写真チャンネルの開発スタッフに制作にまつわる話を語ってもらいました。

※インタビュー内容は掲載日(2007年3月9日)時点のものです。

はじめに

 

環境制作部の河本です。「写真チャンネル」の開発では、「お天気チャンネル」と「ニュースチャンネル」と同様、全体のとりまとめ役を担当しました。

 
 

環境制作部の伊藤です。プログラム全般を担当しました。

 
 

環境制作部の松下です。画面全体のデザインを担当しました。

 
 

環境制作部の境野です。社内の他の開発チームとの情報共有や、任天堂海外子会社との連携などを担当しました。

 

パソコンに負けないものを

 

Wiiリモコンを操作している人の隣で、一緒に見ている方も楽しんでいただけるものを、ということで考えたもののひとつが、「写真チャンネル」でした。

 
 

せっかくWiiはSDカードを挿すスロットが前面にあるわけですし、デジカメの写真をテレビで見るのはどうだろうかと思ったんです。
※SDカード:デジタルカメラや携帯電話で広く使われている記憶媒体

 
 

開発当初は、自分だったらこういうものを作ろう、という思いをそのままデモ版として作ってみたんです。デモ版は、写真がずらっと表示されて、並べ替えができて、スライドショーやモザイク加工ができる、というものでした。岩田さんに「写真チャンネル」のソフト概要を説明するプレゼンの機会があったのですが、その際は開発者の写真をセピア調に加工したものを、中島みゆきさんの『地上の星』のメロディーに乗せてプロジェクトX風にプレゼンしました。写真にモザイクをかけたデモは、結構ウケました。

 
 

写真を並べ替える時のあの独特の動きも、開発の早い段階からありましたね。

 
 

→あのワラワラという動きは、「写真チャンネル」で考えたんです。それを、「ニュースチャンネル」の文字の動きにも応用しました。

 
 

今回、伊藤さんが、写真の表示や拡大縮小といった動作の反応速度、つまりレスポンスの速さに、かなりこだわってくれました。写真がパッパッと変わるスピード感は、今まであまり見たことのないものに仕上がりました。

 
 

パソコンでデジカメの写真を見るソフトはいろいろあるのですが、ボタンを押してすぐ反応してくれるソフトってあんまりないんです。ですから、まずはパソコンの写真ソフトに勝るものを作ろうと、そして河本さんのデモ版もレスポンスが軽快でしたので、正式版ではそれにも負けないものを作ろうと思いました。

 
 

デモ版はいろいろなところを省略して作れるので高速なんですよ。だけど、実際の商品開発になるといろいろ制約が多いので、プログラムは相当大変だったと思います。

 
 

でもWiiのマシンパワーにだいぶ助けられました。このレスポンスの速さは、パソコンと違い、一つのソフトにマシンパワーのすべてを使えるゲーム機だからできたんです。

 
 

あとは、ものすごい枚数の絵を表示できるグラフィックプロセッサーの存在が大きかった。ゲーム機そのものが写真をたくさん表示するという機能に向いていたんですね。

 
 

SDカードを読み込むときに、一瞬で認識して一瞬で画面に展開するとか、高性能なパソコンに負けないレスポンスが実現できたと思います。そもそも横で見ている方にも楽しんでもらいたい、というところからスタートしたチャンネルですから、ただ見ている人もストレスを感じないくらい、レスポンスがよくて気持ちいいものを目指しました。

 

Wiiリモコンだからできたこと

 

Wiiリモコンのポイント機能を使ったチャンネルは、実はこの「写真チャンネル」が一番最初だったんです。「Wiiリモコンはこう使うんだ」「カーソルはこう使うんだ」「メニューボタンはこう出すべきなんだ」といったことが、何にも決まっていなくて、開発時は手探り状態でした。

 
 

日々開発スタッフで議論を繰り返して・・・。本当に生みの苦しみを味わいました(笑)。でもつくってみると、思った以上に「写真チャンネル」の操作とWiiリモコンは相性がよかったんです。

 
 

Wiiリモコンの前後の動きやねじりを利用したWiiリモコンならではの機能を盛り込みました。

 
 

→サングラスのスタンプがいい例だと思います。人物の写真を撮ると、顔がまっすぐ写っていない場合もありますよね?となると、顔に合わせてサングラスのスタンプも傾けたいし、大きさも変えたい。これはWiiリモコンで傾きや大きさが簡単に操作できなかったら、盛り込まなかった機能でしょうね。

