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『スターフォックスアドベンチャー』開発スタッフ インタビュー
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フォックス=ハリウッド映画という共通意識
今村N.O.M:かなりの大作だと思うのですが、制作は大変でしたか。

今村:2年間べったりやっていましたね。キャラクターも、最初はかなりイメージの違うものが上がってきたんですよ。それで、自分でモデリングしたものを提示してやり直してもらったり、上がってきたレンダリングイメージにレタッチをして修正を入れたりしました。そのやりとりがかなり長かったんです。
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後藤N.O.M:後藤さんはいかがですか。

後藤:僕はスクリプト関係を担当しました。64版の『スターフォックス』をもう1度見直すことから始めて、フォックスの世界観にあったセリフに修正していきましたね。ファンの人の期待を裏切らないように、フォックスらしいしゃべりにするのに苦労しました。
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ゲーム画面N.O.M:字幕の翻訳などもすべて後藤さんが担当したんですか。

後藤:最終的な字幕はスタッフみんなで話し合って決めましたが、最初の下訳は僕がやりました。あとは映画の字幕と同じで、英語を直訳しただけだと、音声に間に合わないんですよね。ですから、かなり大胆に書き直しをしています。

今村:僕がコンテに書きこんだ指示や、ゲームの仕様なども、全部後藤が訳して海外のスタッフに渡してくれたんですよ。
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N.O.M:専門の通訳や翻訳の人はいなかったんですか。

今村:いないんです。ゲームの通訳って、専門用語が飛び交うから、普通に英語ができる人をつれてきても訳せないと思うんですよ。
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N.O.M:センスみたいなものは、日本と海外ではやはり違うんでしょうか。

今村:センスに関しては、あまりギャップはないんです。向こうのスタッフもハリウッド映画が好きだったし、僕らも好きだったんですね。『スターフォックス』といえば、ゲームの中ではハリウッドの娯楽映画みたいなイメージがありますよね。そういう共通意識がお互いにあったので、デモや演出の面での大幅なNGはそんなになかったですね。


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新しく生まれ変わった『スターフォックス』
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フォックス=ハリウッド映画という共通意識
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ゲーム中のムービー数は約400本


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