『どうぶつの森e+』開発者インタビュー リセットさん
・
・
・
・
【ページ:2】
・
人と人がつながるコミュニケーションを

N.O.M いままでのシリーズはどういう部分がおもしろいと言われていますか?
・
野上: 人によっておもしろいと言う部分が違う、というのがおもしろいところです(笑)。ほんとうに人によって楽しみ方が多種多様なんですよね。
・
江口: ゲーム画面家具集めばかりの人や、釣りばかりしてる人もいるし、デザインを描いてそれを人に見せることを楽しみにしている人もいるんです。「ここがおもしろい」というように一点に絞れないというのが、いままでにないゲームなんじゃないかなと思います。


N.O.M もともとこのシリーズを作ったきっかけというのは?
・
江口: 江口,野上もともとは64DDの企画から発生してるんです。そこから「大勢の人がひとつのフィールドでなにかをするゲームを」というふうになって。こんなようなゲームを作りたいよね、というアイディアはそれぞれちょっとずつあって、それを持ち寄って積み重ねていったんですね。
・
野上: つまりは「64DDを使った何か」というのが最初にあったんです(笑)。


N.O.M シリーズ自体のコンセプトはどういったものだったんでしょうか。
・
江口: ゲーム画面ひとつのフィールドに人が集まって…というところにつながるんですが、人と人がコミュニケーションを取りながら遊ぶというところの比重が大きいですね。そのためにはどういうシステムが必要か、というのをメインに考えながら作りました。


N.O.M あえてエンディングもストーリーもないゲームを出したのは、なぜでしょう。
・
野上: 作り始めるときに、もともとジャンルとかって気にしていなかったんですよね…(笑)。「RPGで」とか「アクションで」とか、いろいろ細かく決めてたわけじゃないんですよ。
・
江口: 江口「いままでにないものを」というのが、まず与えられた命題だったんです。ひとつのジャンルで言い尽くすこと、表すことができない新しいジャンル…というものを意識したんです。だけど実際は、パッケージにはジャンルを書かなきゃいけないわけです。ところがそういうものを考えてなかったんで、「なんて書けばいいかなぁ〜」って(笑)。
・
野上: 「しゃーないから“コミュニケーション”て書くか」と(笑)。


N.O.M 「コミュニケーションゲーム」というのは、人と人とのコミュニケーションを…という意味なんですね。
・
野上: そうです。最終的には人と人とのコミュニケーションに持って行かれるように、ぜんぶのネタを作ってあります。キミのところの家具と僕のところの家具を交換しようよ、とか。


N.O.M でも釣りばかりして遊んでる人もいるし、家具集めに精を出している人もいる、と(笑)。
・
野上: 野上そうですね(笑)。だけど釣りばかりしている人も、その人にしか見つけられない魚がいたりするわけです。家具ばかり集めている人も、その人じゃないと見つけられないものを持っていて、ある日そのふたりが接点を持ったときに、「あっ! そんなこともあるんや!」っていうような会話が起きますよね。そこでまた、ひとつのコミュニケーションができるんです。


N.O.M どうぶつたちのと会話って、すごく人間くさいですよね。
・
江口: これは実際の人間と話すときの練習というか、「コミュニケーションはこんな感じで楽しんでね」っていうのがちょっとあったりします(笑)。
・
野上: こういうようなことを話題にして欲しい、とか(笑)。
・
江口: ゲーム画面日ごろ思ってることとか、きょうこんなことがあったとか、そういういろんな会話をゲームのなかでも外でもしていってくれればいいなと。そのお手本になるためには、ゲームのなかでカワイイどうぶつがカワイイことばかり言っててもしょうがないかなということで(笑)。
・
野上: イヤなやつはイヤ、と(笑)。
・
江口: 小さいお子さんなんかが、どうぶつに言われたことでちょっとむずかしくてわからないことがあっても、そういうことはお母さんに聞いてくれたらいいんです。
・
野上: そこもコミュニケーションなんですよ。このゲームの話題でもいいんですが、人と人が接点を持ってくれたらそれでコミュニケーション成立なので。


N.O.M シンプルに人と人をつなげる媒体として、ということなんですね。
・
江口: ジョニーそうです。ジョニーのブラックジョークなんか、子供はわからないじゃないですか。子供が「おかあさん、こんなことをカモメがいってたけど?」って聞いてきて、お母さんが返答に困るっていうやりとりとかを想定して作ったりしてます(笑)。
・
野上: だからあえて、むずかしい部分を混ぜてたりしているんです。最後に持って行きたいのは必ず“コミュニケーション”という、その部分なんです。


N.O.M 人と人がコミュニケーションするゲームである、とユーザーは実際に認識していますか?
・
江口: 話を聞いてみると親子だったり友達だったり、知らない人どうしでもホームページ開いてそこでやり取りして楽しんでくれてるなとは思います。

ライン

<<【前のページへ】 【次のページへ】>>

・

「【ページ:1】カードeリーダー+との連動から広がる世界」のページへ
もどる
「『どうぶつの森e+』開発スタッフ インタビュー」のトップページへ
「【ページ:3】自分でオリジナルの遊びかたをどんどん発見していって欲しい」のページへ
・