 
 

実際、パソコンで同じことをしようとすると、位置を決めて、拡大縮小して、回転させて・・・と、かなり複雑な操作になります。画面をカーソルが動き回るという点では似ていますが、パソコンのマウスとWiiリモコンはだいぶ異なる操作感になったと思います。直感性が違うというか。

 
 

→一度に複数のWiiリモコンを使ってみんなで操作できることも、パソコンとの大きな違いですね。みんなで遊べる機能は早い段階からありました。落書きをみんなでやるとおもしろかったので入れることにしたんです(笑)。

 
 

隣で見ている人が、「俺も俺も」もみたいな感じで参加してくる。みんながよってたかって落書きしたり、一緒にパズルを解いたりするのが楽しいんですよ。

 
 

楽しいんですが…正直なところ、プログラム的にはやっかいことが沢山ありました(笑)。動作チェックの段階で「複数のWiiリモコンを持って、同時にボタンを押すと変な動作が起こります」という報告が沢山来て大変でした。もちろんすべて解消されてます。

 

は試行錯誤

 

写真が主役のチャンネルなので、とにかくテレビ画面いっぱいに写真を表示したかったんです。だから、ボタンの見せ方も気をつかいました。目立ちすぎないけれど、わかりやすいものを目指しました。

 
 

デザインに取りかかった開発当初は「こんなに広い画面が自由に使えるんだ!」って喜んでいたんです。でも、写真は大きくしたいけど、ボタンもわかるようにしたい。じゃあボタンを画面の隅っこに並べてみようか、と配置していたら、「いや、そこはだめなんだ」と河本さんから指摘があって。

 
 

実は、テレビって画面ギリギリに情報を出すと、テレビの機種によっては、画面の端っこのものが映らないことがあるんです。私もニンテンドーDSなどの携帯ゲーム機のソフトの開発しか経験していなかったので、そういう事情をまったく知りませんでした。これには結構びっくりしましたよね。

 
 

据置型(テレビ向け)の開発経験があったのは、私だけでしたからね。どんなテレビでも表示できる範囲を「安全フレーム」と言うんですけど、据置型テレビゲームを作る際には、この「安全フレーム」からはみ出たところに必要な情報は出すなってことをたたき込まれるんですよ。

 
 

実際に端っこの字が映らないテレビがあって、「ああ、本当に見えないんだ」って実感しました。

 
 

その「安全フレーム」を意識しつつ、ボタンを配置していきました。ボタンの役割の表現についてはアイコンにするか言葉にするか、いろいろ試してみました。最終的には、「はる」「遊ぶ」「次へ」といったように言葉であらわすのが一番わかりやすいだろうということになり、今のデザインになりました。

 
 

ボタンを言葉にしたことによって、海外版も同様に言葉にする必要がありました。ただ海外用に翻訳したときにスペースが足りない…なんてこともありました。だけど、それ以外は「お天気チャンネル」の時のような、世界との文化の違いはなかったので助かりました。

 
 

ある程度できあがると、今まで触ったことのない社内の人に、モニターとして実際に触ってもらうんです。それを観察して、また発見があって・・・という事を何度も繰り返して調整していきました。

 
 

「このボタン、こういう言葉でこの位置にあればわかってくれるよな」と思っていても、実際に何も知らない人は、ボタンに触れてくれないんです。

 
 

わかりやすいだけじゃなく、押したくなる言葉じゃないとダメみたいで。

 
 

「並べかえ」という言葉も、最初は「拡大縮小」とか、いろんな言葉を使っていましたね。「フンイキチェンジ」も、この名前に落ち着くまではなかなか時間がかかりました。

 
 

「フンイキチェンジ」は、言いかえると「フィルター」ですが、「フィルター」って言葉を使ってしまったら、その時点で、おじいちゃんやおばあちゃんは分からないかもしれない。とにかく誰でも簡単に使えるようにしたかったので、言葉の選び方には気をつかいました。

 
 

誰でも簡単に使えるようにする、という点では、「写真の上でAボタンを押すと写真が拡大されて、もう一度Aボタンを押すと元に戻る」という操作もかなり議論になりました。戻るときは別のボタンを押すようにすればいいんじゃないか、とか。

