Nintendo Online Magazine 2006-March-No.92 ゲーム画面
ゲーム画面
『Contact』プレイレポート
パッケージ写真

ニンテンドーDSソフト ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
発売日:2006年3月30日 希望小売価格:5,040円 ジャンル:RPG プレイ人数:1人
発売元:マーベラスインタラクティブ
上下に並んだそれぞれのディスプレイで異なる2つの世界が存在するという、いままで見たこともないような独特な設定のRPGです。おたがいの世界はグラフィックも異なっていて、まるで別々のゲームが上下でドッキングしているような雰囲気。色々なRPGをクリアしてきた編集長も、こんな世界設定は初めてです。だからストーリー展開がどうなっていくのか興味津々!単なるヘンテコなゲームなのか、それとも、その裏側にはハイセンスな狙いが潜んでいるのか、さっそくチェックしてみましょう。
ゲームの内と外で展開する奇妙な三角関係
ゲーム画面 いやー、じつに新鮮。こういうパターンでくるか、というオープニングでした。まずメインの人間関係を整理して説明すると、ドットでカクカクしたファミコン風の上画面にいるのが科学者であるハカセと愛犬のニャンニャンです(犬なのに?)
ハカセ ハカセはなぜかプレイヤーの存在に気づいていて、下画面にいるチェリーという少年とコンタクトを取らせろと、こちらに呼びかけてきます。ついでに、こちらの住んでいる場所や好きな食べ物、趣味なども聞いてきて、なにやら画面内のハカセと本当に会話している気分。

そして、チェリーはハカセの誘いで冒険へ旅立つことに。いわばハカセがゲームのナビゲーターで、チェリーがゲームの主人公、そしてプレイヤーが2人の仲介役というところでしょうか。
この三角関係、ハカセが画面の手前にいるプレイヤーの存在を知っているというのがポイントですね。従来のRPGのように自分の分身となる主人公キャラを操作している感じというよりも、ニンテンドーDSを使って『コンタクト』の世界に生身の自分が参加している気分になってくるから不思議です。

冒険の目的は世界中にちらばっているエレメントを集めてハカセに届けること。エレメントは敵がいるダンジョンの奥深くに隠されています。
バトルは敵と味方が交互に攻撃をくり返すオートバトルだからとってもカンタンです。経験値やレベルというものはなく、走りまわったり、敵に攻撃を加えたり、逆に敵からダメージを受けたりすると、関係する各種パラメータがアップしていきます。
敵を倒したときには武器として使えるアイテムを落とすこともあるので、距離をおいて逃げながらダンジョンの奥をめざすよりも、どんどん戦ってチェリーをきたえながら冒険を進めるのが正解ですよ。
独特なゲームシステムにはやりこみ要素が満載!
プレイをしていて感心したのが、通常のボタン操作に加えて、すべての操作をタッチペンだけで行える点です。
キャラの移動もスムーズだし、各種情報ウインドーを切り替えていくときにもタッチペンで直感的にできるんですよね。だからニンテンドーDSを床やテーブルの上に置いたスタイルでも気軽に遊べます。

そして、タッチペンを生かしたアクションで注目なのがシールシステム。冒険に役立つ色々な効果を持ったシールが登場します。
シールを使うときはカドからこすってペリペリとはがしたり、その反対にゴシゴシとシールを画面へ貼り付けるようにタッチペンを動かすのがおもしろい!
チェリーの各種パラメータをアップさせるシール(最大4枚まで装備可能)は、はがして効果をチェックする前にセーブしておくのをオススメします。はがすたびに中身がランダムに変わるので、自分の欲しかったアタリシールが出るまでリセット&ペリペリですよ。
ゲーム画面
チェリー 本編とは別に、短い時間で楽しめる寄り道的なイベントが多いのもうれしい。チェリーがおぼえる料理や釣りはもちろん、セーブ中にはハカセの愛犬であるニャンニャンの育成もできます。
無線LANを使ったニンテンドーWi-Fiコネクションにも対応しており、他のプレイヤーとも"コンタクト"することで特定のイベントが登場することも。

あえて2画面で別々の世界を描くという大胆な設定をはじめ、ゲームシステムも独特です。だけど、ヘンというよりも味がある、いい意味で個性的なRPGだと思います。

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