| 近藤 ディスクシステムはディスクの中に音源が1音増えたんです。新音源とよばれているものですね。 |
| −−音楽的には、世界が広がりましたか。 |
| 近藤 はい。いままで難しかったビブラートがかけられるようになって、ファミコンのチープな音だけではなくて、楽器に近い音色が使えるようになったんです。 |
| −−ディスクシステムの第一弾が『ゼルダの伝説』ですよね。 |
| 近藤 ええ。ゼルダでは新音源を曲に使うんじゃなくて、効果音を派手にするために使おうと思いました。 |
| −−たとえばどんな場面ですか? |
| 近藤 剣を出したらビュンっていう音が出ますよね? あれなどはファミコンの音では出せないんですよ。あとは、敵の怪獣が出たときの音ですとか。そういうのは、いままでになかったような派手な音で表現しました。 |
| −−ゼルダは宮本さんからの要求はありましたか。 |
近藤 ワープのときの笛の音をたくさん作りました。あれにはこだわっていましたね。「ただきれいに流れるだけではいけない。不思議な感じをもっと出してほしい」と、言われました。 |
| −−それは何十個も作ったんですか? |
| 近藤 ええ。それはなかなか難しかった覚えがあります。 |
担当:近藤浩治(791KB) |