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社長が訊く 〜任天堂で働くということ〜

目次

アートワークデザイナー編(2) アートワークスタッフが語る「しゃべる!DSお料理ナビ」

Vol.1-2

細井 隆志 2005年入社 / 尾田 純教 2001年入社 / 中道 幸呼 1998年入社 / 取締役社長 岩田 聡

2 肉じゃがは強い

岩田

なぜ自分が料理をやるに至ったかというと、
料理に興味はあったけれど基本を知らなくて、
そのハードルを越えるチャンスがこれまでなかったんです。
だけど、玉ねぎのみじん切りの方法から全部
細かい手順を教えてくれるので、自分にもなんとかなってしまう。
一度出来てしまうと、明らかに自分がレベルアップしているわけですね。
それは経験値を積んでキャラクターのレベルが上がるのと
まったく同じ感覚で、これはゲームだ!と思いましたね。


そこで、ただのレシピ集じゃないことを
どういう風に伝えれば良いかが難しいと思ったんです。
初めてこのパッケージを見たときは衝撃的でした。
これはやられたなって。

中道

店頭に並べた感じを見るために、職場にある棚にこのパッケージを
置いて見ていたときに、みんなが通りすがりに「あーっ!」と言うんです。
この他にもいろいろな料理のパッケージを作って、置いては眺めて・・・
でもやっぱり肉じゃがは強い!と。

一同

(笑)

尾田

ゲームのパッケージはコンピュータグラフィックスで
ゲーム中のモデルを使ったり、またはイラストレーターさんに
描いてもらうことが圧倒的に多いわけですから、
写真を採用しているだけでも珍しいのに、肉じゃがって(笑)。

細井

写真を扱うことについては、「nintendogs」で
既に経験していたスタッフがいたので、
(※第一回「nintendogs」の話参照)
写真家さんへの依頼の仕方に始まり、写真を撮ってもらうのに、
どういうサイズで撮ってもらうのが良いとか、
スタジオでの撮影段取りなどをいろいろと相談しました。


自分たちにとっては、写真を使うことは初めての経験でしたが、
他のスタッフに事前に情報をもらったり、宣伝部門にも
協力してもらえたおかげで、スムーズに進めることができました。

尾田

スタジオでは時間などに限りがあって、
多くの献立の中から5品に絞って撮影しました。
専門の写真家さんと、盛り付けなどをしてくださるコーディネーターさんが
ペアで担当してくださいました。

中道

「汁は大変だよ」と言われて、「なんでだろう?」と思っていたんですが、
味噌汁などは湯気が写らないので、ドライアイスを使って撮影するんです。
茶こしに入れたドライアイスから、まるで湯気のような煙が
ほう〜っと出て、「おぉ、すごいな!」って思いました。

岩田

なるほど、ノウハウがあるんですね。
料理を5品に絞って撮影したということですが、
どうやって絞ったんですか?

尾田

一番最初に、パッケージの正面に載せる料理を何にするか
という話し合いを会議でしました。
女性と男性が半々ずついたんですが、ものすごく意見が分かれて。
男性からは「肉系!ご飯がすすむものが良い。」といった意見が
出ていましたが、女性からは「スパゲティとかおしゃれなものが良い。」
という意見が出ていました。

細井

単品の他にもセットの取り合わせ、幅広い年代に訴えるものなどを
たくさん考えましたね。


女性の支持が多かったことから、洋風のものは
外せないだろうということで、カルボナーラ
オムライスはお子さん、焼き魚は年配の方向けにと、
年齢層のバランスも考えました。
あと酢豚は男性向けに白飯にあうおかずとして入れなくてはと。

尾田

というわけで酢豚の写真の横にご飯が写っているんです。

一同

(笑)

岩田

まさか料理を何にするかで延々と会議をしているとはねぇ(笑)。

中道

すごく真剣に語りましたね。
結果、宣伝用に5品をハイクオリティーで撮影したのですが、
正面の写真は、先ほどのお話にも出ましたが、
総合的に考えてやっぱり肉じゃがでしょう、という結論になりました。
みんなで料理についてこれだけ議論を重ねたことは、
非常に印象的でした。

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