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先輩紹介2012

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自分の関心に気づいてもらうために。ソフトの魅力をきちんと伝えるデザインをつくりたい。
所属するグループではどのような仕事をしているのですか?
私の所属しているアートワークデザイングループは、ゲームソフトのパッケージ、取扱説明書、雑誌広告やポスターなど、任天堂から発売される製品にかかわる印刷物などを制作しています。商品のパッケージや広告に必要なソフト名のロゴやイラストもアートワークデザイングループで制作しており、作成したイラストが広告媒体などで使われる場合には、そのソフトのイラストがコンセプトどおりに正しく使われているかもチェックしています。
通常、1タイトルにつき数名のデザイナーが担当します。担当者の中で割り振りを決めパッケージや取扱説明書などを分担します。パッケージのデザインにあたっては、まずゲームソフトを触ってみて、ゲーム開発者からそのソフトの特徴やコンセプトを確認することから始めます。また、販売する視点から各ソフトを世の中にどんな風に伝えていきたいかという販売方針を営業部門に確認します。ただ、これらの詳しい情報が確定するより前にパッケージのデザイン案を制作しなければいけないので、販売方針などの方向性が変わっても柔軟に対応できるよう、その時点で考えられる方向性を複数案検討して、提案できるようにしています。案出しや絞り込みについては担当者だけで確定させるのでははく、必要であればアートワークデザイングループ内でアンケートを行います。アンケートの回答には「これでは意図が伝わりにくいかも」「こういう方向性の案が足りないのでは?」といったコメントもあり、ニュートラルな視点を再確認できるよい機会になっています。最終的に数案に絞られた中から、開発部門や営業部門と協議して、さらにブラッシュアップや検討を重ねて完成させるというのが仕事の大きな流れです。
井上さんはどのような仕事をしてこられましたか?
写真イメージアートワークデザイングループの仕事は数カ月といった短い期間で担当するものが多いので、比較的多くのタイトルに携わってきました。最近担当したのは『みんなのリズム天国』『あつめて!カービィ』『毛糸のカービィ』などです。Wii用のソフト『みんなのリズム天国』のパッケージ制作では、前作のニンテンドーDS用のソフト『リズム天国ゴールド』とどうやって変化をつけるかに頭を悩ませました。Wii用のソフトになり「みんなで遊べる」というより間口の広いゲームになったことや、シリーズを通して共通する独特の世界観を表現したいという想いから、誰にでも遊べるボーダレスなイメージと、色鮮やかなインパクトを持つレインボーカラーをデザインに取り入れました。一方で、リズム感が必要とされるという遊びごたえも備えているので子どもっぽくなりすぎないように、黒色をアクセントにしています。レインボーの色についても発色をよくするためにどのようなインクを使うかなど検討を重ねました。店頭でたくさんのパッケージが陳列されると、ひとつのときよりも一層インパクトを出すことができ、店頭での見栄えにも一役買えたのではないかと思います。
パッケージデザインの役割は、お客様自身が「自分が今一番遊びたいソフトはこれなんだ」と最終的に決断するタイミングで、ソフト自体の魅力を後押しできるデザインを作ることだと思います。たとえるなら、パッケージはゲームソフトにとっての衣装のようなもので、ゲーム開発者たちが、ときには数年間という長い時間をかけて作った中身に、私たちがピッタリの衣装を着せて送り出すイメージです。私がソフトに携われるのは発売前の数カ月間だけかもしれませんが、開発中のソフトをプレイしたり、開発者のソフトへの想いを聞くことで、開発者たちと同じように思い入れを持ちデザインに取り組むように心がけています。一方で、発売直前の最後の開発期間にかかわるからこその感覚も大切にしています。たとえば、取扱説明書などでは、初めて遊ぶ人が感じる視点を活かしてつまずきやすいポイントを見つけることができます。アートワークデザイングループで制作するものは、ソフトと同様に長い間お客様と接することになるので、その点を意識することが大事です。
仕事のやりがいを教えてください。
写真イメージ入社前から商品パッケージや映画のチラシに興味があってよく手にとって見ていましたが、使ってみるとすごくいい商品なのにパッケージで損をしていたり、パッケージと商品が合ってないのでは……と感じるなど、中身と外見にギャップを感じることがときどきありました。これは今の仕事でも意識している部分で、そういったギャップがなく、商品の魅力を最大限に活かせるデザインを考えるようにしています。パッケージを通してお客様とソフトを引き合わせていると思うとプレッシャーとやりがいを感じますね。また、パッケージのおもて面だけでなく、うら面も重要です。買う直前にじっくり読まれることが多いと思うので、きちんと魅力が伝わって誤解なく買っていただけるように、プレイ方法の説明や文面などに間違いがないよう注意しています。担当したソフトが発売されると店頭に行くのですが、お客様がパッケージを手にとっている姿を見かけるとやっぱりうれしいですね。
