採用情報 > 先輩紹介2012 > ネットワーク事業部 大森 俊明

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先輩紹介2012

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トライ&エラーを繰り返して前進する。 お客様に喜んでもらえる新しいサービスの追求。
所属する部署ではどのような仕事をしているのですか?
私はネットワーク事業部という部署に所属しています。ネットワーク事業部はもともとすべてのグループが本社にあったのですが、関東にあるたくさんのIT関連企業と協業していくため、東京ネットワークシステム開発グループが新たに東京に設置されました。ネットワークのシステム開発の対象は、サーバー側のシステムと、クライアント側(ゲーム側)のシステムとに大きく分かれますが、私のグループは前者寄りの仕事です。さまざまなゲームで使用されるような汎用的なものや、そのゲームでしか使用されないような個別のシステムの構築をほかの企業と連携して行ったり、ネットワークライブラリ()の開発、高速化を、本社のネットワーク事業部と連携して行ったりしています。
東京のグループはまだ少人数ということもあり、毎日昼食後に全員でミーティングを行っています。午前中に起きたトラブルを含めて何か困ったことがあれば、その日のうちにすぐ相談できる仕組みになっているので、仕事がやりやすいと感じています。

※ネットワークライブラリ:ネットワーク機能を動かすためのプログラムを、汎用的に使いやすくひとまとまりにしたもの。ライブラリを利用することでゲーム開発者の作業を軽減し、比較的簡単に機能実装ができるようになります。

大森さんはどのような仕事をしてこられましたか?
入社1年目の頃に、『歩いてわかる 生活リズムDS』というソフトに同梱されている歩数計「生活リズム計」の歩数をカウントする部分のプログラムを担当したのが、自分としての初めての大きな取り組みで、とても印象に残っています。歩数計とネットワークに何の関係が? と思われるかもしれませんが、「生活リズム計」は、計測した歩数の情報を赤外線でソフトカートリッジに通信して送る仕様だったので、通信周りや、歩数計そのものもネットワーク事業部が開発を担当しました。これはとても大変な仕事でしたね。まず初めに上司に言われたのが、「既にほかの会社が持っている歩数計にかかわる特許がたくさんあるので、それらを侵害しないように、オリジナルな手法で作ってくれ」ということでした。初めはそんなことが自分にできるのだろうかと思いましたが、特許というのはWEBで公開されているので、既に認可されている特許をしらみつぶしにチェックしつつ、知的財産部に確認をしながら、開発を進めていきました。なんとかプログラムを完成させ試作品を作ると、次は正常に動作するかチェックしなくてはいけません。通常のゲームと違って画面上だけでは試せないので実際に歩くしかないんですね。誰が歩くかというと、もちろん私自身(笑)。胸ポケット、ズボンの前後のポケット、カバンにそれぞれひとつずつ「生活リズム計」を入れて、「行ってきます!」とその辺を歩いて帰ってくるということを繰り返していました。いろいろとバリエーションをつけて、平地を普通に歩いたり、走ったり、階段を上り下りしたりして、それぞれ正しく計測できているかを自分の身体を使って確かめました。
その次に担当したのが、「ニンテンドーゾーン」()のDS、DSi側の通信プログラムです。このサービスは、たとえばマクドナルド店舗などの実施エリアで、ネットワーク通信を利用して、オリジナルのコンテンツやゲームソフトの体験版をDSにダウンロードできるのですが、そのアプリケーションソフトのプログラムを担当しました。写真イメージネットワークに関する大きな仕事は、この仕事が初めてでしたが、これも大変でした。同じプログラムがDSiとDSの両方で動くように互換性を考えてプログラミングをしたり、「数ドット表示がずれる」などの細かなバグを修正したりと、一日中プログラミングをしていた覚えがあります。ネットワーク関連のプログラミングならではの難しさとして、プログラム上うまくいっているように見えたとしても、電波状況など周りの環境によって動作が変わってしまう点があります。なので、「ニンテンドーゾーン」がサービスインする直前には、各地のマクドナルド店舗をみんなで分担して回ってチェックをし、私自身も実際に九州の店舗に行きました。また、前例のないサービスだったので、どう作ってどうデバッグ()をしたらいいのかという流れも手探りで考えるなど、サービスの完成度を上げていく過程がとても難しかったです。サービスが開始する瞬間は本当にドキドキしましたが、当日ニンテンドーゾーン実施店に並ぶお客様の行列や、そこでニンテンドーDSをプレイしている子どもたちを見たときは、とても嬉しかったですし、DSを自宅だけでなく、いつも持ち歩いていただくためのきっかけとなる場所を作れたんだという手ごたえも感じました。

