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採用情報 先輩紹介2008
■坂根さんはどのような仕事をしていますか?
坂根:任天堂商品を海外で販売するための業務全般を行っている海外事業部で、海外の現地法人が希望する発売日に新製品を発売できるように、スケジュール調整する仕事を主にしています。具体的には、現地法人から得る情報と国内関係部署の開発状況をもとに、発売までのスケジュールを組む仕事、現地法人がパッケージや取扱説明書などの印刷物を作成するために必要な素材・情報を関係部署から集めて、タイミングよく提供する仕事、でき上がってきた印刷物を校正し、入稿する仕事、生産に必要な書類手配などがあります。製品種類別に担当エリアがあって、私はソフトとアクセサリは北米・欧州・豪州を、ハードは主に欧州を担当しています。
海外版のパッケージ
--海外で販売するために、現地法人と関係部署との間に立って、コーディネートする役割ですね。どのようなところが難しいですか?
坂根:情報を求める人と情報を提供する人の間に入る仕事なので、相手に情報をうまく伝えることが大切になりますが、両者の言うことを翻訳するだけでは良い結果を生む伝わり方はしないので、そこが難しいところだと思います。ですから、文化の違う海外の相手にわかりやすい表現に直したり、一方的な表現にならないように気をつけたり、自分が見つけた情報や意見を織り交ぜたり、といった工夫をするように心がけています。また、現地法人によってお国柄というか文化の違いはあって、たとえばアメリカ人とドイツ人ではやはりコミュニケーションの仕方は変わってきますね。そして、スケジュールを組むのは自分ですが、実際に素材を用意するのは開発など他部署の人なので、スケジュールが押してきても自分では催促することしかできないことがもどかしいです。ですから「もうすぐ海外からこんな依頼が出てきますよ」と関係部署に事前に伝えてスケジュールを確保しておいてもらうなど、できる限り気を配るようにしています。
--扱う商品がコンピュータ機器で専門的な部分もあるので、説明に困ることはありませんか?
坂根:ありますね。Wiiでは、ネットワークを通して遊ぶチャンネルがあって、その取扱説明書は紙ではなく画面上で確認する電子取説なんですが、任天堂にとって電子取説というものが初めての試みだったので、修正にかかる手間がどの程度なのか、どのような工程で進んでいくのか、といったことを把握しきるまでに時間がかかり、戸惑いました。自分に知識がなくて理解できていない内容は人にもうまく伝えられないので、わからないことはなるべく直接聞きに行って実物を見せてもらったりして、自分が納得してから、自分の言葉で伝えるようにしています。
--これまで任天堂の新ハードは、ほとんど日本、アメリカ、ヨーロッパの順で発売してきましたけれど、Wiiはほぼ世界同時発売でしたよね。
坂根:世界同時発売と聞いたときは「ええっ!大丈夫なの!?」って思いました(笑)。開発者はやっぱり良いモノを作りたいという気持ちが第一にあるので、期限ギリギリまで頑張ってクオリティを上げるんですよね。国内向けの製品ができないと海外仕様の準備も進まないので困るのですが、良いモノを作りたいという開発者の気持ちはすごくわかるし、私たちも良いモノをお客様に届けたいと思うので、スケジュールは厳しいけれど「あとは海外版の担当スタッフ全員で頑張る!」という気持ちで乗り切りました。
--予定通りに発売しなくてはというプレッシャーもあるのでは?
坂根:すごく感じます。クリスマスシーズンなどは、発売日が1週間違うと売り上げもずいぶん変わってきますし、何より楽しみに待っていただいているお客様のことを思うと、ちょっとミスして発売日を遅らせるわけにはいきませんから。ミスなくきっちり仕事をすると、ものすごく地味に発売日を迎えることになるんですが(笑)、いつもそうやって地味に終わらせることを目指しています。
--どんなときがいちばん嬉しいですか?
ヨーロッパの取扱説明書坂根:2つあるんですが、1つはやはり商品を予定どおりに発売できたときですね。現地法人のスタッフは、日本のスタッフほど詳細な状況が見えないので、私たちが想像する以上に仕事をしづらいと思うんです。ですから、間に入る私ができる限り的確にスピーディに情報を伝達することで相手にちょっとでも貢献できて、予定どおりに発売するという結果が出ると嬉しいです。もう1つは印刷物の校正チェックの仕事についてですね。例えば、ヨーロッパのWii本体の取扱説明書は11言語あるので、合計すると900頁くらいになるのですが、その校正チェックをして、余計なスペースがあるとか、画面写真と説明書の言語が違っているとか、イラスト線が切れてるといった修正すべき点を見つけることができると、クオリティ維持に貢献できていると実感できて嬉しいです。あまりに細かい指摘をするので小姑みたいなんですけど(笑)。でも、先輩たちが保ってきた品質を落としたくないですし、自分の言語の取扱説明書でそういうエラーがあったら違和感を感じると思うので、きちんとやりたいと思っています。
