N.O.M Nintendo Online Magazine No.130 May 2009

グーの惑星 開発スタッフインタビュー

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NOM

グーの惑星は北米やヨーロッパで先に発売されましたが、評判はいかがでしたか?

ロン

『グーの惑星』は、昨年多くの賞をいただく栄誉を得ました。
多くの人にこのゲームを気に入っていただけたことで、喜びで一杯でした。
『グーの惑星』は、インディペンデント・ゲーム・フェスティバルでイノベーション賞と優秀技術賞の2つの賞を獲得しました。
インディペンデント・ゲーム・フェスティバルというのは、サンダンス映画祭のゲーム版のようなものです。
今年開催されたゲーム・デヴェロッパーズ・カンファレンス(米国で開催されるゲーム開発者向けのイベント)でも、このソフトは2008年の最優秀ダウンロードゲームに選ばれました。

お客様からの反応の中で、私が特に気に入っているのは、ある少年からのステキなお手紙で、その手紙には彼がデザインしたステージの絵が描かれていました。とても心温まるお手紙でした。

カイル

性別を問わずご年配のお客様から、『グーの惑星』で子どもに返ったような感覚になったというお手紙をいただいたのは、すばらしい賛辞でした。

NOM

『グーの惑星』の世界観を織り成すギミックや、いろんな種類のグーを考える上で大切にされたことは何でしょうか。

カイル

プレイをするみなさんが、それぞれの新しいステージを始める際に「わあ!(すごい!)」と言ってもらえるようなものにすることを目的にしていました。
各ステージはそれぞれ非常に独特で、他のステージでしたのと同じことを別のステージでもう一度してもらうようにお願いするということはありません。

それぞれのステージは、ストーリーの小さな一片を伝える手助けをしています。
ゲームを進める中でカンバン書き()に会うでしょう。
カンバン書きはあなたにメッセージを残していきます。
カンバン書きは、ためになるメッセージを残したように感じるときもあれば、そうでないときもあるかもしれませんね。

)カンバン書き…ゲーム中には無数のカンバンが登場し、プレイヤーは、カンバンに残された、カンバン書きからのさまざまなメッセージを読むことができます。

NOM

Wiiウェアとして開発がスタートしたのはどうしてですか?

カイル

私たちは、優れたゲームを作るために、何ギガバイトもある3Dアニメーションや高解像度のグラフィックは必ずしも必要ないという考え方に賛成です。
実際に、ソフトのサイズに制限があったおかげで、私たちはよりクリエイティブになれました。
大好きなゲームの1つに、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』がありますが、たった1メガバイトのスペースに収まってるじゃないですか!

また、Wiiのゲームとして制作したことで、4人のプレイヤーが協力してプレイできるようになりました。
Wiiリモコンがあれば、いつでも新たなプレイヤーが参加することができますし、いつでもやめることもできます。
パーティーなどで、4人プレイをするのはとても楽しいですし、また、みなさんのボーイフレンド/ガールフレンドがプレイに慣れていない場合に、彼/彼女を手伝ってあげるのにもWiiはぴったりでしょう!

ロン

小さなチームでの仕事では、大規模なチームで仕事をするのと比べて、より素早く行動できます。
そのおかげで、急な変更にも対応でき、デザインに関してより大きな挑戦が可能になり、そして一般的に、より多く実験をすることができると思います。
膨大な企画書は必要ではなく、最終的なゲームのかたちは、あらかじめ作成した企画書よりは、むしろ開発の過程で得られます。

NOM

音楽についても教えてください。

カイル

ゲーム内の楽曲は私が作曲しました。
ほとんどの楽器の音は合成して作りましたが、感情や暖かみを加えるために、ところどころで生の演奏をミックスしています。
ドラムの音は箱や椅子を強くたたいて作って、コーラスはマイクを設置したベッドルームに友人たちと集まって歌っています。

音楽は、北米やヨーロッパでもとても楽しんでもらえたようです。
日本のみなさんとも分かち合えることができればうれしいです!