報道資料

2000年8月24日
任天堂株式会社

「 ゲームボーイアドバンス 」 について
 任天堂株式会社(本社:京都市東山区、社長:山内溥)は、ゲームの新分野の開拓を目指し、次世代のゲームボーイとして『ゲームボーイアドバンス』の開発を行ってまいりましたが、これがこのほど完成致しました。
 ゲームボーイは、「ゲームボーイポケット」「ゲームボーイライト」、画面をカラー化した「ゲームボーイカラー」と、その仕様を殆ど変えないままに、全世界で1億以上もの出荷台数を記録致しました。これはゲームボーイが常にゲーム界のスタンダードであり続けた証明でもあります。
 『ゲームボーイアドバンス』はその従来機の思想を踏襲しつつも、それらを大幅に凌ぐ演算性能とデータ処理能力を持った32bit CPUを搭載し、最高の処理能力でソフトの表現力を向上させています。また、その表現力をダイレクトに伝える液晶画面には、高コントラストの新開発ホワイトパネルを採用した反射型TFTカラー液晶を搭載。さらにサイズも2.9インチワイド型と大きくなり、スピーディな画像処理はもとより、繊細な表示で一層鮮やかな映像描写を実現しました。
 操作ボタンには新しくL・Rボタンを追加し、幅広い操作を可能にしています。音源はPCMステレオ音源を追加し、CPUで音源を重ね合わせることで、複数トラックの同時演奏が可能です。それらに加え、専用通信ケーブルを使用することにより、最大4人までの通信プレイも可能になりました。
また、ソフトによってはカートリッジ1本のみで4人までの通信プレイも可能になります。
 『ゲームボーイアドバンス』は、大幅な機能アップを図りつつも、今までに発売されたゲームボーイの膨大なソフト資産を受け継ぐことの出来る互換性を確保しています。
 クリエイターはC言語を使って、これら機能を活かしたソフトウェアの開発を、きわめて低いコストで構築することができます。作り手にも優しい開発環境と、自由度の高いシステム構成により、誰もが夢中になる"奥深い遊び"を思う存分作り出せるのです。
 ユーザーもクリエイターも夢中になる次世代ゲームエンターテインメントの集大成――『ゲームボーイアドバンス』は次世代のゲームボーイとして、これからもゲーム界のスタンダードマシンとなり続けると確信しております。







【ゲームボーイアドバンス 本体仕様】
名称 GAMEBOY ADVANCE(ゲームボーイ アドバンス)
LCD 反射型TFTカラー液晶
画面サイズ 40.8mm × 61.2mm
解像度 240 × 160ドット
表示能力 32000色
CPU 32bit RISC-CPU + 8bit CISC-CPU
メモリ 32KB WRAM + 96KB VRAM(CPU内蔵)
256KB WRAM(CPU外部)
サウンド スピーカー、ヘッドホン端子付
通信機能 ゲームボーイアドバンス専用通信ケーブルによる4人までのマルチプレイが可能
使用電源 単3型アルカリ乾電池2本または専用バッテリーパック
電池寿命 単3型アルカリ乾電池:約15時間
消費電力 約0.6W
寸法 縦82mm × 横144.5mm × 厚さ24.5mm
本体重量 約140g
カートリッジ 縦34.5mm × 横60mm × 厚さ9.5mm
最大256Mbit(ゲームボーイアドバンス専用)
(ゲームボーイ、ゲームボーイカラー対応/専用カートリッジも使用可能)
本体予定価格 9,800円(税別)
発売予定日 2001年3月21日







【ゲームボーイアドバンス 周辺機器】
1 ゲームボーイアドバンス専用バッテリーパック/
ゲームボーイアドバンス専用チャージャ
ゲームボーイアドバンス専用の充電池と充電器。約2時間の充電で約10時間プレイが可能。
2 ゲームボーイアドバンス専用通信ケーブル
ゲームボーイアドバンス専用のソフトで通信を行う為の通信ケーブル。中央の1ライン増設のための接続ボックスに、さらにこのケーブルを追加していくことで、最大4人までの通信プレイが可能。
3 ゲームボーイアドバンス専用赤外線通信アダプタ
ゲームボーイアドバンスで赤外線通信プレイを行う為の専用アダプタ。

以 上

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