※ニンテンドーゾーン:ニンテンドーDSのワイヤレス通信機能を利用したサービス。家電量販店や飲食店、駅など、さまざまな施設で利用できる。

※デバッグ:ゲームに不具合がないか確認し、そこで見つかった問題を修正する作業。

どのような学生時代を過ごしましたか?
情報系の専攻でゲームが好きな友だちも多かったので、友だちの家に集まって対戦ゲームをしたり、ほかにも、吹奏楽やバスケなどいろんなことを幅広く楽しんでいましたね。研究では、バーチャルリアリティ(仮想現実)を題材に、CGでリアリティのあるロボットの動きをどう再現するかということを行っていました。ネットワークとは関係ない分野でしたが、プログラム自体は結構書いていたと思います。プログラミングは、高専に通っていたときの授業で好きになりました。どの会社に就職したいというよりもとにかくプログラミングが好きで、将来はプログラマーになりたいと思っていました。そして、自分が興味のあるものを作りたいという気持ちと、ほかの人が触って話題にしてくれるようなものがいいなと考えたときに、ゲーム会社が頭に浮かんだんです。子どもの頃スーパーファミコンの『スターフォックス』というゲームをよくやっていたんですが、3DCGの描画をするために、ソフト側に新規のチップを入れて、ハードの機能だけではできないことを実現しているなど、任天堂は昔からチャレンジングなことをやっている印象があったので、きっと面白いことができるだろうと考えて志望しました。
入社して、イメージと違っていたことはありますか?
写真イメージネットワークの勉強は全くしたことがなかったので、ネットワーク事業部に配属されたときは驚きました。DSやWiiなどではそれまで学んできたC++言語が使えたのですが、サーバー側は学んだことがないスクリプト言語を使うことがほとんどなので、参考書を買ったり、社内の資料室にある書籍を読んで勉強していきました。でも、覚えるためにはやっぱり手を動かすことが何より大切だと思います。小さいサンプルをたくさん作ってみたり、仕事外の時間でもプログラミングを勉強したり、トライ&エラーを繰り返して身につけていきました。
また、入社前のイメージよりもプログラムを書く以外の仕事がかなり多いと感じました。よく映画などでは、プログラマーというとパソコンに向かって黙々とタイピングをしているイメージがありますが、実際はそんなことは全くなくて。『生活リズム計』のデバッグのエピソードもそうですが、ほかにも自分が作ったライブラリの使い方に関するマニュアルを作ったりとさまざまな仕事があります。企画の打ち合わせに参加して意見を出すこともできますし、自分の考えた企画を部内のWEB上に自由に投稿できるページも用意されていて、時間があるときは、私も投稿し、サンプルプログラムを組むこともあります。「ニンテンドーゾーン」も、先輩のプログラマーが最初に仕組みを考えたんですよ。一見無関係に見えるような仕事についても、そういった経験すべてがプログラミングにつながっていくと思うので、プログラムとは直接関係ない仕事がこれからもあると思いますが、何でもやります! と上司にも言っています。
入社して成長できたと思うことと、今後の目標を教えてください。
プログラマーだからといって、ただプログラムを書いていればいいというわけでなく、「今やっていることが、どうプラスになるのか」ということを考えながら仕事をするようになりましたね。自分が書いているプログラムが何のためなのか、なんで会社として今「ニンテンドーゾーン」を頑張って立ち上げようとしているのかと遡って考えていくと、目の前の一つひとつの作業も、やる意味や、優先度が判断できるようになってきたのが成長したところだと思います。"プラス"と一口に言ってもいろいろな見方があると思いますが、やっぱりお客様に喜んでもらえるかを第一に考えることが最優先だと考えています。より効率的に仕事をすることと、お客様にも喜んでいただけて、なおかつ任天堂への信頼を高めてもらえるような新しいサービスを生み出していくことの両方を追求していくことが大切なんだと思います。いつかはネットワークを使った任天堂ならではの遊びやコンテンツで世界中の人々を驚かせたいですね。

ある日のスケジュール

AM8:45
出社
AM9:00
メールチェック、
一日にやることをさっとまとめる
AM10:00
ネットワークライブラリの開発
AM11:00
メールチェック
AM12:00
お昼休み
PM1:00
グループ間でタスクの共有
(昼会と呼ばれています)、
ライブラリの設計について議論
PM2:00
ライブラリのコードレビュー、
リファクタリング (プログラムを
より効率よく書き換えること)
PM3:00
ほかの開発チームとの打ち合わせ
PM4:00
実装部分のテストや高速化作業
PM6:00
メールチェック
PM7:00
夜食
PM7:30
ライブラリ開発の続き
PM8:30
直近のタスクや
問題点の整理をしてから帰宅

休日の過ごし方

写真イメージ

休日は奥さんと東京のカフェに行ったり、ショッピングモールによく行きます。東京に転勤になってまだ1年と少しなので、関東を楽しんでいます。先日はレンタカーで水戸まで観光に行きました。

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