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カスタムロボ ちょっといい話
第7回 ホロセウム〜バトルフィールド〜の話
 今回はコマンダーたちが戦うバトルフィールド「ホロセウム」について少し書いてみます。

 皆さんはこのゲームをプレイしていて、ほとんどのホロセウムの大きさがそう変わらないことに気づかれたでしょうか? これは、言うまでもなくゲームをプレイするのにちょうど良い広さに作られているのです。広いホロセウムも狭いホロセウムも多少はあった方が良いということで、いくつか入れているのですが、基本的に同じぐらいのサイズで統一しています。
 このゲームの場合、広すぎるとカメラが引きすぎてキャラクターが小さくなり、遊びにくいということもありますが、何より武器の射程やロボの移動速度などから、このぐらいが追い込んだり逃げたりするのにちょうど良いのです。
 それと、ホロセウムは大抵四角い形をしています。これは相手を追い詰めやすくするために四角くなっています。例えば外周が丸くて「角」がないと、円周に沿って逃げやすく、逃げる側がちょっと有利になりすぎるのです。ときどき円に近い形状のホロセウムもありますが、その場合も大抵相手が外周に沿って逃げ続けることがしにくいよう、途中に障害物を置いて動きを止めさせるようにしています。

 また、今回対戦プレイを50回行なうと、「ダークスター」というホロセウムが出現します。隠しステージというほどでもないですが、“対戦の方にも目を向けてね”という意味を込めて、ちょっと特別な条件で出るようにしておいたものです。
 このダークスターというのは、フィールドがほとんど真っ暗で、障害物や外周がほとんど認識できないという意地の悪いホロセウムです。「カスタムロボ」シリーズではロクヨン版の一作目からずっと登場していて、ファンの方にはおなじみのホロセウムだと思います。ダークスターは、ロクヨン版一作目ではシナリオで悪のボスが使うホロセウムとして登場しました。
 「カスタムロボ」は、原則的に人間とCPU(コンピュータ)ロボが対等の条件で戦うゲームです。ただ、全部それで統一すると、対人戦はともかくシナリオモードにメリハリがつけにくいので、違法パーツという考えを入れました。ただ、一作目には違法パーツはあっても、違法ロボまでは存在しなかったため、ボスをさらに手ごわくするために、こんなホロセウムを考え出したのです。真っ暗で困るのは人間のコマンダーだけで、CPUは困らないからです。しかも、ほとんどテクスチャいらずなので作るのもメチャクチャ楽ですし(笑)。
 ダークスターはある意味、違法パーツ以上にずるい(腹の立つ)ハンディと言っても良いので、シナリオで登場させるにあたって、けっこう当時から嫌がるスタッフもいました。僕は、このぐらいならときどきあった方がゲームとして楽しいと思っていますし、ダークスターやパニックキューブ、プレアデスインパクトのような、ちょっとトリッキーなアイディアを考えるのは企画者として非常に楽しい仕事なので、どうしてもいろいろ入れたくなります。皆さんはこういうホロセウム、どう思われますか?

 今週の更新分は、「バトルテクニック」が第2回になります。障害物を使った戦い方を説明しています。「シナリオ攻略 旅立ち編」は第11章から。ポリス隊の大会編です。12章はバトルがありません。ストーリーの紹介だけになります。「シナリオ攻略 激闘編」は第3章です。

 それではまた。


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