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2010年3月期 第1四半期 決算説明会 決算説明(要旨)

決算説明(要旨):専務取締役 経営統括本部長  森 仁洋

当要旨は「平成22年3月期 第1四半期決算短信」 「2010年3月期 第1四半期決算説明会参考資料」 に基づいた説明です。

(1) 四半期連結損益計算書
当第1四半期連結累計期間(2009年4月1日〜2009年6月30日) (対 前年同期比較)
売上高 2,534億円 (△1,698億円)
営業利益 404億円 (△787億円)
経常利益 648億円 (△1,120億円)
四半期純利益 423億円 (△649億円)

注)( )内 前年同期比較

  • 「売上高」減少要因:主に、据置型ゲーム機ハードウェア『Wii』を強く牽引するような有力ソフトウェアの発売が少なかったことと、当期の期中平均為替レートが前年同期の期中平均為替レートと比較して対USドル・ユーロ及びその他の通貨も円高に推移したことにより約423億円マイナスの影響が発生したことによります。
  • 「売上総利益率」の説明:期中の為替レートが対USドルで7円23銭、対ユーロで30円86銭、それぞれ円高となり、為替の影響で売上総利益が減少したことなどにより、売上総利益率は前年同期と比較して低下しました。
  • 「販売費及び一般管理費」減少要因:主に売上が減少したことなどに伴う広告宣伝費の減少によります。
  • 「営業利益率」の説明:前年同期比で売上総利益率の段階で約6%低下しました。販売費及び一般管理費は減少しましたが、売上高に対する販売費及び一般管理費の割合が上昇したことにより、営業利益率は前年同期と比較して低下しました。
  • 「経常利益率」の説明:前年同期比で営業利益率の段階で約12%低下したことに加え、前年同期では478億円計上していた為替差益が当期は200億円であったことと、運用利回りの低下により受取利息が減少したことにより、経常利益率は前年同期と比較して低下しました。
  • 「特別利益」発生要因:主に、過年度に支払った罰金のうち訴訟により減額されたことによる過年度損益修正益や、前期末比での売掛金残高の減少による貸倒引当金戻入額です。
  • 「特別損失」発生要因:主に、従来は費用処理をしていた当社グループが付与するポイント(クラブニンテンドーポイント等)の会計処理に関し、当期より、付与したポイント相当の売上をポイントの消化時点まで繰り延べる処理としたことでの過年度分調整額を過去年度損益修正損として計上したことによります。
(2) 四半期連結貸借対照表
当第1四半期連結会計期間末(2009年6月30日現在) (対 前期末比較)
  • 「有価証券」の説明:主な減少要因は譲渡性預金などの減少(税金や配当金及び通常の仕入等の支払いに充当)によります。
  • 「製品」増加要因:主に、『Wii』ハードウェアの在庫が増加したことによります。

<補足説明>

■連結販売実績数量
当第1四半期連結累計期間(2009年4月1日〜2009年6月30日) (対 前年同期比較)
  • 『Wii』:前年同期(2008年4月〜6月)は対応ソフトウェア『Wii Fit』『マリオカートWii』『大乱闘スマッシュブラザーズX』が発売直後から全世界で大変好調な売れ行きとなり、ハードウェアの売上にも寄与しました。当第1四半期(2009年4月〜6月)では、『Wii Fit』『マリオカートWii』が海外で引き続き好調に推移しましたが、前年同期に相当するような新タイトルの連続発売や大きなヒットは無く、ハードウェアの売上面でも影響を受けました。
  • 『ニンテンドーDS』:当第1四半期(2009年4月〜6月)は、前年同期比でマイナスとなったものの、海外で4月にハードウェア『ニンテンドーDSi』を発売し順調に推移しています。対応ソフトウェアでは、国内でスクウェア・エニックス社様の7月発売『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』を出荷、米国、欧州において『ポケットモンスター プラチナ』が好調に推移しましたが、前年同期比ではマイナスとなりました。
(3)連結業績予想
2010年3月期 第2四半期連結累計期間(上期)・通期の連結業績予想は、2009年5月7日に開示しました「平成21年3月期 決算短信」において発表した同予想から変更しておりません。
  第2四半期
連結累計期間(上期)
通期
売上高 7,000億円 1兆8,000億円
営業利益 1,650億円 4,900億円
経常利益 1,700億円 5,000億円
当期純利益 1,000億円 3,000億円

※通期販売数量の見通し、第2四半期連結累計期間(上期)及び通期の想定為替レート(1USドル100円、1ユーロ130円)は変更しておりません。

<補足説明>

前第1四半期は、日本・米国・欧州で『Wii』対応ソフトウェア『マリオカートWii』、米国・欧州で『Wii Fit』、欧州で『大乱闘スマッシュブラザーズX』など、有力タイトルを相次いで発売しました。特に『マリオカートWii』『Wii Fit』は非常に順調な立ち上がりとなったことが業績に大きく寄与しました。当第1四半期は、大型の有力タイトルは数少なく、前年同期比では売上高、利益ともに減少しました。
しかしながら、当第2四半期以降に自社タイトル他社タイトルともに有力ソフトウェアを順次投入予定で、業績の予想は変更しておりません。

質疑応答

当該説明に含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した見通しであり、潜在的なリスクや不確実性を含んでいます。現実の結果(実際の業績及び配当予想額を含みますが、これに限られません。)は様々な要因の変化により、これら見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきくださいますようお願い致します。


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