任天堂ゲームセミナー2013:任天堂ゲームセミナーレポート

2013年度の実際の講義やゲーム制作のようすをご紹介! 任天堂ゲームセミナーレポート

NINTENDO GAME SEMINAR REPORT

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NEW NINTENDO GAME SEMINAR

Report:01

「任天堂ゲームセミナー」とは?

こんにちは、任天堂ゲームセミナー運営統括の手塚です。

これから、「任天堂ゲームセミナーレポート」として3回にわたって、「任天堂ゲームセミナー」とは、いったいどんなものなのか? をお伝えしようと思います。そもそも、「任天堂ゲームセミナー」という名前を初めて聞いた方もいらっしゃると思いますので、できれば概要と合わせてご覧ください。

「任天堂ゲームセミナー」とは、ゲーム制作の素晴らしさと奥深さを学生の皆さまに体験していただくことを目的とした、任天堂が主催する約7か月間の実践的セミナーです。

手塚 卓志[てづか たかし] 『スーパーマリオ』シリーズをはじめ、数多くのゲーム開発に関わる。任天堂情報開発本部制作部統括であり、任天堂ゲームセミナーの運営統括。

分かりやすく言うと、「ゲーム作りの塾」のようなもので、任天堂の開発現場で働く開発者が講師を務めます。
昨年は東京と大阪で開催し、たくさんの学生の方から参加希望をいただきました。
参加希望者には筆記試験、面接試験を受けていただき、厳正な審査をさせてもらったうえで、受講生が決定します。

東京、大阪での筆記試験の様子

そして、試験を受けてもらった方の中から、今回は関東関西計25名の学生の方に参加いただくこととなりました。
受講期間は約8か月。
まずは、任天堂ゲームセミナー2013で行われた講義の風景をご紹介しましょう。

講義の様子

これは『New スーパーマリオブラザーズ 2』や『だるめしスポーツ店』などを例に出して実際に商品の制作を担当した開発者が、どんな考えでモノ作りをしたのか、裏話なども交えてゲームデザインについて講義をしている風景です。
東京と大阪を中継で繋ぎ、企画、プログラミング、サウンド、グラフィックなど、各専門分野のゲーム開発スタッフが講義を行ってきました。

実は私も講師として登壇させていただきました。

講義の様子

ゲームセミナーではこのようにゲーム制作についての現場からのリアルな講義を受けながら、
最終的には学生同士でチームを組んで、1つのゲームを完成させることを目標にしています。

もちろんゲームを作ったこともない学生も参加しているので、数か月という短い期間で学業をこなしながら、
ゲーム作りのノウハウを学び、また実際にゲームを作っていくのはかなり過酷なことになります……。

講義の様子

突然ですが、ここで1枚の写真をご覧ください。

左に立っている2人はゲームセミナーの学生受講生です。
そして、Wii U GamePadを触っているのはスーパーマリオの生みの親である、宮本茂です。
これもゲームセミナーの活動の一幕なのですが、
なぜスーツ姿なのか?
これはいったいどんな状況なのでしょう?

次回のゲームセミナーレポートでは、実際に受講生たちがどのようにゲームを制作しているのか、
そしてどんなゲームが作られるのかをレポートをしようと思います。
お楽しみに!

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