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社長が訊く 〜任天堂で働くということ〜

目次

経理部編

Vol.8

取締役社長 岩田 聡 / 松浦 久美子 1991年入社 / 黒川 嘉方 2005年入社 / 鬼束 正則 1994年入社

3 倍のスピードで対応する

岩田

では黒川さん、
担当している連結決算業務について、
「連結」とは何か、
から教えてください。

黒川

任天堂グループの中には、
国内・海外にグループ会社があり、
それぞれの会社で営業活動などを
行っています。
当社の業績を外部の人が見られる場合、
結局は「任天堂グループ」としての
損益や財務の状況がどうなっているのかに
ついて知りたがっておられるので、
各社ごとの財務諸表をすべて合算し、
さらに必要な処理を行って、
任天堂グループとしての成績を
表したものが「連結財務諸表」です。

岩田

要は、親会社が子会社に物を売っても、
子会社から外に物が出ていかなかったら、
任天堂全体として見たときに、
ただ内部で物が動いただけで
物を売ったことにならない。
そういう影響については正しく消去して、
グループ全体の成績を
きちんと見えるようにする仕事ですね。

つい10年くらい前までは、
対外的には単体の財務諸表が
大事とされていたのが、
今は重要性が下がって、
ほとんどが連結財務諸表主体で
表記されるようになりましたね。
本当に一気に変わりましたが、
何よりも求められるスピードが
変わりましたよね。

黒川

世の中どんどんスピードが
速くなってきていると思うのですが、
経理に関しても
やはり決算発表の早期化というのが、
世の中的に一つの流れになっています。

鬼束

数年くらい前までは、
期末後、大体2ヵ月後くらいの
5月下旬に決算発表を行っていたのですが、
証券取引所から段階的に
決算発表の早期化が指導されるようになり、
当社もそれに応じるかたちで
決算発表の早期化に取り組んできました。

黒川

今では多少の幅はありますが大体、
1ヵ月間短縮の4月末の連休に入る前までに
決算業務を終えることを目標としています。
それくらい急激に変わりました。

岩田

倍のスピードで仕事をしろと
言われているわけですからね。
経理の人にとってはもっと大変な
要素があって、いま黒川さんがおっしゃった
早期化の流れに加えて、
私が社長になった頃から、
四半期決算をやるって話になったんですよ。

年に2回だった決算処理が4回に変わり、
仕事が増えてきているところに、今度は
「決算発表は30日以内が望ましい」
という話になったわけで、
「年中決算処理をやってるような
気持ちになるだろうな」と、
はたから見て感じていたのですけど、
やっぱりすごくサイクルが
変わっていったんでしょうね。

黒川

そうですね。
ただ任天堂の場合は以前から、
決算発表を行わない月であっても、
発表に堪えうる精度にかなり近い形で
連結財務諸表を作成していましたので、
それまでの毎月の経理処理の
土台があったという意味では
対応がしやすかったのかもしれません。

岩田

実際に短縮するためにする工夫って
どんなものですか?

黒川

我々、本社経理部の作業も、
グループ会社の作業も
ちょっとずつ締切りを早めるといった、
各パートの努力の積み上げや、
最近は特に、
これまで手作業でやっていた部分を、
会計システムの導入などにより
自動化することによって
短縮することにも取り組んでいます。

岩田

そういうことに直面して、
今までの業務の中の改善の余地が
改めて見えてくるんですね。
黒川さんが入社されたときは
ちょうど変化の大きい時期でしたから、
大変だったでしょうね。

黒川

そうですね。
特に入社してしばらくは、もう少し
いろんな仕事を簡単なところから始めて
徐々にステップアップしていく
心づもりだったんですが、
しばらくして、ある日から
連結決算を担当することになって・・・。

岩田

ドンと机の上に置かれて(笑)。

黒川

なかなかそこまで
チャンスをくれる会社というのは
ないのではないかと思います。
今となっては、
本当にありがたいことだなと思いますね。

岩田

仕事の預け方が大胆ですよね(笑)。
松浦さん、どうですか?

松浦

やっぱり「人が少ないので、
簡単な仕事ばかりずっと
担当してもらう余裕がない」
ということだと思いますけど(笑)。
「渡すときは大胆に」というのは
あると思いますね。
そこで鍛えられるというか、
喰い付けたらすごく良い経験で
面白くなると思います。

黒川

あと、職場として雰囲気が良かったので
対応できたのだとも思います。
特に私のように、
外部から中途で入ってきた
人間が感じることですが、
みんな親切というか、協力的で
入りやすい雰囲気を作ってくれたり
いろいろ教えてくれたりするので、
そういうところに入れたというのは、
すごく良かったなと思っています。

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