この展覧会は、全てのファミコンソフトが集まっている、という部分も見物ですが、やはりファミコン世代としては『ラスト・ファミコン』の姿がひときわ印象的。
製造番号『HN11033309』。ガラスケースのなかに、最後の最後に製造されたその1台が展示してあります。 |
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これ1台はただの機械なのに、それでもじっと見つめていると感慨深いものがこみ上げてきます。
TVゲーム生誕20周年のまさにその年に、ファミコンが製造中止…そんな幕切れを象徴するかのようなファミコンの姿がそこに見て取れる気がするのは、私だけでしょうか。 |
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ちなみに、全ての展示してあるハードは電源が『ON』になっているんだそう。そして、このラスト・ファミコンだけが『OFF』にしてあるという、ちょっとせつない仕掛けがコッソリ隠されていました…。 |
ほかにも、順路の矢印にマリオのシルエットが使われていたり、普段はうかがい知ることのできない工場の製造ラインの映像なんかも流されていて、貴重な資料が目白押しと言えそう。 |
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来館するお客様の年齢層は意外にバラバラで、子供さんから大人まで、それこそ老若男女が展示物に見入っていましたよ。すでにTVゲームは『文化』として浸透しているんだな、と深くうなずいた一日でした。
『レベルX』は2月8日までの開催ですから、まだまだだいじょうぶ。誘い合って、みんなで遊びに行きましょう! |