Wii U スーパーマリオメーカー

更新日:2015.11.20

スーパーマリオメーカーコース作成講座 ましことヤマムラ

第四話

前回までのあらすじ

第三話をみる

『スーパーマリオメーカー』のコースづくりのテクニックを鳩のヤマムラから教わることになったましこ。前回出された「特徴のあるコースをつくる」という宿題をこなしてきたようです。一体どんなコースを作ってきたのでしょうか?

宿題

特徴のあるコースをつくろう 今回は上下にスクロールしてもOK ただし、第一話のましこのコースのように使うパーツの種類が多くなりすぎないよう気をつけて!

ましこ
『スーパーマリオメーカー』のあそびかたなどを説明してくれるやさしいお姉さん。コースづくりの極意を学ぶため、ヤマムラのもとで修行中。 あそびかた
ヤマムラ
鳩。完全に鳩。しかし『スーパーマリオメーカー』のコースづくりの名人でもある。枝豆とからあげが大好物。

ヤマムラさん!宿題やってきたので見てください。

ポッポポポー!(よしきた!前回のコースじゃ悪くなかったから、あんまり直しがいがなかったんだけど、今回はどんなコースかな?)

今回ましこが作ったコース

ましこが作ったコースを実際にプレイできるよ

[コースID] 87ED-0000-000D-E2B7

ポッポポ。(今回は特徴のあるコースというテーマだけど、このコースの特徴はなんだい?)

いろいろな敵やパーツを使っていることが特徴ですね。このところ基本的なパーツばかり使ってきたので。イチオシは雲の中にテレサをおいたところですね。白色同士で保護色になって、テレサがいることに気づかずびっくり!というのをねらってみました。あとヨッシーですね!かわいいので使ってみましこ。

ポポポポッ。(なるほどね。それじゃ、いつものように気になったところを手直し……といきたいところだが、今回はイチから新しくコースをつくってみたぞ。)

えっ、私のコース、ダメダメだったってことですか?

ポポ。(「特徴のあるコース」という意味では、ダメだね。)

えーっ!

ポッポポポ。(ましこは「いろいろな敵やパーツをつかっていることが特徴」というけれど、実はそれが全然特徴になっていない。種類だけたくさんあって、どのパーツも1~2回しか登場していないから、「○○が特徴的だったな~」とか感想が言えない。いうなれば、具のないおにぎり、イチゴのないショートケーキ、からあげのない人生…つまり、なんの印象も残らないことが特徴だな。使うパーツの種類はもう少し絞らないとダメだね。)

ううっ!!印象も残らないことが特徴……ですか。

ポポ、ポポポポポ。(でも、全部がダメというわけじゃなくて、面白いとおもったところもあるんだ。(1)パタブロックの中にスーパーキノコを入れている。(2)リフトを配置して、空中の移動に使っている。(3)雲の中にテレサが隠れている。)

イチオシだったテレサが面白いといってもらえて、嬉しいです。

ポッポポ。(実際、ましこが「保護色」って言っていたのは衝撃的だったね!長年コースを作っているオレからすると、テレサっていうのは「お化け屋敷ステージ」で使う敵なので、地上コースで雲と組みあわせてつかうという発想がなかったんだ。それで、これをキッカケにしてコースを作ってみることにした。……それがこのコース。)

今回ヤマムラが作ったコース

  • [1-a] スーパーキノコをいれたパタブロックをここに。
  • [1-b][1-c] パタブロック・パタコインは空の上が似合うので、ここに配置してみたぞ。
  • [2-a] 上空へあがるためのリフト。
  • [2-b] 前後の雲の床を渡るためのリフト。
  • [2-c] 地面に戻るためのリフト。
  • こんな感じで、リフトはただ設置するのではなく、プレイヤーにどうコースを移動してほしいか?ということを考えて設置するといいぞ!
  • [3-a] 雲の床地帯。ここはテレサなしにした。
  • [3-b] こっちはテレサが隠れている雲の塊を置いた。3-aより左側…つまりゴールとは反対方向の「寄り道」の場所においてみた。
  • [3-c] コース後半の雲地帯。ここは3-bのように寄り道ではなく、ゴールへ向かうルート上にテレサを紛れ込ませた。

ヤマムラが作ったコースを実際にプレイできるよ

[コースID] 6E49-0000-000D-E2B8

かなり雲を使いましたね…というか、私のコースが跡形もないんですが、コレ…

ポッ。(だって、ましこのコース特徴がなかったからね。)

ぐぅ…

ポッポポポポポポッ!(そんな落ち込むな!雲の中のテレサは本当によかったぞ。でもちょっと置きかたは工夫させてもらった。)

どんな工夫ですか?