--仕事をする上で、自分の中で転機となったことはありましたか?
坂根:入社してからずっと指導してくれていた先輩が産休でお休みに入ったことです。何を聞いても答えを出してくれる頼もしい先輩で、つい何でも聞いてしまっていただけに、いなくなった当時は本当に大変でした。でも、いざひとりになると自分がやるしかないんだという意識が強くなって、「しっかりしなきゃ」って思うようになってきました。それまでは自分で考える前に頼っていたので、自分で考えられるところまでは考えようという気持ちになりました。
■任天堂に就職しようと思ったきっかけは何ですか?
坂根:最初のきっかけは、家から近かったからなんですが(笑)、エントリーして企業研究を進めるにつれて入社したいという気持ちが強くなっていきました。もともとメーカーに勤めたいと思っていたんですが、任天堂は「おもしろいモノを作る」ということを真剣に追求していて、その判断軸がぶれないところがすごいと思ったからなんです。そういう姿勢でモノを作っている会社で働けたらいいなと思っていました。
--企業研究で、モノづくりの姿勢を感じられたんですね。
坂根:はい。流行に流されずに自分たちが思う「おもしろいモノ」を一貫して追求する姿勢とか、何度も耐久性の試験をしているとか、取扱説明書は水に濡れても滲まないようなインクを使っているといった、芯の部分がすごくまじめで素朴な会社なんだなぁと感じられる記事がたくさんあって、メーカーとして魅力を感じました。まさかそのときは自分が取扱説明書に関わるとは思ってもみなかったですけど(笑)。
--実際に入社して、外から見ていた任天堂と中から見た任天堂に違いを感じましたか?
坂根:もっと地味で古風な会社を想像していたんですけど、実際はそうでもなかったです。海外事業部は男女の仕事に区別がないですし、意見を言うことも普通にできます。それに、ひとりでカバーしている仕事の範囲がすごく広いと感じています。私を指導してくれた先輩はひとりでヨーロッパを担当していて驚きました。あと、すごく集中力がある会社だなと感じます。現地法人や関係部署も含めて、全員が集中力を発揮しているとすごく思います。
--仕事の経験を通じて成長できたと感じることはどういうことですか?
坂根:何につけても期限を意識するようになりました。あとは、バランス感覚がちょっとついてきたんじゃないかと思います。こういうときはこのルールでいこうということと、こういうときはルールに縛られず柔軟に対応しようということをバランスよく判断するようにして、いろいろな立場の人にとっていちばん嬉しい結果を出すことを心がけています。
--今後の目標は何ですか?
坂根坂根:「この人に任せておいたら安心だから、また一緒に仕事をしたい」と思ってもらうことが目標です。でも、自分では人見知りをする方だと思っているので、まずは人と感じ良く接するように心がけています。それで、誰とでも雰囲気よく、楽しく仕事ができる人になりたいです。ほかには、論理的な思考を身につけて、伝えたいことを感情ではなく論理的に相手に伝えられるようになりたいです。特に現地法人とやりとりするときは、言葉の違いや地理的な問題から説明不足で誤解を招くこともあるので、相手に理解・納得してもらって、よりスピーディに仕事を進めるためにも、論理的で説得力のある説明をする力が不可欠だと思うからです。さらに、マーケティングのような分野にも興味をもって、ビジネスに役立つ知識も身につけていきたいと思っています。
--ありがとうございました。

ある日のスケジュール

AM 8:30

出社

AM 9:00

メールチェック

AM 10:00

現地法人からのオーダーをチェック、印刷物ステイタスを確認

AM 10:30

入稿作業

AM 12:00

お昼休み

PM 1:00

Wiiの新機能に関する打ち合わせ

PM 2:00

校正チェック

PM 3:00

グループミーティング(各担当者の担当製品の進捗状況を報告)

PM 4:00

部品表の作成

PM 5:00

印刷会社さんとスケジュールの打ち合わせ

PM 5:30

メール対応(各部署からの監修結果や回答を現法にフィードバック)

PM 7:00

帰宅

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▼理工系出身

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購買管理部/向 正人のページへ

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▼デザイン・サウンド系出身

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▼事務系出身

海外事業部/坂根 香緒

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