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『ゼルダの伝説』のニュースや制作秘話をお届けします。

6.23

ゼルダ姫を演じる

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド ゼルダの伝説    ブレス オブ ザ ワイルド

こんにちは、宣伝担当のひろPです。
今回はゼルダ姫の声(日本語)を担当してくださった嶋村侑さんにいろいろ訊いてみました!

Q.収録を振り返って、印象に残っていることはなんですか?
A.これまで「ゼルダの伝説」の音声はリアクションの声のみで表現されてきたので、今作で初めて台詞を喋るということが触れてはいけない領域に触れるような気がして、正直とても不安でした。
初めての収録の日、「本当に喋っちゃっていいんですか?」と質問すると「これもゼルダのアタリマエを見直す挑戦なので、いいんです。」と断言されたのをよく覚えています。

Q.苦労されたシーンがありましたら教えてください。
A.最初に悩んだシーンは、仮初めの儀式をしているところです。
彼女の性格、やる気の度合い、力の足らなさや気まずさが、儀式の詞からだけでは分からないので、森さん(※今作の脚本・ムービー担当)に説明してもらって何度か録り直して、 やっと今の形になっています。

Q.では、好きなシーンは?
A.たくさんありますが、一番好きな台詞は、ゼルダ姫が覚醒したあと、デクの樹サマとお話しするシーンの『はい』です。
自分のやるべきことを見据えて、先はまったく見えないけれど諦めず、リンクに希望を託す。全部をデクの樹サマへの『はい』という返事の中にこめたつもりです。

Q.収録の雰囲気はどんな感じでしたか?
A.ゼルダの収録は、アニメとも洋画の吹替えとも他のゲームともまったく違っていて、なんというか、あまり型が決まってないんです。お互い手探りで、良い方法を探していく印象があります。「ゲームにはめてみたら、もっと良くなる演出が見つかったので……」と再録した台詞もあったりして、初めての経験でした。

Q.ゲームをプレイされていかがでしたか?
A.先日、ついにクリアすることができました! やったー!
遊んでいるうちに「リンクとこの大地が大好きだ!」という気持ちでいっぱいになりました。まだ盾サーフィンが下手っぴなので、乗りこなせるようになりたいです。
みなさんもそうかもしれませんが、私は普段の生活の端っこにゼルダを感じる瞬間があるんです。そんな瞬間もちょっと楽しくなりますね。

Q.読者のみなさんへメッセージをお願いします。
A.とても一生懸命で感情豊かなゼルダ姫を演じさせていただきました。ぜひ、ゼルダ姫との記憶をすべて思い出してくださいね。ありがとうございました。

またネェ~ …ウッ

嶋村 侑

声優

6.16

記憶がつむぐ物語

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こんにちは。脚本・ムービーを担当した森です。
今作は攻略の仕方も含めて自由度の高さが特長でしたので、それに即した「ムービーを見る=記憶の断片を取り戻す」という“遊び”が生まれました。

記憶を収集してつなぎ、まだ見ていない過去に「何があったんだろう?」と想像する……
いままでのゼルダには無かった新しい“遊び”、楽しんでいただけたでしょうか?
思い出した記憶のムービーは冒険手帳で何度でも観ることができます。記憶を取り戻す順番は自由なので遊んでくださった方それぞれの物語がつむがれますが、冒険手帳の中の記憶は時系列順に並んでいるので、全部集めたらぜひ通して観てみてください。

ムービーに登場するキャラクターたちを代表して、ゼルダについて少しお話しします。
これまでのゼルダ像である「封印する姫」と、今回の新たな「研究する姫」という二つの役どころを考えたとき、「封印の力を使えない姫」が生まれました。過去作同様に「ゼルダを助けたい」とみなさんに想っていただけたらとても嬉しいです。

ある場所ではゼルダやハイラル王の気持ちが書かれた日記も見つけられます。記憶のムービーと合わせて楽しめる内容になっていますので、まだ見つけていない方は頑張って探してみてくださいね。

森 直樹

シネマティックデザイン

6.14

第1弾追加コンテンツが6月30日(金)に配信決定!

