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カスタムロボ ちょっといい話
第2回 最初のコンセプト作り

 今回、「カスタムロボ バトルレボリューション」を作り始めるに当たって(当時は「ゲームキューブ版」とか「GC版」とか呼んでいました)、最初に決めねばならなかったのが、どこまでロクヨン版を受け継いで、どれだけ新要素を入れていくかということでした。

 任天堂やスタジオフェイクさんと何度も打ち合わせをして、まずロクヨン版の「カスタムロボV2」をベースにするということはすんなり決まりました。V2はゲームとしてはよくまとまっていたので、これを根本的にひっくり返す必要はないという話になったのです。

 次に考えたのは、グラフィックをどうするかです。ロクヨンからゲームキューブになったということで、グラフィックが向上するのは当然として、その方針をどうするかです。
 任天堂のプロデューサーの方と話し合ったのは、せっかく大人のプレイにも耐えうる対戦ゲームなのだから、子供っぽいイメージをここで一度払拭してみてはどうかということでした。今まで気に留めてくれなかった人たちの目にも届かせたい、そう考えたのです。さらに、海外での発売も目標に入れました。「カスタムロボ」シリーズは、これまで一度も海外で発売されたことがなかったのです。
 グラフィックの方針変更については僕も悩んだのですが、せっかく新たにスタジオフェイクさんと組んで作ることにもしたのだし、これまでのファンの皆さんと同様に、新しい人たちにもできるだけプレイしてほしいということで、チャレンジする決心をしました。

 グラフィックの方針に続き、V2でできなかったことは何かと考えました。最初に挙がったのはやはり4人同時対戦モードでした。ロクヨン版でも「2on2」という4人プレイモード(今作では「タッグ戦」と改名)があったのですが、これはタッチしてロボをチェンジするというもので、実際に戦うのは常に一対一でした。
 ルールとして、最初からバトルロイヤルやチーム戦などのアイディアは考えていました。「カスタムロボ」のシステムに一番合ってるのはチーム戦だけど、ワイワイ楽しめるという点ではバトルロイヤルが熱いだろうと想像して、どちらも入れるつもりで作り始めました。この辺のお話は次回以降にまた詳しく書いていきます。

 さて、今回の更新情報です。

 まず「月刊任天堂」店頭デモビデオを公開しました。ゲームショップなどで見ることのできるゲーム紹介ビデオを、こちらでも見られるようにしました。すごくカッコいいです!
 テレビCMオンエアスケジュールも公開しました。どのテレビ番組枠で「カスタムロボBR」のCMが見られるか、これで一目瞭然です。バトル編とシナリオ編の2バージョンを見逃すな!(※「月刊任天堂」店頭デモビデオおよびテレビCMの公開は終了しました)

 ロボでは「メタルベアー」などを紹介しています。シリーズ一作目から登場しているおなじみのロボです。このロボはメタルグラップラー型といって、がんじょうで倒れにくいタフファイターです。動きが遅いので苦手な人もいたようですが、打たれ強さにものを言わせて突進するバトルスタイルは、慣れるとクセになります。是非一度お試しを。
 「リトルチック」は打たれ弱い代わりに移動速度が高いという、メタルグラップラー型と対照的なリトルレイダー型ロボです。可愛い系が好きな方にお勧めです。
 それから、「プレジャーヘッド」という全身顔面ロボを紹介しています。これは第1回で紹介済みの「シールヘッド」と同じファンキービッグヘッド型と呼ばれるロボです。いわゆる首がなくて顔と胴体が一体になったデザインのロボというのは、これまでのシリーズにはいませんでした。シルエットが他と大きく違うので、特徴が出しやすく、出して良かったなと思っています。
 中でもシールヘッド、通称タマちゃんはスタッフ皆のお気に入りです。ちょっと古いけどアザラシのタマちゃんのイメージです。オープニングムービーで主人公のやられ役に選ばれたのも、スタッフに愛されていたからです。一番あっさり情けないやられ方するんですが、そのやられっぷりも非常にキュートです。

 ガンでは、「レフト(ライト)ループガン」などを紹介しています。これは、これまでのシリーズにあった「レフト(ライト)アークガン」のように、弾がカーブを描いて曲がります。障害物のわきから相手を狙い撃ちできるのです。ただ、「レフト(ライト)アークガン」が中・遠距離に強かったのに対し、これは中・近距離で威力を発揮します。接近戦での壁を挟んだ攻防がこれだけ面白くなるガンは、これまでにありませんでした。これまた是非試してみてください。

 それではまた!


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