ゲームクリエイターになりたいアナタへ!!
  ゲームクリエイターのお仕事
 
    サウンドクリエイター〜BGMや効果音を作るひと〜
情報開発部 戸高一生さんインタビュー
 

 
   
NOM: サウンドクリエイターのお仕事の内容について教えてください。
 

 
   
  戸高: ゲームのBGMや効果音を作るのがサウンドクリエイターです。サウンドクリエイターには、作曲スタッフとサウンドプログラマーというふたつの職種があります。
情報開発部 戸高一生さん作曲というのは、音楽を作る仕事です。グラフィックデザイナーが「デザイナーの仕事は絵を描く作業で、それを動かすのはプログラマーの仕事」というようなことを話していたでしょう? それとおなじで、純粋に音楽を作る仕事が作曲というワケです。プログラムにはタッチしない。
一方、サウンドプログラマーは、音楽をプログラムに換えてゲーム上で鳴らす仕事です。プログラムの知識が必要です。
 
ボク自身は作曲をやっています。最近では64DDの『タレントスタジオ』などを担当しました。ただ、スーパーファミコンのソフトを開発していたころは、サウンドプログラマーもやっていたんですよ。その経験があるから、プログラマー的な考えができるんですよね。現在も、サウンドの仕様を決めたりするのに役だっています。
グラフィックデザイナーもおなじようなことを言っていましたが、サウンドも制約のなかで作っていかなければなりません。音数などの制限のあるなかで、音作りをするのが仕事です。

タレントスタジオ画面1 タレントスタジオ画面2

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NOM: サウンド作りは、ゲーム開発のどの段階でスタートするのですか?
 

 
   
  戸高: かなりできあがっている段階ですね。動いているものを見て、効果音の必要なところを自分でピックアップして、それにあわせて音を作っていくといったカンジでしょうか。もちろん、「ここにこういう音をつけて」という指示もある程度は出ます。

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NOM: ゲームのための曲作りって、普通の曲作りとなにか違うのでしょうか?
 

 
   
  戸高: ゲームの曲って、聞くたびに違うんです。おなじ譜面の音楽が流れていても、プレイヤーのプレイに影響されて、毎回違うタイミングで効果音が入ってきたり、テンポが変わったり……。なので、テンポや楽器が変わっても、成立する音楽作りを心がけています。メロディーだけになっても聞ける音楽を作るようにしています。

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NOM: サウンドクリエイターになるには、どんな進路を歩めばいいのでしょうか?
戸高さんの場合はいかがでしたか?
 

 
   
  戸高: ボクが音楽をはじめたのは高校のころでした。コピーバンドをやっていたんですが、楽譜が市販されていなかったので、自分の耳を頼りにコピーしていましたね。CDを聞いて、ピアノを使って音を照らし合わせて……。そのうち、知らないコードなどが出てきて、もっと音楽のことを知りたいなぁと思うようになりました。
それで、音大に進学しました。専攻は、高2のときにはじめていたピアノと声楽。ピアノは、コードも弾けるし、音を見渡すことができるのでオススメの楽器ですね。音を見渡すというのは……たとえば、ピアノならこの曲は高い音が多いのか低い音が多いのかがわかるでしょう。だから作曲の際に「高い音が密集してるから、ここで低い音を一発かましたら安定するかも」なんて発想が出てくるんですよ。
 
情報開発部 戸高一生さんどうしてゲーム業界に進んだかというとですね、大学時代、まわりにゲーム好きの友だちが多かったんですね。そんな友だちが就職窓口で、任天堂の応募要項を見ていたんですよ。そして「コレはどう?」ってボクにも見せてくれたんです。それがきっかけなんですよ。
ボクは大学で、動きと音の関係を研究するゼミに入っていたんです。それってゲームにも結びつくところがあると思うんですよね。それで興味を持ちました。

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NOM: サウンドプログラマーも音大系の方が多いんでしょうか?
それとも、プログラマーだけに理工系なんでしょうか?
 

 
   
  戸高: 音楽に興味のある人ばかりですが、しっかりとしたプログラムの知識が必要なので、理工系のひとが担当します。

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NOM: ピアノがオススメという話が出ましたが、そのほかに使えるほうがいい楽器はありますか?
コンピュータゲームの音作りということで、機械の楽器が使えるほうがいいんでしょうか?
 

 
   
  戸高: 機械の楽器はとくに詳しくなくてもいいと思いますが、まったくできないというのもどうかと思います。生演奏がすべてではなく、機械でしか作れない音楽というのも存在するので、知っておいても損はない。ボクは個人的にやっていたんですが、その経験はいまに生きていると思いますよ。


 
ヒダリ ウエ ミギ