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2011年1月28日(金)第3四半期決算説明会
任天堂株式会社 社長 岩田聡 講演内容全文
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「すれちがい通信」は、ご覧のようなすれちがい通信設定の中で、最大12個のソフトについて、同時に行うことができるようになっています。
ニンテンドーDSで初めてすれちがい通信を実現した『nintendogs』の流れから、『nintendogs+cats』で対応しているのはもちろん、 本体内蔵ソフトでは、『すれちがいMii広場』、『ニンテンドー3DSサウンド』は「すれちがい通信」に対応します。また、本体と同時発売、または本体発売後すぐに発売されるソフトの中には、「すれちがい通信」を使ったものがいろいろあります。
その一例をお話ししますと、カプコンさんの『スーパーストリートファイターIV』では、ゲーム内で獲得できるフィギュアを選択し、自分でチームを組み、それが自動的にすれちがい通信で送受信され、自動的に対戦が行われて、結果を楽しむだけでなく、結果に応じてフィギュアが獲得できるようになっているそうです。
バンダイナムコさんの『リッジレーサー』では、ゴーストデータが「すれちがい通信」で送受信されて、そのゴーストと対戦が可能ということです。
コーエーテクモさんの『DEAD OR ALIVE Dimensions』では、プレイヤーのプレイ傾向に基づいたキャラクターパラメーターデータが、すれちがい通信でやり取りされて、受信した際には挑戦状が届いて、そのキャラクターと対戦が可能になるそうです。
コナミさんの『ウイニングイレブン3D』では、自分で登録した選手・フォーメーションをすれちがい通信を通じて交換でき、パラメーターによる擬似対戦ができるそうです。

「すれちがい通信」は、DSの『ドラゴンクエストIX』で多くの方に親しんでいただきましたが、今回は、いろんな応用ができそうです。


一般的に、ソーシャルネットワークというと、スマートフォンやPC等を介した常時接続のネットワークによって、人と人とのソーシャルなつながりを能動的に活かすことのできるサービスということになると思います。
これに対して任天堂は、ニンテンドー3DSを持ち歩いていただいて、一緒に楽しんでいただく、実際に人と人とが直接やり取りするつながりに加えて、ある瞬間、場所を共有した相手と成立する「すれちがい通信」、そして、アクセスポイントを通ったときにいつの間にか自動的に通信する「いつの間に通信」と組み合わせることで、能動的に情報発信をされないお客様も含めて、より幅広いお客様が参加できる、ゆるやかな人と人とのつながりを実現することで、ニンテンドー3DSを広く普及させて、更なるゲーム人口の拡大を目指してまいります。


ご清聴、ありがとうございました。


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