『FOREVER BLUE フォーエバーブルー』開発スタッフインタビュー

6.海を彩る様々な要素

BGM

山上:私たちが『フォーエバーブルー』の海に対して感じたのは“神秘性”や“かよわさ”でした。非常に繊細でまだ幼さが残るヘイリーさんの歌声はぴったりでした。

三原:癒やしに音楽という要素は欠かせませんからね。

俵:今回はゲーム用に新しい楽曲を作るというアプローチではなくて、皆さんの記憶に残っているような楽曲を聴かせることで生まれる安心感を重視し、クラシックを中心に9曲収録しています。

山上:ヘイリーさんの楽曲を採用することになったあと、プレイヤーの方からすると、自分はこの曲を聴きながら潜りたい、という方もいるのではと思い、自分で用意したMP3も流すこともできるようにしました。

三原:この話が出たのが開発終了間際で、最初はスタッフ間でも組み込めるのかどうかさえ心配していました。結果的には成功できて本当にホッとしています。

山上:アリカさんならやってくれると信じていました。


カメラ

ゲーム画面倉林:カメラにはピントやしぼりを変えられるなど、様々な機能を設けてあります。画面を単純に取り込むだけではない、従来とは一味違う写真が撮れるはずです。

三原:たまにすごい写真が撮れてしまうときがありますね。ダイビング雑誌にこっそり送ってもイケるんじゃないかと。

倉林:エナガトゲトサカという柔らかい珊瑚がいるんですけど、そこにハナダイという小さな魚が並ぶとすごく綺麗です。実際にもよくある組み合わせです。ちなみに、撮影の基本としては魚の目にピントを合わせるといい写真が撮れます。

大久保:スタート地点のラグーンでの撮影が好きです。少し上向きのアングルで太陽光が入るようにするといいですね。

千葉:変わったところでは深海魚をオススメします。撮影場所は深海なので、スポットライトを当てての撮影になります。露出が飛び気味になって、いつもとは違った雰囲気で写ります。姿がユニークな生物ぞろいですし。

山上:深海は周囲が真っ暗なんで見失うと次にいつ会えるかわかりません。深海魚もそうですが、滅多に出会えない魚や絶好のアングルを見つけたときは、すぐに撮らないと!と思うんですが逆に焦ってしまって、結局、魚を後ろから見た写真ばっかりなんて経験もあります。

ゲーム画面渡邊:このカメラなんですが、海の中だけでなく、船の上でも使えたりします。船上に居ついているペンギンをなでたりしてリアクションを引き出してからアップで撮ってみたり、トレーニング中のイルカやシャチも撮ることができますよ。

俵:サメを撮るのがけっこう面白かったですね。目の前で口を開けているアングルは実際なら食べられているんでしょうけど、『フォーエバーブルー』では安全です。


ニンテンドーWi-Fiコネクション

ゲーム画面山上:「彼女といっしょに潜れたら楽しいよね?」というシンプルな動機からスタートしたんですよ。

三原:フレンドリストに登録している友達の海へ遊びに行って、そこでいっしょに潜るという形になります。どのプレイヤーの海へ遊びに行っても同じ地形ですが、プレイ進行状況で季節が変わりますし、自分の知らない場所を相手が知っている場合もありますので、自分だけのスポットを教え合うなんてこともできます。

俵:実際のダイビングと違って、海に潜ったあと、それぞれが勝手な方向に進んでも構いません。

倉林:コミュニケーション手段としては、十字ボタンを使って定型文を送る簡易チャットと、水中ペンを使って直接画面に書き込むという2種類の方法があります。

渡邊:水中ペンは楽しいですよ。筆談以外にも色々な遊び方ができると思います。

ゲーム画面ゲーム画面

三原:カメラはWi-Fiでも使えるので、水中ペンで合作したものを記念撮影もできます。なぜだかわかりませんが、みんなお互いを撮ろうとするんですよね。余談ですが、相手を撮ろうとしたときに驚いたのが、カメラを撮影しているキャラクターモーションがいつの間にか入ってたんですよ。1人用では絶対使わないのに。


開発スタッフインタビュー