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社長が訊く 〜任天堂で働くということ〜

目次

ネットワーク開発編

Vol.7

中村 大輔 2000年入社 / 高山 剛希 1995年入社 / 外池 弘生 1995年入社 / 取締役社長 岩田 聡

2 改善の余地

岩田

では高山さん。
ネットワークサービスの仕事は、
始めてどれくらいになりますか。

高山

2年くらいですね。
入社時は製造部門に配属され、
それからアフターサービスの部門を経て、
いまのネットワーク開発部に異動になりました。

岩田

高山さんのネットワークサービスの仕事は、
最初はどういうふうに始まったんですか。

高山

DSのWi-Fiコネクション立ち上げの際に、
各ソフトからWi-Fiに接続するときの
ユーザーインターフェイス(以下UI)を
共通のものにするために
ライブラリを作成することになり、
そのサポートで入りました。
最初、必要な設定項目について
考える仕事を担当していましたが、次第に
ライブラリにも少しずつ携わるようになり、
ついにはWi-Fiコネクションの
ガイドブックの文章を作るといった、
今までやったことのない仕事を
任されるようになって、仕事がどんどん
広がっていきました。

岩田

仕事ってどういう経緯で
降ってくるかわからないですね。
高山さんは、もともと製造部門にいたんですよね。
過去に経験してきた全然畑違いの仕事って、
今につながっていると感じることはありますか。

高山

ありますね。
いま思うと、助かるのは、まず人脈と、
製造部門では量産する際に
だいたいどういったものが必要なのか、
あとアフターサービスのときに何で困るか、
どういうことがクレームにつながりやすいか、
といったことが想像しやすいことですね。

岩田

自分と相対する立場の人たちが
感じていることを推察して、
どうすべきなのか判断することに
すごく鍛えられていて、それが、
ライブラリやガイドブックといった
社外の方に使っていただくものを
作る仕事に役立っているんですよね。

高山さんの仕事は、どんなところで
時間やエネルギーを費やすことが多いですか?

高山

ひとことで言うと
「サポート」としか言いようがないですね。
いろんな人から質問がきたり、
「こんなことが起こってるんだけど、
これはライブラリが悪いんじゃないの?」
って言われたら調査したりで、
けっこう忙しいですね。

岩田

私もプログラマーをしていたので
わかりますが、プログラマーって
たいてい自分の書いたコードには
バグがないって思ってますけど、実際は
そうではないことが多いんですよね(笑)。
高山さんにしたら、
「なんで人のデバッグをしてあげてるんだ?」
みたいなときもあるんでしょうか。

高山

(笑)
そういうときもあるんですけれども、
解決したらみんなハッピーだから
それでいいのかな、という面もあります。
でも、トラブルに陥る際って、
ライブラリの使い方が難しくて
副次的に巻き込まれているということもあるので、
質問やトラブルがたくさん入ってくるというのは、
改善の余地があるということで、
ライブラリ自体のブラッシュアップに
役立っていますね。

あとは、そういうトラブルがあると、
サーバーの管理を担当しているアメリカにある会社と
不得意な英語でやりとりしたりするんですが、
そういうところでもパワーは使いますよね。

岩田

もともと英語は得意ではなかったんですか?

高山

かなりだめですね。
今でもできているかどうかわかりませんが(笑)。
以前は「こういう感じで聞いておいて」
というふうに英語ができる人に
頼んでいたんですけれども、
だんだん埒が明かなくなってきて、
自分で取り組むようになりました。

岩田

専門用語が絡むと一般的な通訳の能力では
意思疎通が難しいですからね。
いざ自分がやらなきゃいけないという状況に
追い込まれると、けっこうできるものですよね。

少し話は変わりますけれども、
高山さんは確かポケパーク(※1)の仕事も
担当していたんですよね。
どんな経緯で始まって、何をやっていたんですか。

高山

いまの部署に応援異動になって、すぐに
ポケパークを担当することになりました。
ポケモンの遊園地で「DSを使って何か
おもしろいサービスをしよう」という企画で、
最初は何をすべきか全然わからなかったんですが、
最終的にはインフラストラクチャモードという、
インターネットに接続する機能を使った
ランキングシステムを作りました。

岩田

ポケパークでは、DS史上初めての
使い方をたくさんしたんですよね。

高山

はい。
当時はまだWi-Fiコネクションの
サービスができる前でした。
お客さんに園内でダウンロードした
釣りのゲームを遊んでもらって、
吸い上げたスコアをランキングサーバーに
アップロードして、順位がパーク内の
大きなスクリーンに表示されるという
サービスだったんですが、
サービス開始のときに早朝に現場へ行って、
お客さんがゲームを遊んでランキングが
表示された光景を見たときは、
やっぱり感慨深かったですね。

岩田

普通の商品ですと、
お客さんが買ってくださるところは
店頭でも見ることができるけれど、
遊んでくださるところは
イベントでもない限り見られないですからね。
サービス自体もお客さんに本当に
喜んでいただけたと感じられましたよね。

やっぱりポケパークでのあの仕事が、
今、任天堂がやろうとしている
パブリックスペースでの
ワイヤレスサービス提供の話の
原点になっているような気がしています。

※1:ポケパーク
愛知万博(2005年)のサテライト会場に期間限定で開設した、
ポケモンのアトラクションやゲーム・イベントなどが楽しめる施設。

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