インテリジェントシステムズ 特別レポート

今号でプレイレポートをお届けした『ファイアーエムブレム 暁の女神』。この『ファイアーエムブレム 暁の女神』を主体となって任天堂と一緒に開発を進めたのが株式会社インテリジェントシステムズ(以下、イズ)さんです。


この会社名、意識したことがなくても、任天堂のソフトを昔から遊んできた方は、きっとどこかで目にしたことがあるはず。「ファイアーエムブレムシリーズ」、「ファミコンウォーズシリーズ」など手ごたえのあるゲームを昔から任天堂と一緒に数多く生み出してきた会社です。
そのイズさんが2006年の12月に設立20周年を迎えました!


今回のN.O.Mでは、イズさんの設立20周年とシリーズ10作目となる『ファイアーエムブレム 暁の女神』の発売を記念して、イズさんの歴史とお仕事について迫ります!


インテリジェントシステムズってどんな会社?

◆縁の下の力持ち
イズさんは大きく分けて2つのお仕事をされています。
1つは主に任天堂ハードウェア向けに発売されるソフトの開発。
もう1つはソフトの制作会社さんがソフトを作る際に使う開発用の機材やソフトの制作や販売です。
この2つを両方行っている会社はゲーム業界でも珍しいんだとか。


◆設立20周年!
イズさんは去年の12月で設立20周年。
ファミリーコンピュータの発売が24年前の1983年なので、ファミコンの発売直後から日本のゲーム業界の根っこの部分を支え続けている会社なのです。


◆会社の所在地はなんと...
現在の住所は京都市東山区福稲上高松町...
実は、これ、任天堂の旧本社の敷地の一部です。
任天堂の建物の一角を使ってお仕事をされています。
すぐに顔を合わせて打合せできるのでソフトの開発にとても便利なんだとか。


◆会社の愛称は?
インテリジェントシステムズさんは、任天堂の関係者からは「イズさん」という愛称(?)で呼ばれているそうです。英語で書いたときのINTELLIGENT SYSTEMSの頭文字をとって「IS」だからイズさん、ということなんでしょうか?


任天堂ソフトウェアで振り返る インテリジェントシステムズの歩み

イズさんが開発したソフト、開発に協力したソフトでイズさんの歩みを振り返ります!


インテリジェントシステムズのおススメの4作

◆ファイアーエムブレムシリーズ

ゲーム画面 ファイアーエムブレムシリーズは、イズさんが企画はもちろん、キャラクターデザインや音楽の制作も担当するなど、他のタイトルと比べても、開発に深く携わっているロールプレイングシミュレーションのシリーズです。
壮大な物語や、キャラクターを育てる楽しさ、戦略性に富んだシミュレーション要素などを味わえ、現在までに10作品が発売されています。

今ならこちらでプレイ!

◆Wii「暁の女神」
◆バーチャルコンソール「紋章の謎」、「聖戦の系譜」


ゲーム画面◆ファミコンウォーズシリーズ
ファミリーコンピュータ向けに発売された『ファミコンウォーズ』からイズさんが担当されてきた戦略シミュレーションのシリーズです。
ゲームボーイアドバンスで発売された『ファミコンウォーズアドバンス1+2』やニンテンドーDSで発売された『ファミコンウォーズDS』などでは、イズさんの味付けがさらに加えられるようになりました。


今ならこちらでプレイ!

◆ニンテンドーDS「ファミコンウォーズDS」


ファミコンウォーズDS (C)2005 nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

◆パネルでポン

ゲーム画面「新しいパズルゲームを」という任天堂からのリクエストで、最初はスーパーファミコン向けとして開発されていました。
横にならんだパネルを入れ替えてそろえるだけのカンタンルールながら、発売当時から根強いファンを持つ、テトリスやドクターマリオに並ぶ任天堂のおススメのパズルシリーズです。
2007年4月にはニンテンドーWi-Fiコネクションに対応した新作がニンテンドーDS向けにもついに登場します!


今ならこちらでプレイ!

◆ゲームボーイアドバンス「ドクターマリオ&パネルでポン」
◆ニンテンドーDS「パネルでポンDS」(2007年4月26日発売)


◆ファイアーエムブレムシリーズ

ゲーム画面紙芝居のような世界の中で、ペラペラのマリオたちが繰り広げるロールプレイングアクション。
おなじみのキャラクターたちが個性いっぱいに活躍するこのタイトルの開発にもイズさんが大きく関わっています。
最新作『SUPER PAPER MARIO』も、2007年4月にWii用ソフトとして発売予定です!

今ならこちらでプレイ!

◆ニンテンドーゲームキューブ「ペーパーマリオRPG」
◆Wii「SUPER PAPER MARIO」(2007年4月19日発売)


縁の下の力持ち!インテリジェントシステムズのもう1つの顔

このようにファミリーコンピュータ以来たくさんのソフトを開発してきたイズさんですが、実は知る人ぞ知るもう1つの顔があります。

それは、任天堂ハードウェア向けのソフトの開発支援ツールの製作・販売とそのサポート業務。開発支援ツールとは分かりやすく言うと、開発者がゲームを作る時に使用する道具のこと。ゲーム中のキャラクターを主役、ゲームを作る人を裏方さんとすれば、イズさんは裏方さんの裏方さんといったところでしょうか。
この開発支援ツールの制作をイズさんでは、なんとファミコン発売当初から続けられていらっしゃいます。ファミコン時代のツールは市販のパソコンのような機械に手を加えて作っていたそうです。
ニンテンドーDS向けのソフトは、日本国内では、ほとんどのソフトメーカーでイズさんが製作した開発支援ツールを使って作られているとか。ということは、あなたの遊んでいるあのヒット作も、イズさんの開発環境があってこそ生まれた、なんていえるかもしれません。

さらに、任天堂のゲーム開発やソフトの開発支援ツールの製造を通して培ってきた技術を使って、これら以外にも新しい試みをどんどん始められていらっしゃいます。
例えばその1つは、昨年11月に東京で開催された"スーパーエッシャー展"(現在は終了)。この展覧会では特別に作られた鑑賞用ガイドソフトを使って、ニンテンドーDSのタッチペンを使いながら展覧会をめぐることができました。このガイドの製作にもイズさんが協力されています。


インテリジェントシステムズ社長からのメッセージ

代表取締役 北西 亮一

インテリジェントシステムズを設立して20周年を迎えることができました。これも私たちが作り出したゲームを遊んでいただいているお客様のおかげと感謝しております。
会社を始めたころはほんの数名のスタッフで、悪戦苦闘の日々でしたが、今では百人を超えるスタッフが任天堂と一緒になって複数の大きなプロジェクトを動かせるようになりました。任天堂は常に、もっともっと良いものを創り出そうとしておられるので、私たちは時間がかかっても、いただいた課題には何とかして応えたいと思っています。
これからも私たちは、任天堂とともに長い蓄積の中で生まれたノウハウを生かして、お客様のニーズにお応えできるゲームを創り続けていきたいと思っております。


 株式会社インテリジェントシステムズ
 代表取締役 北西 亮一