どのような学生時代を過ごしましたか?
映像学科でアニメーションなどを作っていました。単純に「絵が動いたら楽しいだろうな」という気持ちで(笑)。実写のショートストーリーやコマ撮りの人形アニメを作ったり、インスタレーションをしたりと幅広くいろいろなことをしていました。大規模な作品になると、ひとりではなく数人で協力して作ることが多く、みんなで何かを作ることが好きでした。展示イベントなどもやりましたが、会場の入口から出口まで、どういう見せ方をすれば来場者の方に盛り上がってもらえるか考えるのも楽しかったです。いろいろな“見せ方”を意識するのは、今の仕事に少しつながっているのかもしれません。
どうして任天堂に入りたいと思ったのですか?
私の弟がとてもゲーム好きだったのですが、少しやりすぎの傾向があり(笑)、いつも母に「ゲームなんかしないで勉強しなさい」と叱られていました。そんな感じで、「ゲームはよくないもの」というレッテルを貼っていた母が、ニンテンドーDS用ソフトのCMがテレビで流れたときに、「遊んでみたい」と言ったんです。弟のやりすぎに対して困っているということだけでなくて、「スポーツができない」と同じような感覚で「ゲームなんてできない」という苦手意識が母の中にはあったようですが、そのCMによって母は「やってみたらできるかも」と感じたんだと思います。「今まで本人も気づけなかった可能性に気づかせる」ということはすごく困難なことだと思っていたので、それを実現させた任天堂という会社にとても興味がわいて、受けてみようと考えました。
今後の目標、入社して成長できたと思うことを教えてください。
写真イメージ実際に入社してみて感じたのは、自分以外の誰かに原因を求めるのではなくて、自分の行動次第で状況は変えられる、という考え方の人が多いことです。たとえば、新しい印刷技術を取り入れる場合でも、インクが環境に配慮したものになっているか、生産性はどのように変わるかなど、変化することで起こるメリットやデメリットを調べて、それらの問題をクリアするためのハードルをいくつも越えなければなりません。たとえばWiiのソフトのケースは通常白色ですが、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』には赤色のケースが採用されています。これも、赤色にするための調査や課題がいろいろとある中でも、その方がソフトの魅力を引き立てられるという想いから、先輩が調整や検討、関係部署への提案など粘り強く取り組んだ結果、実現させたものだそうです。そういった壁を乗り越えられる先輩たちが身近にたくさんいて、苦労したことや変化することへの可能性、取り組むためのステップを示してくれるので、自分も見習い、少しずつでも吸収していけたらと考えています。
今後の目標としては、ソフトの魅力をより的確にデザインし、少しでも早く作れるようになっていきたいですね。早い段階からそういう案を出して方向性を固めることができれば、ブラッシュアップに時間をかけられるのはもちろん、自分以外の他の人たちがより多くの時間を、その商品にかけられるようになります。たとえば、開発やプロモーション、生産、出荷など、少しずつでも多くの時間を充てることができれば、さらによいものが作れるのではないかと思います。
アートワークデザイングループの仕事は、さまざまな部署や社外の方の仕事とつながっていることを実感できることが多いので、自分自身のデザインの仕事に没頭するだけでなく、以前よりも広い視野で考えることができるようになったと感じます。見えることが増えるほど、どこかで喜んでくれている人がいることを感じやすくなるので、よい仕事をしたいというモチベーションにつながりますし、それは学生のころには感じられなかった規模の喜びなので、これからもそういった経験を重ねて期待に応えていけるようにしたいですね。

ある日のスケジュール

AM8:00
出社、メールチェック
AM9:00
イラストの確認と海外版の印刷物の監修
AM10:00
印刷物制作
AM11:00
一緒に担当しているメンバーと
午後の打ち合わせの事前準備
AM12:00
食堂でお昼ご飯
PM1:00
ソフト担当者、営業担当者と
打ち合わせ
PM2:00
一緒に担当しているメンバーと
打ち合わせ。
印刷物制作と修正対応
PM3:00
ラジオ体操、印刷物制作と修正対応
PM5:30
退社
PM6:00
会社の女子たちとフットサル

休日の過ごし方

写真イメージ

四季の変化を満喫すべく同期と芋掘りに!
夜は収穫したサツマイモを料理してお芋パーティを開催しました。

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