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先輩紹介2009
DS LiteやDSiで叶えることができた夢。仕事とともに成長していける。 - 開発技術部 尾花 和俊 2004年入社
尾花さんが所属している開発技術部はどのような部署なんですか?

開発技術部では、ニンテンドーDS、DS Lite、それにDSiといった携帯ゲーム機の開発をメインに行っています。大きく分けるとハードウェアとソフトウェアとに担当が分かれているのですが、ハードウェア関係では、私が所属している無線機能を開発するグループをはじめとして、液晶画面を担当するグループ、全体の回路を設計するグループ、筐体のデザインをするグループ、そのデザインをもとに実際の筐体を設計するグループなどに分かれています。

入社して最初に関わったのはどのような仕事でしたか?

私が入社した年の冬にはDSが発売されることが決まっていました。無線機能のグループに配属されたのですが、私にとっては専門外でしたので、最初は何をやったらいいのかさっぱりわかりませんでした。でも、上司と大学で学んだことを話す機会がありまして、そこで指示されたのが、それまで手動で操作していた計測器を自動化するシステムを組むことでした。ソフトウェアをつくることは学生時代にちょっとやっていましたので、その仕事を通じて、無線の検査方法を学んで、DSが発売されるまでは、いろんな環境下で通信が可能かどうか、検証する仕事をしていました。いま思い返すと、上司が自分のステップアップを考えて、自分のやってきたことと業務のつながるところを探ってくれていたのだと思います。

いちばん印象に残っている仕事を教えてください。

DSの後、DS Lite、DSiの無線機能の開発に関わりましたが、もっとも印象に残っているのはDS Liteです。最初から最後まで、ハードの開発に関わることができたのは初めてのことでしたから。DS Liteは、DSの上位機種という位置づけでしたので、いきなりゼロからつくりはじめるのではなく、その意味ではとても入りやすい仕事でした。上司から指示されたわけではないのですが、あまり自分の仕事に固執しないようにして、自分にできることは何でもやろうと、少しずつ仕事の幅を広げていくようにしました。

難しかったのはどんなことでしょう?

DS Liteでは、よりコンパクトなものにすることが最大のテーマでした。しかし、小さくするとコストがかかります。かといって、コストを下げるために機能を落とすのもよくありません。商品としてのバランスを考えながら、いかにコンパクトにできるかということが重要でした。みんなで集まり、必要な部品を目の前に積み上げて、ここまでなら小さくできるといったようなことを、実際にやってみたりもしました。

無線機能でも、周りの細かいところを少しずつ削っていく作業をしました。削っては問題なく動作するか、地道な作業の繰り返しでしたが、絶対にいい商品ができるという手応えがありましたし、完成したときは、すごい達成感がありましたね。

実際にDS Liteが発売されたときはうれしかったでしょうね!

日本だけでなく、世界中の方々に受け入れていただき、がんばった甲斐があったと思いました。それまではゲームをしなかったような若い女性が、電車のなかでDS Liteで遊んでいるのを見たときは、すごくうれしかったです。でも、いちばんうれしかったのは公園で見かけた光景ですね。子どもたちが集まって、無線通信を使ってワイワイ遊んでいたんです。自分が担当した部分で楽しんでもらってるんだなあと、とても幸せな気持ちになったのを覚えています。

どのような学生生活を過ごされていましたか?

大学に入ったときは、将来のことはほとんど何も考えていませんでした。ただ漠然と、モノをつくる仕事には関わりたいと思っていまして、コンピューターにも興味があったので、その2つを同時に実現できるところを探していました。たまたまアルバイトで参加したバーチャルリアリティの展示会で、来場者がいろいろな展示物に驚き楽しんでいるのを見て、自分も多くの人に喜んでもらえるものを作りたいと感じて、情報理工学系研究科という、名前を聞いても何をしているのかわかりにくいところに入って、バーチャルリアリティを研究することにしました。研究では、自分の足で3D空間の中を移動するというシステムを作りました。

どうして任天堂に入りたいと思ったのですか?

自分としては多くの人たちに喜んでもらえるような仕事をやりたかったので、ハード系のエンターテイメントを手がけている会社を考えました。そのなかで、任天堂を選ぶことにしたのは、自分がインターフェイスの仕事に関わりたいと思ったからなんです。昔から任天堂はいろんなインターフェイスの商品、たとえばゲームボーイを傾けて遊ぶ『コロコロカービィ』などをつくっていたので興味を持っていました。DSやWiiが出る前のことで、新しいインターフェイスでもっとおもしろいことができると思って、任天堂を受けることにしたんです。

実際に、任天堂に入社して、何かイメージが変わったことはありますか?

入社する前は、会社というのは仕事だからと割り切って働いてる人が多いんだろうなと思っていたんですが、その予想はいい意味で裏切られました。それぞれのスタッフが情熱を持って、ひとつの目標に向かって仕事をしていて、まるで活気のある大学の研究室に似てると思いました。

あと、驚いたことは、検証や評価を徹底して行うことです。最初の頃は「そこまで繰り返しやる必要があるんだろうか?」と思ったこともあったんですが、予想もつかないところで不具合が生じるといったことを何度か体験して、身にしみてその大切さがわかりました。大学の研究では、データをとって、デモのときにちゃんと動き、後は論文を書いたらおしまい、みたいなところがありますけど、会社ではクオリティをすごく重視していて、その意味でもイメージが大きく変わりましたね。

どういったところが成長したと思いますか?

会社では、自分ひとりががんばっても何もできませんので、仕事に関わる全ての人たちとうまく協力しながらやっていく必要があります。そこでいつも意識するようになったのはサービス精神です。たとえば、あるデータが欲しいと頼まれて、そのままデータを渡すのと、相手に見やすいように加工して渡すのとでは、それを受け取った相手の手間が違ってきますよね。相手の立場を考えながら仕事をすることで、プロジェクトがうまく回っていくように感じています。

最後に、今後の目標を教えてください。

私の大きな目標はモノをつくって、多くの人たちに喜んでいただくことでしたので、DS LiteやDSiで、その希望が叶えられ、すごく幸せだと思ってます。

今後は、知識だけでなく、たくさんの経験を積んで、新たなスキルを身につけていきたいと思っています。いずれはインターフェイスの仕事に携わって、たくさんの人を驚かせてみたいですね。

ある日のスケジュール

ありがとうございました。

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