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社長が訊く 〜任天堂で働くということ〜

目次

開発環境コーディネータ編

Vol.2

取締役社長 岩田 聡 / 森脇 友城 2003年入社 / 島田 健嗣 1992年入社 / 田原 靖之 1994年入社

4 Wiiの話〜すべての仕事が同時にやってきた!

岩田

では、Wiiの話をお聞きしましょう。

島田

Wiiはゲームキューブの技術をもとにしているので、
土台はゲームキューブと共通にして、新機能だけフォローすれば
技術サポートはうまくいくんじゃないかとタカをくくっていたんです。


ところがフタを開けてみたら根本から違ってたんですね。
共通部分が思っていたよりも小さくて、新しい部分が
経験したことのないものだったので、途方にくれました。
これまで任天堂が使ったことのない技術を使っているがために、
ハードの開発部署や僕らも想像できないトラブルが
すごくたくさんあったんです。
ですからまったく新しいモノを立ち上げるのと同じで、
いや、タカをくくっていた分それ以上に大変でした(笑)。


プラットフォームの立ち上げのときには、基礎的な
ハードウェアを作る技術を整理して関係者に公開していく必要があって、
そのときが一番しんどい仕事なんですが、
今回はWiiの本体機能に写真チャンネル(※3)や
Wii伝言板(※4)があったりして、漢字変換や入力予測など
いろいろな要素技術を使わなければならなかったんです。


それらのソフト機能を同時期に完成させないといけなくて、大変でしたね。
人数が少ししかいないのに、かつての社内宣伝活動が実を結んで
いろいろな依頼がくるので(笑)。

岩田

しかし島田さん、大変な話を本当に楽しそうに語りますね(笑)。

一同

(笑)

森脇

みんなが認めてくれたのは光栄なんですが、我々の方は
仕事が重なってきつかったですね。


例えば写真チャンネルの話だと、
デジカメで撮る写真のデータやムービー形式はカメラによって
違っていたりするので、手書き文字認識・音声認識と同じで
サンプルを集めないといけないんです。
それで、また社員のみなさんに
「デジカメをお持ちの方はデータをください」と呼びかけて
協力してもらいました。


海外は、日本にないデジカメを使っているので、
ここでもNOAやNOEのみなさんに協力をお願いしました。
集めたデータを写真チャンネルで見ようとすると、
写真が横向きに表示されたり、まったく表示されなかったり、
ハードウェアがフリーズしてしまったりするので、
ライブラリを直してもらってということを繰り返していきました。

島田

写真に関してはそこまで問題は出ないかなぁと思っていたんですけど、
やっぱり少しずつ方言のような違いがあるんですね。

森脇

調べていくうちに、デジカメのデータにはかなり詳しくなりました。
写真だけでなく、任天堂の商品が新しい技術を取り入れる度に、
その要素技術を一から勉強してわりと高いところまで身につけて、
ということを繰り返すので、大変ですけど楽しいですね。

田原

印象深いのは、松下電器さんのシステム共同検証センターに
お邪魔したことですね。
そこにはデジカメがたくさんあるのですが、3人くらいで行って、
次から次に出てくるカメラで1日中写真を撮って、100台弱のカメラで
撮影したデータを集めるということをやりましたね。

森脇

こんなことでもないと絶対経験しないことですよね。
データ集めでは結構体張ってます(笑)。

※3:写真チャンネル
Wiiメニューにあるソフトウェアのひとつで、デジタルカメラで撮影した写真などをテレビ画面で閲覧することができます。スライドショーや落書きモード等もあります。
※4:Wii伝言板
WiiConnect24にある機能のひとつで、家庭内の伝言板のほか、メールのやりとりや、Wiiユーザー同士でメッセージや写真を送ったりすることができるコミュニケーション機能。その他、ソフトからメッセージが届いたり、新しいアイテムや追加のマップが送られてきたりなど、ソフトと関連した情報配信サービスも行います。

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