どーもくん どーもくん制作秘話 ディレクター インタビュー どーもくん
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吉田編集長
▲吉田編集長、株式会社ティー・ワイ・オーへ!


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ディレクター 合田経郎さん
こだわりを感じさせる独特なキャラクターを


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■どーもくんはなんの動物なんですか。
どーもくん[合田] 生きたシーラカンスみたいな存在ですね。氷河期が来る前にああいった生物がたくさんいたという設定になっているんです。その中で唯一生き残ったのがどーもなんですね。タマゴのまま氷河期前からずっと眠っていて、最近になってようやくパカッと生まれたという。本当に正直に言うと、NHK-BS 10周年のキャラクターだったので、その年だけのものだと考えていたんです。自分で設定は作ったものの、それが世に出るとは思わなかったんですね。まさか、こんなに人気が続くとは思わなかったんです。

■「どーも」という名前の由来は何なんでしょうか?
合田さん[合田] たまたま会社で仕事をしているときに、そばで電話をとった人が「ああ、どうも、どうも。この間はどうも」と言っていたんです。なにが言いたいのか全然わからないですよね(笑)。でも、「どうも」というひとことが「ありがとう」にもなるし「すいません」にもなるし、ちょっとおもしろいなあと思ったんです。

■いまや“どーまー”というファンまで生まれて、キャラクターとしての人気を確立しています。
どーもくん[合田] 本当に予想だにしない展開だったんですよ。先ほども言いましたが、ちょっと独特なものを作ろうと思っていたので、もともとはマニアックなキャラクターだったと思うんです。だけど、僕が想像していたよりも多くの人が好きになってくれて、驚きましたね。

■ どーもくんが登場するBSのスポットは短いお話になっていますよね。お話をつけることは最初から考えていたんですか。
[合田] そうですね。

■あのお話がなんともおかしいですよね。それから、どーもくん以外のキャラクターもいますが、みんな普通の動物ですよね。それはなぜですか。
ゲーム画面[合田] どーものいる場所は日本のどこかという設定なんです。それなのに、あまり見たことのない動物ばかり出てくると、ほかの星に見えてきますよね。イメージとしては日本のお茶の間なんです。最初にどーもの姿を考えたときに、暗い穴ぐらでテレビの明かりだけを受けて画面を見ている姿がなんとなく思い浮かんだんです。そのイメージを自分でも好きになったんですね。いたいけな感じがいいなあと思って。どーもが1人で住んでいるのもさびしいし、それで、穴に住んでいる動物はなんだろう?と考えたんです。うちでうさぎを飼っていたんですが、調べてみると、うさぎも穴に住んだりするんですね。そこで、こうもりやうさぎを入れてみたんです。

■では、うさじいのモデルは合田さんの飼っていたうさぎですか?
[合田] うーん、若干入っているかもしれませんね。

合田さん■どーもくんの映像自体は人形アニメですよね。あれはコマ撮りをしているんですか。
[合田] そうです。約1分を撮るのにだいたい10日から2週間くらいかかります。今回の撮影で20本目と21本目を撮りますから、今までで通算100日くらいスタジオに入ったことになりますね。1日に5秒から10秒くらいしか撮影できないんですよ。

■例えばCGなどではなく、手間のかかる人形アニメにしようと思ったのはなぜなんですか。
[合田] 平面のアニメーションではどーもの独特な感じが出ないので、それで、さまざまな議論の末、人形アニメーションという形になったんです。それがすごくよかったと思います。

■さて、ついにどーもくんがゲームになりました。合田さんとしてはどんなお気持ちですか。
[合田] かなり意外でしたね。こちらは作るばかりで、実際にどれくらいの人が喜んでくれるのかということはわからないんですよ。「本当に作っちゃっていいんですか?」という感じでした。

合田さん■実際にできあがったゲームを見て、どうでしたか。
[合田] やはり発売日が近づいてくると、ワクワクしてきました。『不思議てれび』には『不思議てれび』にしかないどーものチャーミングな味があるので、そういう作品が1つできてよかったなあと思います。
 (c) NHK・TYO

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