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こんにちは、宣伝担当のひろPです。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』楽しんでいただいてますでしょうか?
「エキスパンション・パス(追加コンテンツ)」第1弾「試練の覇者」は、6月30日(金)の午後より配信開始です。くわしい内容がわかる映像を公開しましたので、ぜひご覧ください。

 

いかがでしたでしょうか?
そうなんです、今年の冬に配信予定の追加コンテンツ第2弾の名称が「英傑たちの詩(バラッド)」に決定しました。「英傑たちの詩」では、新しいダンジョンや四人の英傑とゼルダのエピソードをお楽しみいただけます。
第1弾と第2弾がセットになった「エキスパンション・パス」は、ニンテンドーeショップよりお買い求めいただけます。
さらに! 四人の英傑の新しいamiiboも今年の冬に登場予定です。続報をお待ちください。

ひろP

宣伝担当

6.12

メインテーマ

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こんにちは。音楽担当の片岡です。
今作は「世界が主役」と言っても過言ではないくらい、時に美しく繊細で、時に荒々しく厳しい自然が大きな魅力だと感じています。BGMでもそれらの魅力を最大限に引き出すサポートをしたいと思いました。
「メインテーマ」では、それに加えて、ハイラルで紡がれる長い歴史、そして今作のリンクとゼルダを表現することも目指して制作に臨みました。

使う楽器もいろいろ悩みました。
退廃的でありつつも多彩な世界観を表現するため、一般的なオーケストラではあまり使われない篠笛や二胡(にこ)などの民俗楽器を用いたり、対照的に古代文明のエッセンスとしてシンセサイザーの音を混ぜたり、クラシック音楽ではあまり良しとされなさそうなコード進行も部分的に含めたりしています。

篠笛

二胡

また、今作のリンクは一度瀕死になって記憶を失った状態から始まるので、音楽も同様に、「それまでの流れを一旦断ち切ってリンクの新しい“息吹”を作りたい」という思いがあり、何かが欠落したような、ある種不自然な印象になるよう、中盤で一瞬バッサリと音をカットしました。音が途切れる部分より前では過去のゼルダの内面、後では現代でのリンクの冒険を、それぞれ表現の一要素としています。

BGMは文字通りバックグラウンドで鳴るものなので、普段はこんな意図は気にせず、ゲームを楽しんでいただけることが何よりだと思っています。ですが、今回このような機会をいただきましたので、ほんの少し、BGMに込めた意味を紹介させていただきました。
これからも、ゲームも音楽も、一緒に長く楽しんでいただけたら嬉しいです。

片岡 真央

ミュージック

6.2

効果音ができるまで。

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こんにちは。音響・効果音担当の疋野です。
今作は、耳からもゼルダの世界にどっぷりと入り込めるよう、効果音のひとつひとつを丁寧に作り込みました。ここでは、リンクの足音や装備のこすれ音をどのように作ったのか、ちょっとだけ紹介しますね。

まず、今回ご協力いただいたサウンドレーサー様と、効果音専用のスタジオで1万種類以上もの音を録音しました。

イイ具合の足音になるようにさまざまな種類の砂を配合したり、装備の音は素材の組み合わせや当てかたを探ったり、あれこれ工夫を重ねました。
氷の板は歩くたびに溶けたり割れたりするし、草を踏み続けるとスタジオに青臭い匂いが充満するし、いろいろな苦労がありました。
ちなみに、写真で気づいたかもしれませんが、実はリンクの足音は女性が演じているんです。

それから、リンクの動作や装備の種類によって録音した音を細かく鳴らし分けたり、音量を変化させて1音1音を馴染ませつつ、時折際立たせたりしました。

たとえば、こちらの足音。プレイしている時は特に意識されないかもしれませんが、改めて音だけを聴いていただくと「草原」と「雪原」それぞれの特徴があることがわかると思います。

このようにして、さまざまな表情を持つ効果音ができあがりました。
テレビのスピーカーで聴く音とヘッドフォンで聴く音、それぞれで味わいも変わるかもしれません。より世界にどっぷり浸れる好みの聴きかたで冒険してみてください。

疋野 光啓

サウンドデザイン