 
 

でも、それだと操作している人がボタンを全部確認するまでは元に戻れなくなってしまう。操作しているときの勢いを失いたくなかったんです。Wiiリモコンってパッと見たところAボタンしかないように見えると思うんです。だから、まずはAボタンだけでも操作できるようにしようということを強く考えていました。「ニュースチャンネル」、「お天気チャンネル」にもその仕様は引き継がれています。

 
 

Wiiリモコンのカーソルをどういう形にするのかも悩みましたね。ただの点からはじまって、プレゼンテーションのときに使うようなレーザーの赤い丸になって・・・

 
 

照準のような十字カーソルになったりもしました。でも、それだと写真を撃つ感じになってしまって、これはちょっと嫌だなって。

 
 

じゃあ、撃つんじゃなくて指さそうということになった。今度はカーソルを指にして、人物の写っている写真の上で動かしたら、自然と「この人誰?」っていう動作に見えたんです。

 
 

この指のカーソルは、回転させたり、つかむという動作をするのにも相性がよくて、Wii本体機能の開発チームでも採用してくれたんです。結局、指のカーソルにしたことで、地球儀を回したりつかんだりという表現がすごくわかりやすくなったと思います。「似顔絵チャンネル」でも、Miiをグイっとつかむ動きがありますし。

 

写真で遊ぶ

 

「写真を見る」ための機能は、デモ版である程度完成されていました。そこに何を加えたら「写真チャンネル」がよりおもしろくなるのか、開発スタッフ全員で悩みました。

 
 

あくまで写真が主役ということが大前提なんです。単にミニゲームを作れということなら、どんどんアイディアは出るけど、「写真を活かしておもしろいもの」というとなかなか出てこなくて。

 
 

悩んだ結果、一番最初にできたのが、写真に絵が描けるという「ラクガキ」機能でした。これは我々開発スタッフのお気に入りで、しばらくは毎日5時半くらいになると落書きタイムがはじまって、2時間くらい延々・・・。

 
 

遊んだ・・・じゃなくて動作チェックです(笑)。最初は回転も拡大もできなくて、ペンの太さは3種類でした。これに機能を追加したり、省いたりしながら調整していきました。

 
 

デモ版と一番変わったのは、「スタンプ」と「切り貼り」ですね。

 
 

「切り貼り」は、写真の一部を他の写真の一部に合成できる機能なんですが、これができたとたん、宴会の時の集合写真を全部伊藤さんの顔にすげかえたりとかして遊んでました。おもしろいというか、なんというか・・・すみません(笑)。

 
 

実は、「切り貼り」しても不自然にならないよう、背景となじませることができるように工夫しています。こうしたアイデアは、実際に合成して遊んだりしながら追加していきました。

 
 

それと、ある日、伊藤さんが「パズル」を作ってきて、写真を活かせて遊べるしいいな、ということで盛り込むことにしたんです。当時は河本さんと2人で相当やりましたね。仕事時間中に。

 
 

動作チェックですから(笑)。実は裏技で192ピースのパズルが楽しめるようになっています。やってみたとき、何分くらいかかったっけ?

 
 

2人で40分くらいだったような・・・延々と「ここはこうじゃない」とか言いながら。30歳を過ぎた2人でパズルを・・・(笑)。

 
 

→ちなみに192ピースの出し方ですが、1ボタンを押しっぱなしにすると48ピースが192ピースに変わるので、その状態のまま選択すればOKです。最初は途方にくれると思いますが、意外とできちゃいます。ぜひ一度遊んでいただきたいですね。

 
 

192ピースのパズルでは、写真のチョイスが重要です。お花畑とか選ぶとすごく大変です。見知った人の集合写真とかがいいと思います。

 
 

あと、パズルも複数人数で遊べるんですが、2人だと効率よく進むけど、なぜか3人だと逆に効率が落ちちゃう傾向があります。良かれと思ってやったことが、他の人を邪魔していたり。

 
 

「写真チャンネル」では、写真と一緒に動画も見ることができるんですが、実は動画再生の機能には、遊びが沢山詰まってるんです。これも周りに「時間なかったってホントなのか」と突っ込まれそうな話なんですが(笑)。

 
 

例えば、動画を逆再生する機能はおすすめです。ものを食べるシーンや、滑り台を滑り降りるシーンなんかをぜひ逆再生で見ていただきたいです。

 
 

