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環境制作部  温井 崇友

開発を効率よくするための橋渡し役の仕事。開発者同士をつないで会社の総合力を高めていきたい。

理工系 2007年入社 環境制作部 温井 崇友

所属する部署ではどのような仕事をしているのですか?
環境制作部は、"ゲーム開発のための環境を整える"部署です。 ゲーム開発に必要なライブラリ

(※1)

やミドルウェア

(※2)

を制作するグループ、プラットフォーム横断でUIデザインの検討をするグループ、任天堂キャラクターの監修を担当するグループなど、開発環境を整えることを目的とした複数のグループが集まり、ゲーム開発者を支える仕事をしています。
ここでいう「開発環境を整える」というのは、開発環境の制作にはじまり、開発者への各種情報展開、技術的なサポート、そしてそこで得られた不具合報告や機能追加要望といったフィードバックから、より良い開発環境の制作につなげる、という一連のサイクルを指しています。ゲーム開発の規模が小さかった頃は、各部署や各ソフトメーカーさんがそれぞれ独自に開発環境を制作することもありましたが、それでは非効率だったり品質にばらつきが出てしまいます。そこで、共通で利用できる開発環境を環境制作部が用意することで、ゲーム開発者がゲーム開発そのものに専念することができるような体制をつくっています。
その中で私が所属している開発環境コーディネートグループは、ゲームを制作している開発者と、開発環境を制作している開発者とを、様々な手段で「つなぐ」仕事をしています。
具体的には、開発環境を発信するためのサポートサイトを運営し、そこで社内からの問い合わせに対する技術的なサポートを行っています。社外のソフトメーカーさんへのサポートは他部署が行っていますが、それらの部署からの問い合わせも、最終的には私たちのグループに届きます。私たちは、社内・社外からの質問や要望を取りまとめ、開発環境を制作するグループに伝えるという、橋渡しの役割も担っています。
さらに、社外の要素技術を導入して、ミドルウェアとしてゲーム開発者に提供することも行っています。たとえば、手書き文字認識や音声認識、顔認識といった、社外のメーカーさんが持っている特別な技術を調査し、ゲームに利用できるかどうかを評価します。採用することとなった場合には、ミドルウェアとしてサポートサイトでゲーム開発者に発信されることになります。契約の交渉なども私たちのグループで担当しているんですよ。

※1 ライブラリ:ゲーム機が持つ基本的な機能を動かすためのプログラムを部品化したもの。ライブラリを利用することで比較的簡単にゲーム開発ができるようになります。

※2 ミドルウェア:ある特定の分野や機能に特化したプログラムを部品化したもの。目的に合ったミドルウェアを利用すれば、開発者はその部分を独自に準備する必要が無くなります。

