たくさんの“初めて”と向き合うたくさんの“初めて”と向き合う

プレイヤーが安心して遊べるように運営

私は以前、東京のゲーム会社でスマートフォンアプリの運営の仕事に携わっていたのですが、ご縁があって任天堂で働くことになりました。配属されたのはスマートデバイス事業部で、スマートデバイス向けアプリの『マリオカート ツアー』を運営する仕事を担うことになり、私はたくさんの“初めて”と向き合うことになったのです。

運営の仕事は多岐にわたります。アプリの配信を委託するAndroidやiOSといったプラットフォーマーとリリースに向けて調整を行ったり、お客様に必要な情報をお届けする「お知らせ」やFAQ(よくある質問と回答)を作成したり、それをアプリのなかでどう表示させるのかをチームで打ち合わせします。また、新たに定額制のサブスクリプションサービス導入を進めたりしました。また、『マリオカート ツアー』は163の国と地域(2019年11月現在)でリリースしているため、サービス内容や機能の検討にはより良いユーザー体験を提供するという観点だけではなく、各国の法律に抵触することがないように、という観点でも法務部の担当者と相談しながら議論を重ねたりと、ここではお伝えしきれないくらいさまざまな業務がありますが、最も大事にしているのは、お客様のプレイ体験を損なわず、安心して遊べるように運営することです。

自分自身の視野がすごく広がる

前の会社で担当していたのは、新規IPのアプリだったのですが、今回は25年以上もシリーズを重ねてきた『マリオカート』のアプリです。そこでチームと打ち合わせをしていると、「『マリオカート』だから」とか「マリオらしくない」という話が、何度も繰り返し出てくるんですね。ずっと開発に関わってきた人たちにとっては、そのひと言ですべてを理解できるのだと思いますが、外から来た人間にとっては初めて経験することで、まったく理解できなかったのです。なので、「それって、どういうことでしょうか?」と何度も確認することになったのです。


また、細かい話になりますが、たとえば「お知らせ」のテキストを1つとっても『マリオカート ツアー』はグローバルアプリということを強く意識させられることになりました。前の会社では一つひとつ詳細をとにかく丁寧に書いていくことに注力していましたが、複数の言語に翻訳が必要になる本タイトルでは、翻訳後のテキストが非常に長く、画面を何度もスクロールする必要があり、読むのが大変なテキストになってしまいました。また、日本語の細かな言い回しは正確に翻訳することが難しいことがあるため、結果、日本語とニュアンスが少し変わってしまうことがありました。グローバルに配信するアプリでは、プレイヤーの方に伝わるというのは当然ですが、さらにシンプルにそして海外の方にも読みやすいように工夫を行っていく必要があるのだと考えるきっかけとなりました。


こういったことの一つひとつの積み重ねが、日本だけでなく海外のプレイヤーの熱量につながっていくことを実感できたことも、任天堂に入って初めて経験したことです。前の会社では国内向けのアプリしか担当しなかったのですが、今回は海外のローカライズチームや法務担当者ともやりとりをすることにもなりましたし、そのように、任天堂に入社してたくさんの“初めて”と向き合うことになり、その結果、自分自身の視野をすごく広げることができたように感じています。

社員略歴

立石 佳輝スマートデバイス事業部/2017年 入社
2017年にキャリア採用で入社。
入社前はアニメーション制作会社で制作の進行管理、ゲーム会社でスマートデバイス向けアプリの開発や運営などを経験。任天堂では、スマートデバイス向けアプリ『マリオカート ツアー』(2019年)の運営業務に幅広く関わる。
職種