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採用情報 先輩紹介2008
■田中さんはNintendo of America(以下NOA)に出向中ですので、テレビ会議でのインタビューですね。入社してから、どのような仕事をしてきたのですか?
田中:入社後、経理部に5年半ほど所属して、2007年1月からNOAのファイナンス部門に出向になりました。ファイナンス部門は、日本でいう経理部と財務部の役割をしています。日本にいた間は経理業務を一通り経験して、NOAに来てからは日本との連絡を円滑にする役割や、米国子会社の決算資料作成などを担当しています。
--経理部にいたころの仕事を具体的に教えてください。
当時の決算説明会用資料田中:最初の3〜4年はIR(Investor Relations:株主・投資家向け情報)業務、その後の2年は決算業務がメインでしたが、それだけではなくて、経理のいろいろな業務を経験できました。大学時代に会計を勉強していなかったので、一から勉強することがたくさんでたいへんでしたが、歳の近い先輩が多くて丁寧に面倒をみてもらえたおかげで、次第に業務に馴染んでいきました。最初に携わった業務はIRの決算説明会用資料作成なんですが、まだ定型フォームがなかったころにゼロから作り上げたので、苦労しましたね。完成して、無事に出席者に配布されたときの安堵感は忘れられません。
--経理の仕事のおもしろさはどういうところにありますか?
田中:3年ほど経ったころに連結決算関係の業務をさせてもらうようになって、NOAなどの子会社を担当するようになりました。それで、経理の流れを一通り見ることができて、経理に入ってくる数字に関する情報が、会社の隅々までつながっているんだとわかったんです。もちろん、見ただけではわからない数字もありますから、必要があれば関連部署に積極的に問い合わせていました。数字同士の関連性に注目すると、裏にあるストーリーが見えてくるようになって、すごく楽しいんです。そう思えたのは、会社がビジネスを通して経済的価値を創造するという一連の流れに、学生のころから興味があったからだと思います。たとえば利益率の数字なら、任天堂の場合はハード、周辺機器、ソフトによって違いがありますし、その中でもソフトは開発費や版権、販売形態などが影響します。また、売上の集計なら、世界のどこでどういう事情があってこのソフトが強い、ということがわかりますし、原価計算なら、部材の調達コストの状況が具体的に見えてきたりします。こういう風に、数字を通して会社の隅々まで見えてくることが経理のおもしろさだと思いますね。
--日本で一通りの経理を勉強してからNOAに行ったわけですね。NOAではどのような業務をしていますか?
田中:こちらでは、伝票処理のような経理業務全般から、アメリカにあるNOA以外の子会社の経理実務と決算資料作成、NOAの連結決算資料作成、経営成績の比較分析、そして日本の経理部とデータを交換するときなどの窓口をしています。こちらに来て作成している決算資料は、少し前まで自分が日本で受け取っていた資料なので、数字の先にある情報を現場に近いところで直接見ることができて楽しいです。
--日本との違いは感じますか?
田中:仕事をしていてもっとも感じるのは、各個人の仕事の範囲や責任が明確だということです。同僚は、いろいろな会社でファイナンスの経験を積んできている人ばかりですし、基本的に日本のような部門間のジョブローテーションもないので、各自がその分野のエキスパートとしての貢献を求められます。責任の所在が明らかな分、自分の仕事への意識が高いです。また、これはファイナンスの仕事の話ではないのですが、毎年、11月第4木曜日の「感謝祭」の翌日からセールが始まります。赤字だった流通も1日で黒字化するといわれるほど商品が売れるので、「ブラック・フライデー」と呼ばれているんです。この日は店舗が朝5時ごろに開店するので4時半ごろに見に行ってきたんですが、ものすごい行列で、このセールの熱狂がいかにすごいかを実感しました。
■海外勤務にはもともと興味があったんですか?
田中田中:大学1年生のときに、ケンタッキー州の大学に通っていた従兄弟の家に遊びに行ったんです。そのとき、時間があったので1人で長距離バスに乗ってニューヨークに行きました。いろいろな人種、カルチャー、ビジネスが集まるエネルギッシュな街の魅力を学生ながらに感じて、語学力をつけてアメリカで仕事ができたらいいな、と考えるようになりました。それで、3年生のときにアメリカに1年間留学したんです。そのときのホストファミリーの子どもたちが任天堂のゲームを夢中で遊んでいて、言葉も人種も違うのに同じゲームを楽しく遊んでいる、という印象がすごく強く残っているんです。ですから、僕の中では海外で働くことと任天堂という会社がなんとなく近い関係にあるんです。
