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社長が訊く 〜任天堂で働くということ〜

目次

デバッグ業務管理編

Vol.6

取締役社長 岩田 聡 / 八又 一生 1994年入社 / 遠藤 剛 1995年入社 / 兵藤 公治 1998年入社

6 世界中で遊ばれる商品

岩田

では今度は遠藤さんに韓国版の話をお聞きしましょう。
やっぱり文化も言語も違って、字が読めないものの
デバッグというのは大分勝手が違うんでしょうね。

遠藤

まるで違いますね。
それまでのマリオクラブにはなかった
作業形態になりました。

岩田

韓国の仕事をしてみて、びっくりしたことや
新たな発見などはありましたか?

遠藤

やはり文化の違いですね。

例えば敬語の使い方ですが、他社の方に
私が岩田さんを紹介するときには、自社の社員なので
日本語では「任天堂社長の岩田です」と表現しますが、
韓国では他社か自社かは関係なく、目上の人には
いつでも敬った表現を使うのが一般的なので、
そういう部分でも注意してテキストを直していかないと
いけないところなどに、文化の違いを実感しました。

岩田

任天堂商品はいろんな国で遊んでいただいていますが、
それぞれの国に向けての商品としては、言語だけではなく、
文化や習慣の違いということも理解して作らなければ、
その国の人たちに受け入れてもらえないですからね。
チェック作業をする上でも、重要なポイントですね。
他には何かありますか?

遠藤

そうですね、韓国参入当初に韓国でのゲーム市場は
PCのネットゲームが9割以上という圧倒的な
シェアを占めていて、家庭用ゲームのマーケットが
人口のわりに小さいと聞いていましたので、
任天堂の商品がどのような売れ方をしていくのかと
いうことに、これまで以上に関心をもつようになりました。

岩田

韓国というのは世界の中でもニンテンドーDSが
特にユニークな売れ方をして、DSが20代の女性が
読むようなファッション系の雑誌などに、
ファッションアイテムのように紹介されたと聞いています。


任天堂商品を買ってくださったお客様に、
PCのオンラインゲームユーザーとまったく違う層が
多く含まれていたというのは、日本でDSが、
従来ビデオゲームをやらない人に届いたのと
ちょっと似ていて、新しい市場ができた感じでしたね。


今ではさらにWiiも発売し、
韓国市場の状況も日々変化をしていますが、
任天堂の商品を買ってくださったお客様たちが
次の商品も遊んでくださるように、継続して
良い商品を提案していかなければならないですね。
その商品のチェック体制のコントロールタワーを
事実上、遠藤さんがやっているということですね。

遠藤

そこまで立派な話ではないですが、
いろいろな関係社員に聞いて、デバッグに投入する
人数や、重点的に見ておいてほしいところなど、
きちんとデバッグが行えるよう気を配っています。

岩田

遠藤さんは今の職場に来る前は
開発部門にいたわけですが、ものを作る側の
仕事をしていたときには見えなかったことで、
今ソフト品質管理部に来て
見えるようになったことってありますか?

遠藤

もともと意識はあったつもりなのですが、改めて
締め切りやスケジュール管理の重要性、
バグを見落とした場合のリスクや、
段取りの重要性に気付くようになりました。

開発時代には設計図を作る側だったので、
要素をくっつけることばかり考えていたのですが、
デバッグをするようになってからは、発売日までに
きちんとした商品を完成させるために、逆に
贅肉の部分を落とさないといけないといった、
「減らす視点」をもてるようになりました。

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