









ワリオランドシリーズの延長線上のゲームということですが、ワリオランドらしさはどういう部分で表現されましたか。
第一に、豪快アクション。いかに派手というか、豪快そうな部分をゲーム内容に出していくか、というのが気を付けたポイントですね。そのためにシェイクで画面を揺らす、というのを入れた経緯もありますし。
ワリオは欲しいものに一途なだけなんですね。悪いことをしようとか、そういうことは考えてないんですよ。行動を起こした結果、それが悪いことになったりいいことになったりするだけで。ちょっと厄介ですけどね。
僕は、一連のシリーズを触った後に、ワリオって結構男前だなっていうイメージがあって。かっこ悪いのが一周回って、逆にこの人めちゃめちゃカッコイイなと思って。ソフトによっては、オナラしたりする下品なキャラクターのときもあるんですけど、そういうところは出したくなくて、なるべくマッチョな方のワリオの男らしさ、たくましさを出そうとしました。アニメーターさんに発注するときも「男前な部分を極端に強調してほしい」なんていうことをお願いしながら、アニメーションを一個ずつ組み立てていったというのがあります。
男前ですか。

男前ですね。一晩一緒に飲みたいです…会話にならないと思いますけど(笑)。うちの会社の女性デザイナーも、最初は「なんで鼻がピンクなの?」とかって文句言ってたんですが、最後には、自分のパソコンの壁紙にワリオを使ってるんです。「素敵」とか言って(笑)。
そのワリオをそそのかすシロップは、どういう経緯で登場したのでしょうか?
『スーパーマリオランド3 ワリオランド』というゲームボーイのソフトがあったんですけれども、それの最後に出てくるボスを操る人が、「キャプテン・シロップ」なんですね。それからもうずーっと忘れられた存在になっていたんですが、そろそろ復活させても良いだろうということで。美人で魅力的で、ちょっとずるがしこいところがあってというイメージですね。
BGMもワリオらしさを意識されたのでしょうか?

最初にGBA版のワリオをやって、他のワリオシリーズの曲も聴いてみたんですが。任天堂のアクションゲームの音楽とは全然違う感じで、可愛い女の子の歌とかが流れるステージがあったり、そこで敵に色々襲われたり(笑)。
シュールですね。
シュールなんですよ。だから、ちょっと王道から外したものにしようかなと。もちろん、普通のアクションゲーム的な音楽もあるんですが、全体としては普通とは違う感じの曲が多いかなという。
デバッグチームからも音楽がいいねという意見が多くありました。人によってどの曲が好きかというのはバラバラなんですけど。
各ステージ、それぞれ決められたミッションがあるんですけど、これを全てクリアすると、そのステージの音楽がオーディオルームで聴けるというのを、やりこみ要素で入れました。冨田からは「サントラが出せなくなる」と反対されたんですけど(笑)。

お気に入りのBGMはなんでしょう?
『マグマンジャ火山』の曲ですね。最初にワリオをイメージして作った曲で、ちょっと暑苦しい男の曲なんですが、その熱さから火山ステージの曲になりました。
(編註:マグマンジャ火山のBGMはゲーム紹介ムービーの冒頭でも使われています)