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社長が訊く 〜任天堂で働くということ〜

目次

経理部編

Vol.8

取締役社長 岩田 聡 / 松浦 久美子 1991年入社 / 黒川 嘉方 2005年入社 / 鬼束 正則 1994年入社

5 出向経験から得られるもの

岩田

経理の人が分析力が鍛えられるという
もう一つの要素として、
「仕事の中で多面的視点が求められる」
というところにあると思うんです。

世の中では、出向ということに対して
必ずしもポジティブなイメージばかりとは
限らないんですけれども、
任天堂の経理部の人が
多面的な視点を鍛えられることの中には、
会計に精通している担当者として、
国内子会社や海外現地法人の
幹部のようなものを経験するといった、
キャリアの中に出向を経験する人が
多いということがあると思っているんです。
鬼束さんは国内子会社への出向を
2社経験されていますよね。

鬼束

おっしゃるとおり、私がまず
経理部で一番良かったと
思うことは出向ですね。
子会社2社、それも立ち上げに
行きましたので。
入社4年目で経験しました。

岩田

会社の立ち上げというのは大変ですけど、
「自分の身に力をつける」という点では
これほど実になることはないと思います。

鬼束

そうですね。
出向中は、経理だけじゃなくて、
総務や人事的なことも経験しましたので。
最初は私も出向してきて
何もわからなくて不安な中、
みなさんからの問い合わせが次々にやってきて、
右も左もわからずに逆に私の方が
パニックになることもありました。

今思えばあの頃大変だったけど、
管理的なポジションでしたので、
それだけ期待されていたという
ことなんですよね・・・。

岩田

4年目であっても、
管理系の幹部としていくわけですものね、
立ち上げなんてやったことないのに。
でも任天堂社員だとなると、
待ったなしで「あなたが決めてください」って、
否応なしに言われるわけで。
会社の中にいると
先輩が決めてくれるんですけどね。

鬼束

人事や総務の業務についても、
一から勉強して、役所に聞いたり、
怒られながらですね。
1社目のときはかなりそういう意味では
失敗もあり苦労しましたが、
おかげさまで2社目のときは
1社目の経験を活かせて
うまくいったと思います。
でもそこでの出向経験があったから今、
他の部署とのやりとりが
スムーズにできているのだと思います。

岩田

さっきのバーチャルコンソールの
プロジェクト立ち上げの話なんかは、
鬼束さんが以前の出向の経験がなかったら、
同じだけの力を発揮するのは
難しいだろうなと思うくらい、
前にやったことが身に付いているんですよね。

鬼束

出向者のもう一つのすごいご褒美が、
苦労する代わりに任天堂を外から見る経験が
できるということだと思っています。

岩田

私は何人もの出向経験者から
聞いたことがあるんですが、
「自分が外に出て辛かったことを思い出すと、
中に戻ってきてから外で困ってる人を見ると
助けずにはいられない」
ってみんなが言うんですよね。

鬼束

会社が違えば当たり前かもしれませんが、
任天堂と他の開発会社の方では、
考え方も物の見方も違うんです。
何が辛いかというと、
「どっちの味方なんですか、
我々の側に立ってくださいよ」
と言われて任天堂との板ばさみに
なったことですね。

そのときは大変ですが、今、振り返ると、
とても貴重な経験でした。
開発の仕組みがそこで初めてわかりましたね。

岩田

すごい近い距離で見えますから。
数字が語るだけじゃない見え方があるんですね。
経理部というのは
そういうチャンスの多い部署である、
というのがもう一つの特徴といえますね。

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