N.O.M 2009年12月号 No.137
『530 エコシューター』開発スタッフインタビュー
『530 エコシューター』開発スタッフインタビュー
株式会社インテリジェントシステムズ ディレクター 生野敦士さん アシスタントディレクター 安藤武さん アートディレクター 法本和仁さん任天堂株式会社 プロデューサー 田邊賢輔 コーディネーション 田端里沙 デバッグ 長谷川慎
通訳からゲームデザイナーに!?

開発のきっかけや、空き缶を撃つという発想はどういうところから出てきたんですか?

田邊

最初のきっかけと言うと、何時になりますかね?今回中心になって開発された生野さんは、元々はソフトの開発をされていた方じゃないんですよ。私と田端が最初にお会いしたのは、通訳のお仕事をお願いした時でした。

生野

ちょうどニンテンドーDSの立ち上げの頃で、ツール関係の海外サポートをやっていたんですよね。組み立てとか販売とか。

田邊

アメリカには、どのくらい住んではったんでしたっけ?

生野

16歳の頃から28歳までアメリカでしたね。

田邊

それで『メトロイドプライム2』の時に通訳者として、お仕事をお願いしたわけです。半年間くらいの間、何度もテキサスのレトロスタジオまで一緒に行っていただいて、当然英語はペラペラですから会議の席でガンガンに活躍していただきました。

生野

その後、ゲームの作り方もまったくわからない状態だったんですけど、社内で企画書の書き方の勉強会みたいなものがあって、ちょうどWiiの企画を立てようということで書いてみて。

田邊

バランスWiiボードを使ったソリすべりのゲームの企画もあって、そっちも面白そうだったんだけど、Wiiザッパーで何かやらない? ということになって。ファーストパーソン・シューティング(※)だけども、人は撃たないようにしよう。空き缶やったら、大丈夫だから、あとは生野さんお願い! という感じです。

※ファーストパーソン・シューティング……「First Person Shooting」、略称で「FPS」とも。主人公の一人称視点でゲームの中の世界を移動し、武器などを使って戦うシューティングゲームの一種。

生野

それからが大変でしたね。空き缶でどこまでできるんだろう、もうちょっと別のものを増やしてもらえないかなとか(笑)