この機能では、映像と一緒に音声も逆再生になるんです。これは岩田さんのプレゼンテーションビデオを加工していて気づいたんですが、人がしゃべっている映像を単に逆再生させると、なにやら外国語を一生懸命しゃべってるように聞こえるんです。他にも、単語をローマ字で書いて、そのローマ字を逆から読んだ映像を逆再生すると、ちゃんとその元の単語をしゃべっているように聞こえたりといろいろ楽しいんです。

 
 

それと、動画にモザイクをかけると、ボイスチェンジャーのように、声のトーンが上がります。匿名の情報提供者が怪しいことをしゃべっているような雰囲気になります(笑)。
※モザイクはWiiリモコンの十字ボタンの上または下でかかります。動画の再生中に十字ボタンの下を押すと、音声のトーンが変化するモザイクがかかります。モザイクをかけながら、Wiiリモコンをひねるとモザイクの粗さが変化します。

 
 

動画の「フンイキチェンジ」も試してほしいですね。→もちろん動画でパズルもできます。写真同様に、動画のチョイスが重要です。

 
 

音も変わるようにしたのは、元々は社内の人から声も変わったらおもしろいんじゃないかというアイデアをもらって、いくつかパターンを作ってみたんです。そしたら、どれもおもしろかったので、すべて盛り込むことにしました。
食事の逆再生はおもしろいんですけど、人によっては不快感を感じるので充分に注意してください(笑)。

 

デジカメの写真にいい出口ができた

 

今まで、「デジカメで写真は撮るけど、その後どうしよう」っていうことが多かったと思うんです。パソコンに画像ファイルが貯まっていって、もちろんたまにプリントしたりするんですけど、それ以外にいい方法がなかった。「写真チャンネル」は、そういうデジカメの写真の出口として使えるものができたんじゃないかな、と思っています。

 
 

デジカメや携帯電話で撮った写真って、結局デジカメや携帯電話の液晶画面でしか見ないっていう方も少なくないと思うんですよ。そういう方はぜひ「写真チャンネル」を使って、テレビの前でみんなで見ていただきたいですね。

 
 

テレビでみんなで見られる、というのは大きいですね。やっぱりパソコンはひとつの画面を3人以上で見るようにはできていなくて、2人でもかなり厳しいと思うんです。それがリビングのテレビで見ると、家族全員で楽々見れる。写真を大きくして見ると、デジカメとかの液晶画面では見えなかったものが見えてくると思います。

 
 

「写真チャンネル」のために、デジカメを買い換える人がいるみたいです。SDカード仕様のデジカメに買い換えた人が、私が知ってるだけで社内でも4人くらいいます。うれしいですね。

 
 

「写真チャンネル」は、みんなが触れて、一人でも大勢でも遊べると思います。それは、やはり「写真を見る」という老若男女、誰もが自然にできることだからじゃないかと思うんです。どんな人にでも関係を持ってもらいやすいものとして、うまくまとめることができたんじゃないかと思っています。

 

伝言板に写真を貼る

 

Wii伝言板に写真を貼ると、インターネットを介して、登録しているWiiフレンドにも写真が送れる、という機能があります。この機能で「写真チャンネル」にグッと広がりがでました。

 
 

たとえば今日入学式があったとか運動会があったとか、田舎のおじいちゃんおばあちゃんに見てもらういい手段って、意外にありそうでなかったと思うんです。携帯電話の画面も最近は大きくなっていますけど、写真を見るにはちょっと小さいし、当然、孫の顔は大きく見たいのが人情ってもんですよね。

 
 

そうそう。Wiiをネットにつなぐ最初のセットアップという壁さえ越えてくれれば、おじいちゃんおばあちゃんが、すごく簡単な手順で、その日のうちに孫の晴れ姿を見ることができるんです。

 
 

今度実家に帰ったらWiiをセットアップしますよ。ええ(笑)。

 
 

家の外に送る以外にも、落書きした家族の写真をそっと伝言板に貼っておいて、それを見た家族のウケを狙うなんていうのも楽しいですよね。

 
 

ちなみに、SDカードをお持ちでない方も、インターネットに繋がってさえいれば、「写真チャンネル」の「Wii伝言板の写真を見る」の中にメッセージと一緒に送られてきた写真が入っていますので、ぜひそちらで楽しんでみてください。

