花といきもの立体図鑑

2012年 8月号

夏も真っ盛りです。野山にでかける機会の多いシーズンこそ「花カメラ」の出番です。花の名前を調べて、図鑑ページの右下から「メニュー」を開き、「みつけた」にマークをつけてみましょう。あなたの記録に「みつけたいきもの」がたくさんふえるといいですね!

今月のおいしい話題

ナス

※ニンテンドー3DSでご覧の方は、上記写真をタッチペンで長押すると、立体写真をご覧いただけます。

お盆は、多くの地域で8月中旬(旧暦7月15日ごろ)に行われるご先祖さまをまつる行事です。写真のような「精霊馬(しょうりょううま)」を飾る地方も多いでしょう。精霊馬とは亡くなった人のための乗り物のこと。行きは早くこちらへ戻ってきてくれるよう足の速い馬をキュウリで仕立て、帰りにはのんびりとあの世へ戻っていけるように、あるいは荷物をたくさんのせて帰れるようにとナスを牛に見立ててお供えするといわれています。

ナスは、日本でも奈良の昔から栽培されてきた野菜のひとつ。大きくて真ん丸い京都の賀茂茄子(かもなす)、大きくたっぷりとした新潟の巾着茄子(きんちゃくなす)、西日本で親しまれてきた長茄子(ながなす)など、地域ごとに特徴のある品種がたくさん受け継がれています。

伝統的な野菜だけに、ナスにまつわることわざもいろいろとあります。そのひとつは、「親の小言となすびの花は、千に一つの徒(あだ)もない」。ナスの花がどれも間違いなく実を結ぶように、親の忠告は必ず子どものためになり、無駄なものはない、という意味です。

「ビジュアル目次」を「時期」で並べ替え、「夏」の花からナスを見つけてください。ナスの近くにはよく似た花が並んでいます。トウガラシやトマト、それにフォックスフェイスなど、どれもみなナス科の仲間です。花を手がかりにさがしてみてくださいね。

さがしてみよう(花編)

フヨウ

優美でたおやかなフヨウは、アジアで古くから愛されてきました。中国では、10世紀に後蜀(こうしょく)(四川省成都)の皇帝が都じゅうにフヨウを植えさせたため、成都は今でも「芙蓉城(ふようじょう)」と呼ばれています。フヨウをはじめとして、韓国の国花であるムクゲや、ハワイを代表するハイビスカスなどは、みんなアオイ科フヨウ属の花です。いずれも朝に花が開いて、夕方にはしおれてしまう一日花です。コラム「一日花」をみると、アオイ科の植物のほかにも、いろいろな一日花があることがわかります。

さがしてみよう(いきもの編)

アマツバメ

「バラエティ検索」の「鳥」で、「北海道」から「南西諸島」まで広く分布していて、「山」や「海辺」にいる「黒」い「夏鳥」をさがしてみましょう。

「スピードこそ命」のアマツバメにたどりつきましたか?どんなところに巣をつくるのかをたしかめ、「なきごえビュー」で声もチェックしたら、今度は本物のアマツバメを探しに出かけてみませんか。アマツバメの仲間には、1960年代以降、日本にすみつきはじめた留鳥のヒメアマツバメもいます。大きさや鳴き声で見分けることができるでしょうか。

季節のことば

土用波

「夏の土用」は立秋の前のおよそ18日間をさし、盛夏から秋へと移り変わる時期とされます。このころ、はるか南方の海で台風が発生し、それによって起こった大きな波が日本の海岸にもとどきます。これが「土用波」です。波のおだやかな海水浴場でも、急に大きな土用波がおそってくることがありますから、注意しましょう。ところで、この時期の味覚としてウナギと並び称されるのが二枚貝のシジミです。「土用しじみは腹薬(はらぐすり)」といわれるほど滋養の高い旬の食材として昔から親しまれてきました。

今月の情報はいかがでしたか?来月は、みんなが大好きな秋の味覚が登場します。どうぞお楽しみに!

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