--英語は留学中に上達したんですね。
田中:留学後も自分なりに勉強は続けていましたが、学生の英語と仕事の英語は違いますから、今でも勉強中です。仕事は期日や目的がきっちりとあるものですから、しっかりビジネスができるレベルまで向上させていきたいと思っています。こちらでは、ランチタイムを利用して職場内コミュニケーションのとり方の研修があったり、同僚が英語の適切な言い回しを教えてくれたりするので、コミュニケーションにしろ英語にしろとても勉強になります。アメリカ人って、比較的ストレートな表現をするイメージがあったんですけど、実際は、相手のミスを指摘するときでも相手に気づきの機会を持ってもらえるような表現にしたりするので、言葉は違っても本質の部分は日本と同じなんだなと思いました。
--田中さんは、なぜ任天堂に就職しようと思ったのですか?
田中:世界でも存在感を示している日本のメーカーに興味がありました。その中でも、任天堂は世界において競争力がありましたし、エンターテインメントという生活必需品ではないものを作り、輸出しているという点を魅力に感じて入社しました。実際に入社して感じたことは、会社として矛盾が少ないというか、顔が見えるということですね。うまく説明はできませんが、会社全体で1つの人格のようなものを意識できる気がします。法人と呼ぶくらいですから、人格があってもおかしくはないのでしょうけど。それは、任天堂の長い歴史を支えてきた人々の飾り気のなさや人間性が会社全体に広く行き渡っているからなんだと思います。任天堂は本社内にお茶室があったりと洒落っ気は感じるのですが、決して派手に着飾って良くみせようという感じではないですね。たとえば、「役職呼称」を廃止して「さん付け呼称」を実践していることや、役員がほかの社員と同じ部屋で仕事をしているためにコミュニケーションをとりやすく、仕事の進行が速いことや、社員数が1,400名程度なので、名前を聞けばなんとなく顔が浮かぶということは、仕事をする上で合理的でプラスに働くのだと思います。
■これまでを振り返ってみて、どのように成長したと感じますか?
田中:「相手の立場に立って考える」ということは、日本にいたときも実践していたつもりですけど、こちらに来ると文化が違うので、相手が自分の想定外の考え方をしたりするわけですよね。そういうときに、相手の立場で考えるということがやっぱり役に立つんですね。「この仕事は誰がどういう風にするんだろう」とか、「こう連絡したらどう返事をくれるだろう」ということを考えながら連絡するように心がけているので、仕事をうまく進める方法を少しずつ身につけられていると思います。
--今後の目標は何ですか?
田中:アメリカでこそ学べることを吸収したいと思っています。重要性を基準に判断し、物事にメリハリをつけて対応することなど、合理的思考の実践には日々出会います。今後、アメリカ流の考え方の見習うべき部分を吸収しながら、日本流の良い部分をこちらで実践していくこと、アメリカと日本のハイブリッドな価値を創り出していくことが、私の目標です。
--ありがとうございました。

ある日のスケジュール

AM 8:30

出社。本社からのメールをチェックし、返信

AM 9:00

即答できないものは、期日を決めて調べる

AM 10:00

本社からの委託業務費用を集計し、請求書を作成

AM 12:00

人事部が主催する、職場でのコミュニケーションに関する研修にランチをとりながら参加

PM 1:00

メールチェック
子会社月次の経理資料の作成、伝票の起票など

PM 3:00

社内ミーティング

PM 4:00

親子間債権債務のチェック

PM 5:00

日本からちらほら連絡が入りはじめるので、対応する

PM 6:00

日本の人から直接話を聞ける時間帯なので、ここぞとばかりに連絡を入れる

PM 7:00

連絡の合間に、子会社の伝票を処理したり、勘定科目明細を作成

PM 8:00

一区切りついたら帰宅

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▼理工系出身

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▼デザイン・サウンド系出身

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▼事務系出身

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NOA/田中 謙一

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