 

Wiiで泣く

 

スライドショーの機能は、デモ版から入れていたんですが、実は最初のうちはちょっと甘く見ていたんです。スライドショーなんてただ写真が流れるだけと思っていて。でも作ってみて、家族の写真をスライドショーで眺めていたら、自然と涙が出てきたんですよ・・・これには自分でもびっくりして。やべ、泣けてきた・・・、と。

 
 

へぇ、知らなかった・・・。

 
 

そんなの教えられるわけない(笑)。早く家に帰れない日が続いていたので、そういう気分も影響したんだとは思いますが、本当に驚きました。写真と音楽が合わさって、予想外に心が揺さぶられました。「写真チャンネル」を”Wiiで泣く”っていうコンセプトにしようかと思ったくらい(笑)。

 
 

自分の作ったゲームで泣くっていうのは、シナリオがある普通のゲームでは、なかなかできない体験ですよね。あらかじめシナリオを知っているわけですから。

 
 

ただ写真を流しただけなんですけど、写真と音楽の組み合わせが、たまたまいいバランスになったんですよね。

 
 

音楽もいい曲があつまりましたよね。MP3で自分の好きな曲も流せますし。ちなみに、MP3再生機能のおかげで、好きな音楽を聴きながら開発することができました(笑)。

 
 

家族の写真、というのも大きいんでしょうね。
しかも、スライドショーでは、さりげなく写真の顔の部分にフォーカスする仕組みになっていますしね。

 
 

私の子供はまだ小さいので、つい写真を撮りまくっちゃうんですよ。そんな「親バカ」仲間のお客さん向けにいろいろ追求していきました。

 
 

「親バカ仕様」と言ってましたね(笑)。写真の拡大とか。

 
 

拡大機能っていうのは、いらないといえばいらないかもしれないんです。「なぜここをデカくしたいんです?」「子供の顔を大きく見たいんだよ!」っていうのは、親バカにしか言えないですよね。

 
 

日付を表示させたいという話があったときも、最初、写真を邪魔するからいらないんじゃない?と思ったんです。

 
 

「何月何日に子供とどこに遊びにいった写真だ」っていうことが、そっと見えてほしいじゃないですか。ややゴリ押しで入れましたけど・・・。

 
 

ところで、最近任天堂社内で「写真チャンネル」を会議や説明会なんかで使っているみたいですよ。写真表示のレスポンスの早さや、親バカ仕様の拡大機能を活かして。動画も同時に見られますし。私と境野さんでその様子を見てたんですが、けっこう使えてましたよ。最後にモザイクかけて笑いをとってオチをつけたりして(笑)。

 
 

「親バカ仕様」が一方でプレゼンツールに(笑)。

 

猫

 

 
 

あの猫はけっこう素早いので、なかなか捕まらないですよね。ちょっとしたゲームとして楽しめるかもしれません。

 
 

開発中に表示するサンプルの写真で、伊藤さんがずっと猫の写真を使ってたんです。彼は猫好きなので・・・「ヒントを出す場面どうしようか」という話になった時に、自然な流れで「ここはやっぱり猫を出すしかないだろう」と。

 
 

猫好きとしてはモチベーションがググッと上がりましたね。猫ならぜひやらせてください、って(笑)。

 
 

伊藤さんの猫へのこだわりはすごかったです。とりあえず走る絵を描いてみたんですが、「猫はこんな走り方しない」と一蹴されました(笑)。

 
 

ここまで作ったんだから「ニュースチャンネル」にも・・・、という流れからか、いつの間にか入っていたんです(笑)。

 
 

「写真チャンネル」だけではあまり猫に気づいていただけてないかも・・・と思ったので、「ニュースチャンネル」ではもっと目立つところにおきました。

 
 

「ニュースチャンネル」だと起動の時にやや時間があるんで、思うぞんぶん猫をキャッチできるんですよね。

 
 

ちなみに「写真チャンネル」と「ニュースチャンネル」の猫は兄妹なんです。

 
 

「写真チャンネル」が妹で名前が『ラッシー』。「なんとからしいよ」って口癖なので。

 
 

「ニュースチャンネル」が「なんとかするんだ」の『ルンダ』。

 
 

それって公式なんですか?

 
 

ここで言ったらもう公式ですね(笑)。

 

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