ニンテンドー3DSのタッチスクリーンはどうしてタッチすると反応するの!?

更新日:2016.8.17

ニンテンドー3DSのタッチスクリーンはどうしてタッチすると反応するの!?

いつも、ニンテンドー3DSのタッチスクリーン(下の画面)を使って遊んでいるけど、これってどういうしくみになっているんだろう?

タッチして選ぶ スライドしてものを動かす

ギモンを解決するカギは、ズバリ、タッチスクリーンの表面に隠されているのじゃ。

タッチスクリーンの表面にある2枚のシートにヒミツが!

ニンテンドー3DSのタッチスクリーンは、ゲーム画面の上に特別なシートが2 枚重なってできています。そしてこのシートには電気が流れています。

この2枚のシートは「電極膜」というんじゃ。

ふだんは2枚の電極膜の間にスキ間があいています。『スーパーマリオ3Dランド』の画面だよ

タッチスクリーンにふれると、上の電極膜が下の電極膜にふれ、2枚のシートを電気が流れます。スーパーこのはをタッチすると…

ニンテンドー3DSのセンサーが電気の流れを感知することで、タッチスクリーンが反応します。タヌキマリオに大変身!!

このように電気によって反応するしくみは「抵抗膜方式」と呼ばれているのじゃ。

ほかにもあるタッチスクリーンのしくみ

「抵抗膜方式」と同じくらい広く使われているのが「静電容量方式」です。このしくみは、スマートフォンなどで使われています。

画面の上には電極膜があります。「抵抗膜方式」では電極膜の間にスキ間がありましたが、「静電容量方式」にはありません。

画面にふれると、指と画面の間の電気が変化します。その変化をセンサーが読み取るとタッチスクリーンが反応します。

ちなみに「抵抗膜方式」と「静電容量方式」にはしくみ以外でも、下のようなちがいがあるぞ。

●抵抗膜方式・力が加わることで反応するので、どんなものでタッチしてもOK・タッチは同時に1か所しか反応しない ●静電容量方式・指などの電気を通すものでタッチしないと反応しない・同時に2か所以上タッチしても反応することができる

タッチスクリーンはいろいろなところで使われている

タッチスクリーンは、ニンテンドー3DSやスマートフォン以外に、Wii U GamePad やカーナビなどでも使われています。また、駅のきっぷの券売機や銀行のATM、図書館の本を探す機械など、みんなが利用する施設でも活用されています。

Wii U GamePad

カーナビ

きっぷの券売機

キミの身の回りでもタッチスクリーンが使われていないか、探してみるのじゃ!