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多方面の知識をもとに、毎日の交渉と判断 努力の結果が市場に直結する達成感がやりがい。

理工系 2006年入社 購買管理部 中村 大輔

購買管理部  中村 大輔

所属する部署ではどのような仕事をしているのですか?
ゲーム機のハードやソフトをはじめ、花札やトランプなどの任天堂商品を作るために必要となる、さまざまな部材の調達や原価低減、生産計画の立案等を行っています。部材には、液晶や半導体、ゲーム機の外装となる成型品、ボタンのゴム、ネジから印刷物に至るまで本当にさまざまなものがあり、ニンテンドーDSでも数百点ほどの部材が使用されています。
部材調達や原価低減の担当は主として部材の種類ごとに割り振られていますが、部材を調達する際には、半導体だけ10万個、といったように特定の部材だけを調達してもほかの部品が不足すれば生産ができませんので、担当者間や上司との密なコミュニケーションが重要です。
また、取引先とのやりとりも非常に多いため、部内は活気に溢れた雰囲気です。
中村さんはどのような仕事をしていますか?
私の場合、学生時代に半導体工学を学んでいたこともあり、主に半導体の調達や原価低減を担当しています。調達先の選定については、3つのポイントを踏まえて総合的に判断しています。
1つ目は価格です。価格交渉にあたっては、部材自体の市況やその部材を用いる他製品の市況、調達先の経営状況や同等品を生産している他メーカー様の情報、部材の内部構造などのさまざまな情報をもとに、部署としての戦略を煮詰めていきます。そのような情報収集や分析においては、日頃からの研究が欠かせません。
2つ目は品質です。いくら安くても品質に問題があれば、お客様からいただいている「任天堂の製品は壊れにくい」との評価に傷をつけてしまうことになります。既に取引実績があるメーカー様であれば過去の不良データから判断できますが、新規メーカー様の場合は、品質保証体制などを先方の責任者の方も交えてご説明いただくこともあります。
3つ目は供給能力です。当社が事前に提示した数量をきちんと納めていただけるかだけでなく、急な生産数増加などへの対応能力も考慮します。対応能力が十分でない場合、お客様に商品をタイムリーにお届けすることができません。
これらの仕事には、部材の動作原理などの知識はもちろん、それらの生産工程や市況の判断、調達先の財務状況の理解や分析、交渉スキルなど、総合的な知識や経験が必要になります。幸い、私が学生時代に学んだこととオーバーラップする部分も多く、非常に助かっています。
購買管理部は、製品を製造していただく協力工場の所在地によって担当するグループが分かれており、私が所属する海外購買グループでは海外メーカー様からの調達も多いですね。海外メーカー様と商談をする場合、通常は日本法人との折衝になりますが、価格や調達状況が特に重要となる局面では海外法人と直接の面談を設けたり電話会議をすることもあります。
仕事のやりがいを教えてください。
写真イメージ購買管理部特有の業務として、世界中のより多くのお客様に手にとっていただきやすい価格を実現するための原価低減が挙げられます。そのための価格交渉は、それまでに吸収した知識や情報を総動員する必要がありますし、商品の成否を握る重要な鍵ともなるため非常に大きなやりがいを感じます。最近では、Wiiの本体価格の値下げに貢献することができました。日頃の努力が希望小売価格の改定に繋がったことは大きな達成感があり、自分の仕事の結果が市場に直結していると感じられます。また、商品の需要が想定以上に増えて部材調達が切迫する場合もあり、そのような納期調整は大変ですが、市場のお客様のことを考えると前向きな気持ちで取り組むことができます。
現在は、ニンテンドー3DSの発売に向けて動いています。新ハードの立ち上げに伴う部材調達や原価低減にあたっては、社内外のさまざまな情報をとりまとめた上で、上司との連携や判断が必要になります。そうした情報の整理や判断力は、仕事を通じて磨かれてきていると感じています。
どのような学生時代を過ごしましたか?
電子工学専攻で半導体量子物性を中心に勉強していましたが、それ以外にも手を広げていました。たとえば電子回路や化学のほか、専攻と離れたところでは生物や経済、経営系もかじっていましたね。気がつけば、大学を2回卒業できるほどの単位を取得していました。もともと勉強があまり苦でなかったからというのもありますが、何より「学費のもとを取らないと」と思っていたので(笑)。そう考えると、当時からコストに対する意識があったのかもしれません。今でも、興味がある物理や地歴系、実益を兼ねて財務関係の本を読んだりもしています。
購買管理部では部品などの知識はもちろん、理工系以外にもさまざまな知識を活用することができるので、知的好奇心旺盛な方が向いていると思います。
どうして任天堂に入りたいと思ったのですか?
25年ほど前に初めてファミコンに触れたときからずっと任天堂で働きたいと思っており、就職するのであれば任天堂以外は全く考えられないほどでした。ファミコンがとても楽しかったからというのはもちろんですが、その後も任天堂の生み出す製品や経営者の考え方、更には20世紀末の任天堂黎明期からの歴史などを踏み込んで調べるうちに、非常に強く興味を惹かれていきました。また、十字ボタンなどを家庭用ゲーム業界で初めて導入するといった先進性にも興味を持っていました。
入社して、イメージと違っていたことはありますか?
財務体質が非常に強固な会社であると認識していましたので、製品原価に対してある程度の甘さはあるのではないかと思っていましたが、原価低減を徹底している様子に驚きました。当初、購買管理部に配属された際には、自分がそれまでに身につけてきたこととの方向性が異なるように感じて戸惑いました。しかし、実際に仕事を進めるうちに、半導体そのものや製造工程に関する工学的理解を活かしたり、それまでに全く経験が無かった交渉など多様な経験を経て、非常にやりがいを感じられるようになりました。また入社年次が浅いうちから高額な取引や価格交渉など、財務諸表に直結するような仕事ができる点でもやりがいを感じます。
今後の目標を教えてください。
もともと半導体物性の勉強をしていたので、それらの知識を深めつつ、部材の工学的側面により踏み込んだ価格低減を行いたいですね。それにより、任天堂製品をより多くのお客様に楽しんでいただけると考えています。
また、深遠な購買業務において更に経験を積みながら、多様な観点から必要となる判断の精度を向上させていきたく思っています。

ある日のスケジュール

  • AM8:00
    出社、メールのチェックや対応
  • AM9:00
    グループ内会議 ニンテンドー3DS生産に関する、グループ内での情報共有
  • AM10:00
    来客 部品メーカー様からのプレゼン
  • AM11:00
    部品調達計画の見直し
  • AM12:00
    昼休み 周囲のメンバーとニンテンドーDSで対戦
  • PM1:00
    デスクワーク 変更した部材の供給が可能かどうか、各取引先に確認
  • PM2:00
    来客 部品メーカー様からのプレゼン
  • PM3:00
    部門間会議 ニンテンドー3DS生産に関する、関係部門間での進捗状況共有
  • PM4:00
    部内会議 基幹システムの改善点検討
  • PM5:00
    システム検証 システム改善の実装状況を確認
  • PM6:00
    トラブル対応 部品不良の影響範囲を関係各社に確認
  • PM7:00
    代替品を手配
  • PM8:00
    帰宅

休日の過ごし方

写真イメージ

休みを利用して国外へ遊びに行きます。2010年8月にはアフリカ最高峰のキリマンジャロに挑み、職場の後輩たちと共に氷河に囲まれた頂上5895mを踏みしめることができました。

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