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カスタムロボ ちょっといい話
第9回 サウンドのお話
 今回はサウンドのお話を少々。
 「カスタムロボ バトルレボリューション」でサウンドを担当していただく会社を決める際、コンペシステムを採用しました。コンペとは、“こんなサウンドの仕事があるので、請けてみたいと思われる会社や個人の方は、名乗りを上げてください”と募集をかけて、集まってくださった中から審査をして一社を決めるというものです。告知は当社ノイズのウェブサイトに出しました。ゲームタイトルは伏せた上で、大体の仕事の内容を掲載するのです。
 「カスタムロボ」シリーズはこれまでずっとスーパースィープさんという会社にお願いしていたのですが、今回はイメージを一新したいという強い考えがあり、スーパースィープさんにはあらかじめきちんとご説明をした上でコンペを行いました。
 結果、けっこうな数の会社や個人の方から応募がありました。各チームからいただいたデモCDを任天堂のプロデューサー、スタジオフェイクさん、ノイズとでじっくり聴かせていただき、今回のゲーム内容に合ってると思われるもの、もしくはこんな方向に持って行きたいと感じたものに絞り込んでいきました。
 中で一人、フランスのサウンドクリエイタから応募が来たのにはビックリしました。メールが全文英語なんです(さすがにフランス語では向こうも通じないと思ったのか)。普段海外とやり取りなんてしないので、すごい失礼な話なんですけど、最初はウイルスメールかと思ってしまいました。
 会社に海外担当者がいるわけでもないので、そこから僕自身が応募要項を伝えるなど何度かやり取りしたりして大変でした。結局、その方の作品が掲載されたホームページまで拝見するなどしたのですが、日仏の物理的な距離と言葉の壁も考えて、今回は厳しいかと判断し、選考から外させていただきました。ホントはこういうことも楽しそうだなぁと思うんですけど、海外チームと開発を一緒に行なった人の話を聞くと、一様に大変だと言いますね。
 それにしても、そもそもこの人は日本語オンリーのノイズのサイトでどうやって告知を確認したのでしょうか。

 最終的に、スタジオフェイクのディレクターの方が以前お付き合いのあったブレインストームさんに決まりましたが、これもプロジェクトで話し合い、総意として決定したものです。
 コンペというシステムは、社内で例えばデザインを決めたりするときによく使ったりしますが、一般に公募する形で行うというのは、ノイズでは初めての経験でした。これまで全く接点のなかった会社やクリエイタの方からご応募が来るというのがとても新鮮でしたし、いくつものデモCDを聴き比べてイメージを膨らませていけることも楽しかったです。サウンドに限らず、こうやっていろいろなチームとのコラボレーションを増やすことで、今後も自分たちの製品に幅、厚みを持たせていきたいと思うのです。
 その話で言うと、今回はサウンドコンペに留まらず、オープニングムービー制作にも挑戦しまして、これがまた熱い体験になりました。その話は次回しましょう。

 今週の更新です。
 「シナリオ攻略」の旅立ち編は、いよいよゼクスの本拠地へ乗り込みます。登場する敵も強くなり、ドラマも盛り上がるところです。激闘編は2on2バトルが登場です。「バトルテクニック」は、ポッドに関するテクニックを紹介しています。実はポッドも地上撃ちと空中撃ちで性能が変わることがあるのです! ここまで使いこなすことができたらキミも上級者の仲間入り、か!?

 それではまた。


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