテーブルの上に置いておく、一家に1台、家族で共用されるDSとして受け入れていただくことを目指していきたいと考えております。


DSi LLには、DSiウェアとして既に発売されている「ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング」のソフト、文系編・理系編の2種類や、手書きで読めない漢字を書くと認識してくれる明鏡国語楽引辞典が内蔵されているなど、新しい機能も搭載しています。


内蔵されている脳トレソフトは、社会現象を起こした脳トレに新トレーニングを加えて再構成したもので、


非常に幅広く多くの方にお楽しみいただけると思いますし、


明鏡国語楽引辞典は、リビングテーブルに1台置いておく、家族共用のDSとして、便利に活用いただけるものになると思います。


発売日は、11月21日。価格は税込みで20,000円を予定しています。
このプロダクトの投入で、DSシリーズのさらなる普及を目指していきます。


最後に、昨日発表した、今期通期の業績予想の見直しについてお話ししたいと思います。


まず、下期および期末のドル円の想定為替レートを円高方向に変更しました。


主要ハード・ソフトの通期の販売予想数についても見直しをいたしました。DSのハードにつきましては見通しを据え置いていますが、ソフトは1億8,000万本から1億5,000万本に、Wiiのハードにつきましては、2,600万台から2,000万台に、ソフトは2億2,000万本から1億8,000万本に予想を変更しています。DSのソフト、Wiiのハード・ソフトの予想販売数を下げた理由は、Wiiハードの値下げを行い、有力ソフトとともに年末商戦に向けてさらなる拡販を目指していますが、中間期までの販売数が期初の想定をかなり下回ったことをふまえ、ソフトメーカーさんからのソフト発注の見通しなども勘案した結果です。


これに基づきまして、当期の業績予想は、売上高1兆5,000億円、営業利益と経常利益は3,700億円、当期純利益は2,300億円を見込んでいます。期末の予想配当金は1株あたり690円、年間では960円を見込んでいます。


ご清聴、ありがとうございました。



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