株主・投資家向け情報

平成24年3月期 連結業績
及び平成25年3月期 連結業績予想の説明

専務取締役 経営統括本部長  森 仁洋

当概要は「平成24年3月期 決算短信」 「2012年3月期 決算説明会参考資料」に基づいた説明です。

1.通期(2011年4月〜2012年3月)の連結業績の説明(前期比較)
通期の連結損益計算書について(括弧内は前期との増減率)
売上高 6,476億円 (△36.2%)
売上総利益 1,536億円 (△60.4%)
営業利益 △373億円 ( - )
経常利益 △608億円 ( - )
当期純利益 △432億円 ( - )
 
(売上高の主な減少理由)
 売上高の減少は、『ニンテンドー3DS』は当期から通期で売上高に加わり、昨年8月にハードウェアの値下げを行ったことと、年末商戦期に有力タイトルを複数発売したことで販売数量を伸ばしたものの、『Wii』と『ニンテンドーDS』でハードウェア、ソフトウェア共に世界中で販売数量が減少したことや、当期に行った『Wii』及び『ニンテンドー3DS』ハードウェアの値下げによる販売単価の下落や在庫補償の影響によるものです。さらに外貨建売上高を円に換算する場合に使用する当期の期中平均為替レートが前期と比較して対USドル・ユーロ共に円高に推移したことなどの影響もありました。
 
(売上総利益率の主な減少理由)
 『Wii』や『ニンテンドー3DS』ハードウェアなどの値下げや在庫補償等の影響でハードウェアの収益率が大幅に低下したこと、及び、値下げにより赤字販売となっている『ニンテンドー3DS』ハードウェアの売上高占有率が上がったことによります。
 
(営業損失の理由)
 売上高が減少し、売上総利益率も低下したことにより、売上総利益が大きく減少した一方で、固定費が含まれる販売費及び一般管理費の減少額が売上総利益の減少額より小さかったことなどによるものです。
 
(経常損失の理由)
 営業損失に加え、USドルやユーロの為替レートが前期末に比べて円高に推移し277億円の為替差損を計上したことなどによるものです。
 
連結貸借対照表上の現金及び預金の残高について
  前期末 当期末
現金及び預金 8,128億円 4,620億円
 現金及び預金が減少した理由は、有価証券等の取得による支出が発生したことや、当期の売上が落ち込んだことにより、商品売上等で入金した金額が、買掛債務や経費・法人税・配当金などの支払額を下回ったこと、及びUSドル、ユーロ共に為替が円高に推移したことなどによります。
 
当期の年間配当金について
 配当方針に基づき計算いたしますと1株当たり年間配当金は無配となりますが、翌期に向けては業績回復を見込んでいることから、株主様への配当は、1株当たり100円といたしました。
 
2.平成25年3月期 連結業績予想の説明
 平成25年3月期 通期の連結業績予想は以下のとおりです。
売上高 8,200億円 (26.6%)
営業利益 350億円 ( - )
経常利益 350億円 ( - )
当期純利益 200億円 ( - )

 期末の想定為替レートは、1USドルは80円、1ユーロは105円としています。
 
 通期の連結販売数量予想は以下のとおりです。
 
通期の連結販売数量予想
ニンテンドーDSハードウェア 250万台
ニンテンドーDSソフトウェア 3,700万本
ニンテンドー3DSハードウェア 1,850万台
ニンテンドー3DSソフトウェア 7,300万本
Wiiハードウェア 1,050万台
Wiiソフトウェア 7,000万本

※『ニンテンドーDS』とは「ニンテンドーDSi LL/DSi/DS Lite/DS」を指します。
※ソフトウェアの販売数量予想には、ハードウェア同梱ソフトウェアを含みません。
※『Wii』ハードウェア及び『Wii』ソフトウェアの販売数量予想には、『Wii U』の販売数量を含みます。
※『ニンテンドー3DS』ソフトウェア及び『Wii』ソフトウェアに含まれる『Wii U』ソフトウェアの販売数量予想には、デジタル配信によるパッケージソフトの販売数量を含みます。
 
 年間配当金の予想額に関しては、現時点で予想しているとおりの業績になりますと、1株当たりの年間配当金は100円となります。ただし、利益水準にかかわらず、1株当たり年間100円を下限といたします。
 

 平成25年3月期は、『ニンテンドー3DS』のさらなる普及、及び今年の年末に発売予定の『Wii U』の普及に努め、これらのハードウェアの特長を活かしたゲームやサービスを継続的に提供していくことで業容の拡大に努めてまいります。

当該説明に含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した見通しであり、潜在的なリスクや不確実性を含んでいます。現実の結果(実際の業績及び配当予想額を含みますが、これに限られません。)は様々な要因の変化により、これら見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきくださいますようお願いいたします。




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