温井さんはどのような仕事をしていますか?
写真イメージゲーム開発者からの質問対応、技術サポートや、ミドルウェアの評価・契約など、グループが担当している仕事は一通り経験しました。最近では、ニンテンドー3DS向けのある要素技術の採用に携わりました。ミドルウェアメーカーさんに、3DSで動作するサンプルの作成を依頼し、社内の開発者と協力しながら、その技術評価を行いました。また、社外の技術を利用させて頂くうえで必要な、費用の交渉や契約なども担当しました。ミドルウェア開発プロセスの全体を通して担当できたので、とてもやりがいがありましたね。
ミドルウェアについては様々なメーカーさんから多数の提案があります。「これは」と感じたものがあれば社内に情報を展開し、「実際に使いたい」という声を受け、採用を前提に検討していきます。また、社内からの要望がなくても、将来使えるかもしれないミドルウェアを想定しておくこともあります。これはニンテンドーDS開発当時の話ですが、私のグループは、手書き文字認識や音声認識技術が採用されると事前に見越していて、実際に要望が出るとすぐにミドルウェアとして開発者に提供でき、その甲斐あって、短いスパンでの開発が実現したという例もあります。そこまでうまく運ぶことはなかなかないかもしれませんが、新しいゲームに使えそうな技術については常に探し求めています。
印象に残っている仕事について教えてください。
入社3年目に携った、英国放送協会BBCの番組が視聴できる『BBC iPlayer』というイギリス向けWiiチャンネルの技術サポートです。技術的にチャレンジングなプロジェクトだったため、各部署からの情報が集まるグループに所属しているメリットを活かして、私が直接サポートすることになりました。イギリス、アメリカ、日本にそれぞれ開発拠点があるという少し特殊な開発体制だったので、とりまとめるのが特に難しかったです。
開発が進むにつれて、各国の役割分担に不明瞭なところがあったり、開発の段取り面で非効率な箇所があることに気づき、そのままでは完成が予定よりも大幅に遅れてしまうということがわかってきました。それぞれが自分の役割を把握していなければ、プロジェクトはうまく回りませんので、各拠点の担当者と話し合い、役割分担を明確にすることはもちろん、それぞれがより当事者意識を持って、効率的に意見交換をできるように働きかけました。具体的には、物事の判断が必要な時に、「この2つの選択肢のうち、どちらを採用しますか?」という訊き方ではなく、「こちらの方がいいと思いますが、どうですか?」と自分たちの意見をまず提示する、というやり方を各国間で共有するよう提案しました。
複数案を提示することは誰にでもできますが、その中でベストと思えるお薦めを選んであげるということが大事だと思うんです。そう考える理由もちゃんと説明します。これは、開発環境コーディネートグループでは浸透している考え方です。
自分で直接プログラミングをしたわけではありませんが、無事軌道修正してスケジュールに間に合わせることができ、プロジェクト進行の役に立ててよかったと感じています。
どのような学生時代を過ごしましたか?
思えば学生の頃から、自分の工夫したことが結果として返ってくると楽しかったですね。 大学院ではコンピューター系の研究室に入り、大学生向けの学習支援システムの開発を行っていました。"協調学習"という研究分野になるのですが、教授が掲載した課題を学生がチェックして、回答や成果をアップロードする機能をベースに、学生同士がウェブ上でお互いの成果を評価し合うなど、学習意欲向上を目的とした機能を多数盛り込みました。実際に100人以上の学生に使用してもらい、成績の変化やアンケートでの回答を統計的に見たところ、効果があるという結果が出てうれしかったです。
元々教育には関心があったので、情報科の教員免許をとって、院生時代には高校の非常勤講師も毎週担当していました。授業では、生徒からのフィードバックが直に感じられるので、興味を持ってくれるように授業構成や資料作りを工夫したことも楽しかったです。
これらのシステム構築や非常勤講師の体験をきっかけに、「ものをつくるよろこび」を再認識したことから、ものづくりをしている企業で働きたいと考えるようになりました。
入社して、イメージと違っていたことはありますか?
今の私の仕事がまさにそうなのですが、ゲームソフトを直接プログラミングすること以外の仕事が多いことに驚きました。プログラマーとして自分の名前が世に出る仕事を志望していたので、最初は戸惑いました。しかし、今は、陰でがんばるというのもかっこいいんじゃないかなと思います(笑)。
今やっている仕事も、技術的な知識がないとできないことです。開発環境を制作するグループが直接質問を受け、その全てに回答していては、肝心の開発を進めることができません。そこで間に入るのが、私たち開発環境コーディネートグループです。私たちでわかるものはその場で回答し、わからなくても開発チームにそのまま回さずに、手元で調査をしたり、質問の要点をまとめて開発チームにつないでいます。間に入るといっても、技術的なことをきちんと理解していなければただの伝言ゲームになってしまいますので、相手に合わせた伝え方、必要に応じた補足など、受け手にとってわかりやすい形にしてつなぐということは、この仕事のあらゆる面で求められることだと考えています。
今後の目標を教えてください。
入社当初はプログラミングやネットワークなどの知識を高めたいと考えていましたが、今はそれだけでなく、人と人の間に入って、横のつながりを作ることに興味があります。専門知識や高い技術スキルを持つ人は社内にたくさんいます。そういう人を、その知識やスキルを必要としている人たちとうまく引き合わせることで、会社全体としてのパワーをさらに高められると思うので、そこで貢献していきたいですね。
最近では、専門知識をより高めていくのはもちろん、プロジェクトマネジメントについても勉強中です。物事の判断に必要な考え方や進め方について経験を積みながら、自分のめざす役割を果たせるように積極的に取り組んでいきたいですね。

ある日のスケジュール

  • AM8:30
    出社
  • AM8:45
    メールチェック、タスクの確認
  • AM9:00
    海外子会社とのビデオ会議
  • AM10:00
    アプリ開発者からの質問対応
  • AM11:00
    ミドルウェア契約案件の進捗棚卸し会議
  • AM12:00
    昼食
  • PM1:00
    アプリ開発者からの質問対応、ライブラリ開発担当者への問い合わせ
  • PM3:00
    ミドルウェアの動作検証、ミドルウェアベンダーへのフィードバック
  • PM5:00
    アプリ開発者からの質問対応、不具合調査
  • PM7:00
    日報を提出して帰宅

休日の過ごし方

写真イメージ

半年前に息子が産まれ、休日は絵本を読んであげたり公園に散歩に行ったり、もっぱら家族サービスです。勝手がわからず仕事よりも大変!?

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