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オベロ海に浮かぶヴァレリア諸島
古来より海洋貿易の中継地として栄えたこの島では
その覇権を巡り、3つの民族間で紛争が絶えなかった。

そうした長い戦いに終止符を打った男がいた。
後に覇王と呼ばれたドルガルアである。
多民族からなるこの地を統一したドルガルア王は
他民族間の婚姻を奨励し、国教を1つにすることで
こうした対立を取り除こうとした。
結果、彼による統治は半世紀の間続き、
ヴァレリアは栄えることとなる。
しかし、紛争の火種が消えたわけではなかった……。

覇王ドルガルアの死後、
正当な後継者がいなかったために
ヴァレリア諸島は再び分裂することとなる。
ドルガルア王から絶対的信頼を得ていた司祭ブランタは
支配者階級の大半を占めるバクラム人を煽動し、
王都ハイムの独立を宣言。
さらに北の大国・ローディス教国と密約を結び、
その庇護の下、
島の北半分を制圧してバクラム・ヴァレリア国を建国した。

島の南半分に残された2つの民族のうち、
人口の7割を占めるガルガスタン系民族主義勢力は
指導者・バルバトス枢機卿のもと、
南半分の覇権を手にするためウォルスタ系住民に宣戦布告。
一方、ウォルスタ人はロンウェー公爵を旗頭として
抗戦したが、戦力の差によりわずか半年で敗北した。
その後、バルバトス枢機卿は
ガルガスタン王国の建国と内乱の終結を宣言。
ウォルスタ人の多くは
猫の額ほどの広さの自治区に足を運ぶようになった。

こうしてヴァレリアの内戦は鎮静化した。
しかし、それが、
つかの間の静寂であることを知らぬ者はいなかった……。







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