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松永 浩志
松永 浩志
情報開発本部 制作部 制作課
3Dデザイン(オブジェクト)担当
1997年入社

OBJECT
1.ハードデザインからアートワークまで 個性豊かなデザイナー紹介


●松永さんはオブジェクトデザインを担当されているんですよね。これはどういったお仕事ですか。
ゲームに登場するもので、地形以外のものはオブジェクトといいます。キャラクターもオブジェクトと呼ぶことがありますし、例えばゼルダシリーズでいえば、宝箱やカギもオブジェクトです。僕の場合はキャラクターやキャラクターに付属するものを作っています。
 
●学生時代はなにを勉強していたんですか。
松永大学のときは工学部の中のデザイン学科で勉強していました。大学院になってからは総合造形を専攻し、もっと幅広くもの作りについて学びました。6年間を通してのテーマは、遊びとテクノロジーの接点を探るデザインです。大学の卒業研究では、組み上げた形がモニター上に表示され、アニメーションをするという積み木を作りました。これは自分でプログラムまで組みましたね。
 
●現在、具体的にはどんなお仕事をしているんですか。
最初に64DDの『タレントスタジオ』に関わりました。その後『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(ニンテンドウ64)のデモを少し手伝って、『ポケモンスタジアム金銀』(ニンテンドウ64)でキャラクターを担当しています。オリジナルのポケモンのデザインをもとに、それを立体化してアニメーションをつける仕事です。もとのデザインがあっても、3Dでモデリングしたあとは自分が命を吹き込むわけで、そこは自由にやらせてもらえました。とてもおもしろい仕事でしたね。その次は『マリオサンシャイン』のオブジェクトを担当しました。基本のマリオのモデルをもとに、服などをアレンジしたり、マリオが背負っているポンプやタル、雲なども作りました。また、マリオのアニメーションも作成しています。
『ポケモンスタジアム金銀』 『マリオサンシャイン』
 
●松永さんは学生時代にプログラムもやっていたわけですが、やはり入社前にコンピュータを勉強していたほうがいいですか。
松永プログラムといっても、本格的に勉強していたわけではないんです。ただ、知識はあったほうがいいとは思いますね。僕の場合はプログラムを少しかじっていたおかげで、プログラマに近い考えかたができるというのがメリットだったんですよ。やはりデザイナーはプログラマに自分のイメージを伝えることが大事ですから。
 
●趣味はなんですか。
バス釣りをやっています。会社の先輩と行って、ポイントを教えてもらったりしていますね。そのほかの趣味は買い物です。デジタル系の小物に目がなくて、PDA関係などは、おもちゃ感覚でさわっています。
 
●休みはとれていますか。
ええ。ソフトの発売前はさすがに忙しいですが、発売後はわりとまとめて休みのとれる部署なんです。長期で休んで旅行などに行っている人もいますね。
 
●出身は静岡ですよね。1人暮らしですか。
松永ええ。最初の3年は社宅に入っていました。僕が入ったマンションの2階は全部同期が入っていたんですね。みんなでなにかできないかと話していて、横並びにLANを組むことにしたんです。全員の部屋をLANケーブルでつないで、対戦ゲームやチャットを楽しみました。最後はそれが3階まで延びたんですよ。普通ではなかなかできない、おもしろい体験でしたね。
 
●後輩へのアドバイスはありますか。
アイデアだけではなくて、それを周囲のスタッフに説明する力というのが、デザイナーには必要ですね。就職活動のときも、自分の作品をいかにプレゼンテーションするかということが大切です。提出する前に友達に見てもらったり、作品を作った経緯を改めてじっくり考えてみれば、説得力のあるアピールができるのではないかと思います。

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