ゲームクリエイターになりたいアナタへ!!
  ゲームクリエイターのお仕事
 
    シナリオライター〜ストーリーを生み出す脚本家〜
情報開発部 課長 手塚卓志さんインタビュー
 

 
   
NOM: ゲームのシナリオを書くというのは、どういう作業になるんでしょうか?
 

 
   
  手塚: みなさんは原稿用紙に物語を書くみたいなことをイメージなさるかもしれませんね。確かに『マザー』シリーズなどでは、そういうカタチになっているみたいですが、私がかかわったゲームではそういうことはほとんどないですね。
作業的には、フローチャートを作るようなカンジです。話の大筋は企画の段階で決まってしまうので、それを紙切れ1〜2枚に話の流れをまとめ、あとで肉付けしていきます。
ただし、私たちのゲームというのは作っているうちにいろいろと変わっていくものなんですよ。だからシナリオはそのカタチにあうように、随時変えていく必要があるんです。それはシナリオにあわせてほかの部分を変更するよりも、シナリオのつじつまをあわせてしまうほうが作業量が少なくてすむということもありますし、あくまでも文章は“感覚”をおぎなうためのものだというスタンスをとっているからでもあります。コントローラを操作して遊ぶ感覚が優先で、シナリオを最優先させたりはしません。
ですから、最初っから臨機応変に対応できるような話を作るようにしています。『ゼルダの伝説』のようなシリーズものは、シナリオの流れが大切なので、できるだけ尊重しますけれども。

マザー2画面1 マザー2画面2

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NOM: シナリオライターになるためには、どんな勉強をすればいいのでしょうか。
 

 
   
  手塚: 情報開発部 課長 手塚卓志さんウチでは、シナリオライターとしての採用は考えていないんですよ。将来的にはわかりませんが、いまのところないですね。普段文章がうまくても、ゲームにあてはめたときにどうかということは面接の段階ではわからないんです。それなら、スタッフの中でゲームに合うよい文章の書けるひとを探すわけです。だから、プログラマーが理工系ならシナリオライターは文系……とか、そういう話にはなりません。別にシナリオを軽く見ているわけではありません。なにしろ私たちは文章に関しては素人ですから、ゲームのことをすごく理解したひとでよい文章を書けるひとであれば大歓迎です。
私自身も、芸術系の大学を経て、デザイナーとして採用されています。現在ではディレクティングをメインに、ゲーム開発に携わっています。
 
ちなみに、勉強のヒントになるかどうかはわかりませんが、私自身はゲームは子供のものと考えずに、おとなが見ても恥ずかしくない文章作りを心がけています。


 
ヒダリ ウエ ミギ