ポッポポ、ポーポポポポッ。(今回もプレイヤーの立場になって考えよう。雲とテレサの見分けがつきにくいよな?もしマリオが走ってきたり、飛び込んできたりする場所に配置すると……?)

出会い頭にぶつかって、一体何が起こったのかわからないままミスになってしまう……ということですか?

ポッポポポポ!(その通り!ましこ、わかってきたね~!)

エヘヘ 前触れのない不意打ちは面白くないって第一話でやりましたね。第一話

ポポ、ポッポポポ。(だから今回はそれを防ぐための工夫をした。[3-b]のテレサはゴールとは反対側の「寄り道」の場所に置いたので、普通に進んでいれば、テレサはマリオの後ろから近づいてくるはずだ。)

じゃあ[2-b]のリフトのところに置くのはどうしてですか?

ポポポポポ。(このリフトに乗っているときは、右の雲に飛び移るタイミングを見計らうために、マリオが立ち止まっている可能性が高いから、テレサに気がつく時間が十分にあると思ったんだ。)

なるほど。

ポッ、ポポポポポポポ。(あと、[3-c]にいるテレサは、さすがにここまで来るとテレサがいるかどうか注意するだろうから、堂々とテレサを置いてみた。)

おお、よく考えられているんですねぇ。

ポポポポポッポ。(そこまでしてテレサを使おうと思ったのは、やっぱり最初にこれでいこう!って決めたから。自分で自分に制限をかけたわけだね。その制限の中で、どうすればプレイヤーにできる限り見分けやすいように遊んでもらえるか?って考えたんだ。)

自分に課したルールを守るのはすばらしいです。わたし、自分に甘くてすぐにダイエットとか挫折しちゃうタイプなんで、尊敬しましこ。

ポ、ポーッポポッ。(あとパーツの置き方だけど、ましこのように各パーツを1~2個ずつ全体にバラバラに配置すると散漫に見えて、印象に残りづらい。・リフトは地上と雲、雲と雲の間の移動する役割として使う、・パタブロック・パタコインは空のイメージに合うから空の高い場所で使う、・敵は雲から落ちてほしくないから、・端で折り返す性能をもつあかノコノコで…という感じで、役割やイメージ、性能を考えてパーツを配置していくといい感じになるぞ。)

役割・イメージ・性能ですね…わかりましこ!

ん?

あああああ!!!

ポッ!?(どっ、どうした!?)

ビクッ

ヤマムラさんのコースにヨッシーが…ヨッシーがいなくなっているゥゥ!!

ポッ…ポ、ポ。ポポ。(えっ…あ、うん。外した。)

なんでそんなことしたんですか!!

ポポポ、ポポポ?(これもさっきの「役割・イメージ・性能」の話につながるけど、ヨッシーの最大の特徴はなんだと思う?)

かわいいことですね

ポポ。(いや、敵を食べれることだね)

そこがまたかわいいじゃないですか!

(もうめんどくさいから無視しよう…)ポッポポ、ポポポポポ。(今回はテレサをメインで使うことに決めたけど、ヨッシーはテレサを食べられないんだ。ヨッシーの「敵を食べる」という性能を活かすことができないから外れてもらうことにした。)

食べる性能ですか。たとえばわたしの元のコースだと、ファイアパックンを食べて、炎を吐くようなヨッシーの使いかただといいかもしれないですね。

ポーポー。(そうそう、ヨッシーの性能を活かせば面白くなりそうなポイントはあるから、それを軸にしてコースを作ってみるのがいいんじゃないかな?)

じゃあ、次の宿題はヨッシーのかわいさ爆発のコースを作ろう!ですね!!わかります。

ポポポポポポポポ!!(いやいやいやいや) ……ポポポポポッポ。(かわいさ爆発はちょっとちがうけど、じゃあヨッシーにチャレンジしてみる?)

やったー!

宿題

ヨッシーを使ったコース

了解です。がんばりましこ!はぁ~でも今回はショックです。

ポーポポ、ポポ?(コースが原型をとどめないほど変わったから?でもさっきも言ったように、いいところもあったって!)

どうして…

?

どうしてヨッシーはテレサを食べることができないんですか……。

ポ!?(えーっ、そっちー!?) …ポ、ポポッポ。(…まぁ、テレサはお化けを元にしたキャラで、お化けは通り抜けるから、それで…)

…ヤマムラはからあげ食べるのに?

ポ?(え?)