開発スタッフインタビュー

[プロデューサー 坂本 賀勇:好きなカード アンノウン]今だからこそもう一度提案したい『カードヒーロー』という遊び
●発売日:2007年12月20日●希望小売価格:4,800円(税込)●ジャンル:高速カードバトル●プレイ人数:1〜2人●ニンテンドーWi-Fiコネクション対応
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N.O.M 前作から7年。今のタイミングで開発することのきっかけは?
坂本:

まず制作者として『カードヒーロー』は、ぜひもう一度やりたいタイトルでした。前作を支持してくれた方がたくさんいて、自分たちとしても十分に遊んでもらえている手ごたえはあったので、この遊びを再提案する機会をうかがっていたんです。今の小学生って、前作の当時は赤ちゃんだったわけですよ。そんな子供たちに『カードヒーロー』を遊んでもらいたい!という気持ちが強かったですね。
ただ、こういうものは、きっかけがないとなかなか踏み出せません。今回ディレクターをした百瀬は前作の熱狂的な(笑)ファンなんです。その彼が「やりたい」「作りたい」と言い出してくれたのが大きかったですね。それに、カードゲームというジャンルも一時期のブームも現在では一段落し、別の形でお客さんの間で定着しているかな、という感覚もあって。

N.O.M DSというハードの存在も影響しましたか?
坂本:

それは大きいですね。
タッチパネルが使えますし、2画面になって画面の情報量が増え、演出の幅も広がりました。通信対戦も気楽にできますし、ニンテンドーWi-Fiコネクションを使えば、全国のプレイヤーとも対戦できます。続編というのは条件が整わないとなかなか出せないものですから、開発者としてやりたいことが実現できるマシンとしてDSがあったこと、さらにそこに前作が大好きという熱意のあるスタッフが揃っていたことが、大きかったですね。
今日はこの後、4人のスタッフに登場してもらって担当した部分を語ってもらいます。シナリオを担当してくれた渡邊からは、分かりやすいルール説明を作るための苦労話が聞けると思います。今作ではデザインは前作の雰囲気も残しつつ大きく変更していますが、そのあたりは森澤と宮本から、そして最後にゲーム全体を、さっきも紹介した前作のファンでもある百瀬から語ってもらおうと思います。

N.O.M 従来のルールに加えて、新たに手持ちのカードが2枚で遊べる「スピードバトル(※)」が加わりました。
坂本:

スクリーンショット:スピードバトル実は「スピードバトル」がなければ、DS版の開発はありえなかったと思います。
今作をリリースするためにはカードヒーローの楽しさや旨みの部分に、誰もができるだけ早く到達できるためのツールが絶対に必要でした。では実際にどういう形で作ろうかというのを考えた結果、モンスターカードを2枚ずつ出しあって戦う、「2×2」の今のデザインになりました。奥の深いゲームというのは迷いどころが多いのが醍醐味になるわけですが、その分敷居が高くなってしまう。じゃあ、最初に触れるルールは迷いどころを減らしちゃえと、思い切って考える要素を少なくしたんですね。
もちろん、ここを通過してジュニアルール、シニアルール、プロルールを遊ぶわけですから、手軽に遊びながら『カードヒーロー』を本格的に遊ぶための知識が身につかなければなりません。さらに戦略性の奥行きも必要です。そのあたりは序盤のルール説明が丁寧にできているおかげですので、詳しい話は次に登場する渡邊に譲ります(笑)。

※スピードバトル:
DS版から新たに加わったシンプルに遊べるルール。2体ずつのモンスターを操作して、勝負する。

N.O.M 『カードヒーロー』の面白さってズバリなんでしょうか?
坂本:

スクリーンショット:カードの内容カードゲームといえば、カードに書いてあることをいかに読み砕いて使いこなすかが勝負というところがあります。『カードヒーロー』の場合、必要なのは熟練というよりもっと日常的な感覚による、ちょっとした応用力や、ひらめきなんです。ですから、カードゲームをやったことがまったくない小学生でも大人でも構えずに入ってきてくれさえすれは、独自のセンスを駆使して楽しく遊んでもらえると思います。 自分のひらめきを自慢してみたり、人の予想外のひらめきに「やられた!」と思ってみたり…と、どんどん仲間を増やして、『カードヒーロー』の世界を楽しんでいってほしいですね。
あと、今回は私も久しぶりにゲーム制作の現場にかなり入り込みました(笑)。各カードの解説文のひらがな化を、「任せてくれ」と言って全部書きました。思ったより大変だったので、少し後悔もしましたけど(笑)。

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