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平成23年3月期の連結業績及び平成24年3月期の連結業績予想の概要

概要説明:専務取締役 経営統括本部長  森 仁洋

当概要は「平成23年3月期 決算短信」 「2011年3月期 決算説明会参考資料」 に基づいた説明です。

(1) 通期(2010年4月〜2011年3月)の連結業績の説明(前期比較)
通期の連結損益計算書は以下の通りです。(括弧内は前期との増減率)
売上高 1兆143億円 (△29.3%)
売上総利益 3,879億円 (△32.6%)
営業利益 1,710億円 (△52.0%)
経常利益 1,281億円 (△64.8%)
四半期純利益 776億円 (△66.1%)

(売上高の主な減少理由)

当期に『ニンテンドー3DS』を発売しましたが、『Wii』や『ニンテンドーDS』のハードウェア、ソフトウェア共に世界中で販売数量が減少したためです。販売数量の減少は、当期は前期に比べてお客様が買いたいと思うような魅力あるソフトウェアが少なかったためと考えています。その他の要因としては、円高による為替の影響で、前期比約860億円の売上の減少があったことや前期から当期にかけておこなった『Wii』や『ニンテンドーDS』ハードウェアの値下げの影響もありました。


(売上総利益率の主な減少理由)

売上総利益率は前期比1.9%低下の38.2%になりました。売上総利益率が低下した理由は、製品のコストダウンが進んだものの、『Wii』、『ニンテンドーDS』ハードウェアの値下げや為替が円高に推移したことによる影響です。


(営業利益の主な減少理由)

売上高の減少によるものです。営業利益の減少割合が売上高より大きい理由は、売上高販売費及び一般管理費比率の上昇によるものです。


(経常利益の主な減少理由)

営業利益段階での減少に加え、円高による為替の影響で、前期は2億円の為替差損を計上したのに対して、当期は494億円の為替差損を計上したためです。


(2) 2012年3月期の連結業績予想の説明
通期の連結業績予想は以下の通りです。 (括弧内は前期との増減率)
売上高 1兆1,000億円 (8.4%)
営業利益 1,750億円 (2.3%)
経常利益 1,850億円 (44.4%)
当期純利益 1,100億円 (41.7%)

期末の想定為替レートは、1USドル=83円、1ユーロ=120円としています。


通期の連結販売数量の予想は以下の通りです。

Wiiハードウェア 1,300万台
Wiiソフトウェア 1億2,000万本
ニンテンドーDSハードウェア 1,100万台
ニンテンドーDSソフトウェア 6,700万本
ニンテンドー3DSハードウェア 1,600万台
ニンテンドー3DSソフトウェア 6,200万本

※ソフトウェアの販売数量にはハードウェア同梱ソフトウェアを含みません。


2012年3月期は、本格的な普及を目指す『ニンテンドー3DS』が通年に渡って業績に寄与することや、既存ハードウェアの『Wii』や『ニンテンドーDS』は新規発売ソフトウェアや長期に渡って売れ続けているソフトウェアを活用し、ハードウェアをまだお持ちでない方々に粘り強く訴求することで業績の拡大に努めてまいります。


1株当たりの年間配当金(予想)は、予想通りの業績になりますと460円(前期比+10円)になります。

当該説明に含まれる将来の見通しに関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した見通しであり、潜在的なリスクや不確実性を含んでいます。現実の結果(実際の業績及び配当予想額を含みますが、これに限られません。)は様々な要因の変化により、これら見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おきくださいますようお願い致します。




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