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田邊:僕のチームは外部の方と組む形でゲームを作っているところなのですが、マリオやゼルダにまともに勝負しても勝てっこないから、それなら任天堂らしいとかではなく、みんなが見たことないようなゲームを作ってやろうといつも思っているんです。 |
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白川:色々ウチの会社からダメだしがでましたもんね。「アレはだめ、コレもだめって(笑) でも、それでも凝りずに「じゃあコレはいいの?ここをこうすればどお?」とかかなりくってかかりましたね。 |
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工藤:そういう意味では白川さんが噛み付いてくれたおかげで、僕らは仕事はやりやすかったです。ヘンに「任天堂さんのゲームだからこの辺は……」みたいな手加減は良くないですから。 |
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田邊:はっきりいって、自分でもよく、こんな濃いゲーム、ウチで作れたなと思いますよ(笑 |
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工藤:そうですか?普通ですよ。キャラクターデザインを取っても、コックは普通にコックさんじゃないですか。 |
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白川:また、そんな一番普通そうなキャラもってきて・・・でも一見普通でも、仲良くなる前の挙動とかはあきらかに、普通じゃないですけどね(笑)。私としてはチコとチコママは衝撃的でしたけど。 |
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津田:ほらまた言葉が足りない(笑)。衝撃的に良かったの?悪かったの? |
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白川:・・・良いとか悪いとかって言うより、今までみたどのキャラよりもインパクトがありましたね。 |
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倉島:でも、ボツになった設定とかも多いですよね。今だからシェフは普通にタウンにいますが、最初は畑にコック帽だけ出して埋まっていて、それをチンクルがひっこぬくと「野菜の気持ちを知ろうとしてたのに!」とか怒り出すとかって設定でしたよね。 |
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白川:それすんごい私のツボです!次回作でそれ使いましょーよ!! |
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白川:なんですか、その弱気な態度は!もし今回100万本とか売れたら絶対ありますよ! |
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倉島:あっ、でも、サントラとか出せたら嬉しいかも? |
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津田:手前ミソですけど、BGMはいいですよ。ネタでちょっとゼルダを参考にしたところはあるけど、気にしすぎるとチンクルっぽさがなくなっちゃうし、全体的にはオリジナルを心がけましたし。 |
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工藤:最初はチンクルらしい声にしようと頑張ってたけど、後半はもう素だったよね。 |
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津田:スタジオというか、何でも部屋というか、なんせ隣の部屋です。 |
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工藤:ボツになって今はゲーム入っていませんが、途中でどう考えても普段の倉島の話し方そのままだろ!みたいなのもあって、その時はチンクル=倉島に見えてました(笑) |
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津田:チンクルのキメ台詞の「くるりんぱ」だけは任天堂さんが以前から使用していた素材を使わせてもらって、バトルのときのうめき声とかは、なかなかがんばってた。 |
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田邊:それにしても、全然知らなかったですね。でもバトル時のSEなんかほんとサイコーですよね! |
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